ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲

ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲

この秋に聴きたい、
もぎたてフレッシュな新譜5選

このワードをほとんど耳にしていませんけど、“シルバーウィーク”ですね。まだまだ暑さは残りつつも、敬老の日と秋分の日が来ると、さすがに秋を感じる次第。夏の間にアーティストたちが人知れずせっせと作っていた新譜も、ここらへんで続々届きます。というわけで、今回は『この秋に聴きたい、もぎたてフレッシュな新譜5選』と題して、2017年秋にリリースされるおすすめアルバムからセレクト! 秋の音楽ライフを充実させてくださいまし。
「涙」収録アルバム『NAMiDA』/KANA-BOON
「生きてきた数」収録アルバム『二度とない日々』/ねじ梅タッシと思い出ナンセンス
「Dear Life」収録アルバム『カラーズ』/Beck
「ワンルーム」収録アルバム『girls like girls』/yonige
「静かな夜がいい」収録アルバム『20/20』/スカート

1.「涙」('17)/KANA-BOON

「涙」収録アルバム『NAMiDA』/KANA-BOON

「涙」収録アルバム『NAMiDA』/KANA-BOON

9月27日にリリースとなる4thフルアルバム『NAMiDA』のタイトル曲(先行配信中!)。“別れの季節”とも言われる秋に染みる、KANA-BOON入魂のストレートな失恋ソングに仕上がっています。未練がある、気持ちの整理がついていない夏の恋愛を振り切りたい人に打ってつけのナンバーですが、ただただ切ないムードになりたいときにもぜひ! 歌とメロディー、ギターリフなどなど、バンド初期に見られた哀愁がひさびさに炸裂しているので。今年の秋は喜怒哀楽の涙が詰まった、このエモーショナルな一枚にどっぷり浸ってみては?

2.「生きてきた数」('17)/ねじ梅タ
ッシと思い出ナンセンス

「生きてきた数」収録アルバム『二度とない日々』/ねじ梅タッシと思い出ナンセンス

「生きてきた数」収録アルバム『二度とない日々』/ねじ梅タッシと思い出ナンセンス

本職の板前さんが率いる京都発のロックバンド、ねじ梅タッシと思い出ナンセンス。「生きてきた数」は結成10周年を迎えた彼らが9月23日に満を持してリリースする2ndアルバム『二度とない日々』のオープニング曲で、《生きてきた数と向き合って ハートのラブリー燃やし続けてゆけ》という真っ直ぐな歌、人肌と熱量を感じるバンドサウンド、そしてコーラスワークに思わず胸を打たれてしまいます。聴けば、きっと少し強くなれるはず。MVの監督は台風クラブのベーシスト、山本啓太。この秋、ねじ梅の生きざまに触れてみてほしいです!

3.「Dear Life」('17)/Beck

「Dear Life」収録アルバム『カラーズ』/Beck

「Dear Life」収録アルバム『カラーズ』/Beck

暑い夏が大の苦手で、やっと訪れた涼しい秋にウキウキしている人も多いかも。そんな気分には、10月に緊急来日が決定したベックのカラフルな新曲が合いますね。先行配信中の「Dear Life」はきらびやかなヴォーカルや鍵盤&ギターサウンドが縦横無尽に躍っていて、ハッとさせられる展開を含め、さすがのベック節にニヤニヤが止まらない名曲! 10月11日にリリースとなるニューアルバム『カラーズ』ですが、解禁済みのナンバーが全部ポップですばらしくて、どうにもこうにも期待は高まるばかりでございます。ライヴも観たい。

4.「ワンルーム」('17)/yonige

「ワンルーム」収録アルバム『girls like girls』/yonige

「ワンルーム」収録アルバム『girls like girls』/yonige

大阪・寝屋川を拠点とするガールズロックバンド、yonigeが9月20日リリースの自身初となるフルアルバム『girls like girls』でいよいよメジャーデビュー! 「ワンルーム」は山田孝之が主演のショートフィルム『点』の主題歌で、絶賛先行配信中です。鬱屈を蹴飛ばすような爆音ギター、今のティーンエイジャーが隠し持つ切実な叫びが、ポップなメロディーとともに鳴らされていて、新世代のライオットが感じられる一枚。しんみり切なくなれる曲もあります。この秋、チェックしておきたいニューカマー。

5.「静かな夜がいい」('16)/スカー

「静かな夜がいい」収録アルバム『20/20』/スカート

「静かな夜がいい」収録アルバム『20/20』/スカート

こちらのメジャーデビューもお聴き逃しなく! 澤部渡(スピッツ「みなと」に口笛で参加したことも話題)によるソロプロジェクト、スカートが10月18日にニューアルバム『20/20』をリリースします。この先行シングル曲「静かな夜がいい」は従来とは異なる、また新しい視界を感じさせ、アルバムを象徴する抜けのいいサウンドとポップなメロディーがたまりません。同作には「オータムリーヴス」「わたしのまち」といった秋映えナンバーも充実しているので、切ない季節に寄り添ってくれる一枚になるはず。

TEXT:田山雄士

OKMusic編集部

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