2016年もスタートして、もうすぐ1カ月が過ぎようとしています。ゲスの極み乙女。やKANA-BOONなど、昨年も多くのアーティストがブレイクしました。ということで、今回のこのコラムでは、2016年ブレイク必至の新人アーティストを特集いたします!

1.「パッチワーク」(’15)/ぼくのり
りっくのぼうよみ

一度見ると忘れられないアーティスト名。昨年デビューした17歳の高校生の男の子です。ヒップホップアーティストなのですが、その名前とは裏腹に17歳とは思えないラップのセンスで音楽評論家が大絶賛。ここではデビューアルバムから1曲をセレクトしていますが、この才能のすごさは、普段ヒッポホップに馴染みのない人でも必ず引っかかるでしょう。現在は大学受験のため音楽活動を休止されていますが、春から大学生になった暁には本格的に音楽活動をスタートさせていくとのことなので、チェックしましょう!

2.「Speaking」(’15)/Mrs. GREEN
APPLE

昨年デビューした5人組ロックバンド。躍動感あふれる楽曲と、初見の人もグイグイ惹き付けるライヴパフォーマンスで、現在人気急上昇中。KANA-BOONなどが好きな方であれば絶対にはまるバンドです。バンドも多様化し、一部の人にだけうける音楽にメディアの注目が集まりがちですが、こうして王道の日本のロックがチャートに入らないと、シーン全体が盛り上がっていかないと思います。そうした中で、Mrs. GREEN APPLEの持つ爆発力は、2016年音楽シーンを席巻しそうなパワーがあります。

3.「YMM」(’15)/Suchmos

2013年1月結成された6人組グループ。ACID JAZZ&HIP HOPなどブラックミュージックにインスパイアされた楽曲で、早くから音楽関係者やアーティストの注目を集め、2014年の『FUJI ROCK FESTIVAL』『ROOKIE A GO-GO』のトリを務めました。昨年発表した1stフルアルバムは、2015年のベストディスクに推す声も多く、その唯一無二の音楽性は、今年のライヴイベントやフェスでも注目を集めそう。今回はそのアルバムの中でもMVが作られるほど人気の高いこの曲を! 今のうちにチェックしておくと、「こいつ音楽知ってるな」と思わせるアーティストです。

4.「心友フォーエヴァー」(’15)/あ
ゆみくりかまき

歌うたいの「あゆみ」と、DJ の「くりか」、盛り上げ役の「まき」のくま3頭からなる「あゆみくりかまき」。昨年メジャーデビューを果たし、tvk『sakusaku』にもレギュラー出演中と一度見ると目に焼き付く、くまの風貌から一躍脚光を浴びましたが、楽曲のクオリティーも素晴らしいのです。男性アーティスト顔負けの勢いのある楽曲と、ライヴパフォーマンス。2016年はサル年ならぬクマ年になるかも!? とにかく一度見て、聴いておくことをオススメします!

5.「綺麗」(’15)/吉澤嘉代子

昨年メジャーデビューしたシンガーソングライター。独特のたたずまいと、楽曲の世界観で、音楽関係者や同業アーティストのみならず、女性人気も高まっている彼女。中でもこの曲は、昭和のアイドルのようなキラキラしてクオリティーの高い楽曲と、女性の心象をうまくとらえた歌詞が最高です。そして、まだまだ引き出しがありそうな感じもたまりません。2016年、彼女の動向に注目しておくと、耳の早い音楽好きとして自慢できる、そう断言したい注目アーティストです。

著者:佐久間トーボ

OKMusic編集部

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