脂の乗った新譜が続々リリース! 今が聴き頃のロックナンバー5曲

脂の乗った新譜が続々リリース! 今が聴き頃のロックナンバー5曲

脂の乗った新譜が続々リリース!
今が聴き頃のロックナンバー5曲

慌ただしく原稿に追われていたら、いつの間にか関東も梅雨入りしていました。6月から電気代が再び上がった(は!?)らしいので、まだエアコンは使わずに粘りつつ、卓上扇風機を買いに行きたくて行けない今日この頃。ジメジメした季節がやって来て、納得いかないニュースも多くて萎えがちだけど、バンドを中心にロックの新譜が充実しているのは救いです。というわけで、いろいろ吹き飛ばしてくれそうな脂の乗ったナンバー5曲をどうぞ!
「ニヒル」収録アルバム『MakeMyName』/SHIFT_CONTROL
「JUPITER」収録アルバム『Point Fourteen Debris』/MARSBERG SUBWAY SYSTEM
「La La La」収録アルバム『Moonsault』/pavilion
配信シングル「My Generation」/w.o.d.
配信シングル「天才の君へ」/DOUBLIVING

「ニヒル」('23)/SHIFT_CONTROL

「ニヒル」収録アルバム『MakeMyName』/SHIFT_CONTROL

「ニヒル」収録アルバム『MakeMyName』/SHIFT_CONTROL

5月に待望の1stフルアルバム『MakeMyName』をリリースした岐阜発のロックバンド、SHIFT_CONTROL。一音目から惹き込まれる鋭角ギターリフ、圧倒的な爆発力を湛えたバンドアンサンブル、突き刺さるようなハイトーンヴォイスなど、激情と緻密のシフコン節が特盛の先行配信曲「ニヒル」は、教育番組風のMVもユーモラスかつシュールでたまりません。ポップ&ミディアム路線を含め、アルバムではより多彩なアプローチが際立っているので、このタイミングでぜひ彼らの音楽に出会ってください!

「JUPITER」('23)/
MARSBERG SUBWAY SYSTEM

「JUPITER」収録アルバム『Point Fourteen Debris』/MARSBERG SUBWAY SYSTEM

「JUPITER」収録アルバム『Point Fourteen Debris』/MARSBERG SUBWAY SYSTEM

シフコンが所属するNo Big Deal Recordsの先輩・THE PINBALLS(活動休止中)のフロントマンである古川貴之が率いる新バンド、MARSBERG SUBWAY SYSTEM。彼らも初のフルアルバム『Point Fourteen Debris』を4月にリリースしたばかりで、タイトなヴォーカルや4人の爆音がパワフルに渦巻く「JUPITER」をはじめ、聴いていて思わず血が騒ぎ出してしまうようなこのエネルギッシュなロックンロールには唯一無二の魅力があります。愛称はマズバグ。要チェックです!

「La La La」('23)/pavilion

「La La La」収録アルバム『Moonsault』/pavilion

「La La La」収録アルバム『Moonsault』/pavilion

下北沢のライヴハウス界隈を中心に注目を集めているpavilionは、個人的にも大好きなオルタナ感を持った、これからの日本語ギターロックシーンを引っぱっていきそうな3ピースバンド。まずは耳に残るキャッチーさとみんなで歌える楽しさが光る「La La La」を聴いてもらって、ビビッときたら6月7日にリリースされた初のフルアルバム『Moonsault』をチェックしてみてほしいです。グランジやパワーポップのアッパーなノリだけじゃなく、壮大なミディアム曲の完成度なども抜群なので。

「My Generation」('23)/w.o.d.

配信シングル「My Generation」/w.o.d.

配信シングル「My Generation」/w.o.d.

中野雅之(THE SPELLBOUND、BOOM BOOM SATELLITES)をプロデューサーに迎え、4月に配信リリースとなったw.o.d.の新曲。このバンドらしい力強くプリミティブなネオグランジ感に、鋭利なエレクトロサウンドが掛け合わされ、スマートでいて挑戦的なダンスナンバーに仕上がっています。冒頭の《あけまして新時代》から痺れっぱなし。次なる新曲「STARS」もTVアニメ『BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-』のオープニングテーマに決まっていたりと、彼らの勢いはまだまだ加速しそう。

「天才の君へ」('23)/DOUBLIVING

配信シングル「天才の君へ」/DOUBLIVING

配信シングル「天才の君へ」/DOUBLIVING

SULLIVAN's FUN CLUBのヴォーカル&ギターを務めるヨシダレオのソロプロジェクト、DOUBLIVING(ダブリビング)が5月に配信リリースした記念すべきデビュー曲。バンドではないですけど、グッドミュージックなので紹介させてください。心が弾むようなピアノとメロディアスなギターサウンドに、明るく楽天的でありながら寂しさやノスタルジーも薫る歌が乗った「天才の君へ」は、彼の愛らしいキャラクターが滲み出た温かいポップナンバーに。ローファイな宅録感も絶妙です。

TEXT:田山雄士

田山雄士 プロフィール:フリーのライター。元『CDジャーナル』編集部所属。同誌の他、『OKMusic』『ナタリー』『bounce』など、雑誌/WEBを中心にお仕事をしています。日本のロックバンド以外に、シンガーソングライターとか洋楽とか映画とかも好きです。

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