「水星」収録アルバム『DAOKO』/DAOKO

「水星」収録アルバム『DAOKO』/DAOKO

猛暑マジ無理! ほんのり涼しさを届
けてくれそうな5曲

ちょっと待て。暑いぞ、日本! いやー、梅雨明け前の7月上旬でこの感じだと、今年の夏はいつも以上に入念な体調管理が必要ですね。全国的に平年より気温の高い日がこれから続きまくるとか“DAMN”なインフォが聞こえてきますけども、さすがにまだバテたくはないなと。今回はそんな熱中症対策というか、少しでも納涼効果がありそうなナンバーを集めてみました。夏場のお供にどうぞ。猛暑が和らぎますように。
「水星」収録アルバム『DAOKO』/DAOKO
「冷麺」収録アルバム『Electric Rainbow』/JUDE
「夏の黄金比」収録アルバム『シフォン主義』/相対性理論
「白い夏と緑の自転車 赤い髪と黒いギター」収録アルバム『Thank you, my twilight』/the pillows
「夏の午後」/大浦龍宇一

1.「水星」('15)/DAOKO

「水星」収録アルバム『DAOKO』/DAOKO

「水星」収録アルバム『DAOKO』/DAOKO

DAOKOのウィスパーボイス、ラップ、イメージカラーの青色には、どことなく涼しい成分が含まれている気がしますよね。「水星」は曲タイトルに“水”が入っていたりするし、オートチューンも身体のクールダウンにぴったり。言わずと知れたtofubeats(feat.オノマトペ大臣)の名曲リメイクです。うだるような暑さの中、《あー、もー、こんなのありえない...》のリリックはけっこうハマるはず。《水星にでも旅に出ようか》と妄想して、ゆらゆらレイドバックしましょう。

2.「冷麺」('05)/JUDE

「冷麺」収録アルバム『Electric Rainbow』/JUDE

「冷麺」収録アルバム『Electric Rainbow』/JUDE

今年は季節の変化がめまぐるしくて、いつの間にやら“冷やし中華、はじめました。”のシーズンが到来していた感じがします。てなわけで、思い出したのがこのナンバー。ベンジーこと浅井健一の歌やギターサウンド、世界観ってひんやり気分を味わえる曲が多くて、JUDEだと「海水浴」なんかもおすすめです。涼しさと妖艶さたっぷりのリフで始まり、聴き進めるうちに颯爽と風を切るような画が浮かんできて、暑さも紛れるんじゃないでしょうか。夏バテ防止になりそうですよね、冷麺。食べたい。

3.「夏の黄金比」('08)/相対性理論

「夏の黄金比」収録アルバム『シフォン主義』/相対性理論

「夏の黄金比」収録アルバム『シフォン主義』/相対性理論

おかしな気温にやられて、頭がボーッとして、何も考えられなくなることも今年の夏はきっとあるはず。そしたら、相対性理論の「夏の黄金比」にどっぷり浸ろうかなと思ってます。とろけんばかりに淡いギターの音色、やくしまるえつこの中毒性をはらんだ不可思議ヴォイス、甘美な世界観をふわふわと感じながら、《コントレックス箱買い》を楽天的に口ずさんで、猛暑を乗り切る作戦。都会のど真ん中で聴いても、冷房がめっちゃ効いた部屋で聴いても、とてもフィットしそうです。

4.「白い夏と緑の自転車 赤い髪と黒い
ギター」('02)/the pillows

「白い夏と緑の自転車 赤い髪と黒いギター」収録アルバム『Thank you, my twilight』/the pillows

「白い夏と緑の自転車 赤い髪と黒いギター」収録アルバム『Thank you, my twilight』/the pillows

山中さわお(Vo&Gu)の故郷・北海道での青年期をモチーフに書かれた孤高の詞世界、最後のサビに辿り着くまでのドライなヴォーカル、こねくり回さないさっぱりした曲展開、金魚が泳ぐMV…などなど、何かと涼しさを感じるところがあって、酷暑を和らげてくれる気持ちのいいナンバーです。シングルよりも10thアルバム『Thank you, my twilight』に収録されているオリジナルバージョンの方をぜひ! イントロとアウトロが長めで、聴き応え十分なので。

5.「夏の午後」('96)/大浦龍宇一

「夏の午後」/大浦龍宇一

「夏の午後」/大浦龍宇一

小林武史がソロでリリースしたナンバーを、のちに俳優の大浦龍宇一がデビュー曲としてカバー。TBS系ドラマ『君と出逢ってから』(大浦自身も出演)の主題歌に起用され、スマッシュヒットとなりました。これが隠れた名曲で、毎年夏が来るたびになんだかんだで1度は聴いてしまうバラードですね。《夏の午後 水をまいてる》という素敵な歌詞、儚いヴォーカル、音数の少なさ、ささやかなピアノアレンジなど、魅力がいっぱい。淡々としつつも、潤いで満ちています。

TEXT:田山雄士

OKMusic編集部

全ての音楽情報がここに、ファンから評論家まで、誰もが「アーティスト」、「音楽」がもつ可能性を最大限に発信できる音楽情報メディアです。

新着