ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!

ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!

2018年ももうすぐ終わり
この秋・冬に合いそうな5曲

今年は暖冬らしいですね。秋が長く残っているうちに、なんとか紅葉を観に行きたいと思うここ最近。NHK『紅白歌合戦』の出場アーティストも決まったし、もうあっと言う間に年末が来るでしょうから。さて、あと少しは秋が感じられそうなので、2018年の秋・冬にしっくりきそうなナンバーを、新譜を中心にピックアップしてみました~!
EP『秋のオリーブ』/カジヒデキ
「iiwake」収録シングル「iiwake_HONNE」/ニッチェ
「凩」収録EP『Shift』/ユアネス
シングル「真冬のダイアリー」/Qyoto
EP『snow traveler』/クアイフ

「秋のオリーブ」('18)/カジヒデキ

EP『秋のオリーブ』/カジヒデキ

EP『秋のオリーブ』/カジヒデキ

まずはカジヒデキが50代になって初の作品から、秋を満喫するのにベストマッチしそうなリード曲を。盟友・堀江博久プロデュースで、最近ではカジのバックバンドを務めることも多いおとぎ話が演奏をしなやかに支えています。このMVを観るだけでも、じんわりハッピーになれるはず! 海沿いを散歩しながら聴くのもいいですね。甘酸っぱさを湛えつつ、季節の変わり目の切なさも同時に感じられる「秋のオリーブ」。冬が来る前にぜひ堪能してみては?

「iiwake」('18)/ニッチェ

「iiwake」収録シングル「iiwake_HONNE」/ニッチェ

「iiwake」収録シングル「iiwake_HONNE」/ニッチェ

食欲の秋、味覚の秋に、こんな女性のホンネが聴ける歌はどうでしょう? “歌うま芸人”としても知られる女性お笑いコンビ、ニッチェがなんと12月にCDデビューします。「iiwake」はファンにはお馴染みの歌ネタをもとにした、《痩せたい》のハーモニーが切なすぎる、バラード調のダイエット言い訳ソング! 秋風に吹かれて聴いたら、ものすごく哀愁が増しそう。歌声が素敵なだけにどうにもこうにもクスッとしてしまう、不思議な迷曲です(笑)。

「凩」('18)/ユアネス

「凩」収録EP『Shift』/ユアネス

「凩」収録EP『Shift』/ユアネス

Apple Musicの“今週のNEW ARTIST”に選出されるなど注目を集めている福岡発の4人組ギターロックバンド、ユアネス。この「凩」(読み:こがらし)は新作の1st EP『Shift』のリード曲で、タイトル通り冬の訪れとともに聴いてほしいナンバーとなっています。本当に凩が吹きつけるような、切なくも疾走感のある曲調が素晴らしく、ドキッとしたり身に染みたりする歌詞も絶品! 熊本・阿蘇で撮影した情緒たっぷりのMVにしろニューカマーとは思えない、今後が楽しみな存在です。

「真冬のダイアリー」('18)/Qyoto

シングル「真冬のダイアリー」/Qyoto

シングル「真冬のダイアリー」/Qyoto

冬のナンバーもご紹介。「真冬のダイアリー」は京都出身の現役大学生6人組バンド、Qyotoが12月にリリースする3rdシングルの表題曲で、彼らのレギュラーラジオ番組において“これぞ青春”と思えるエピソードを募集し、歌詞を書き上げたとのことです。MVには北海道・小樽でのカットも含まれていて、これまで強かった夏のイメージを覆している点が聴きどころ。新鮮さも十分にありつつ、持ち前の爽やかさはしっかりと残していますね。雪景色やイルミネーションに合いそう!

「snow traveler」('16)/クアイフ

EP『snow traveler』/クアイフ

EP『snow traveler』/クアイフ

ラストは“絶対的、鍵盤系ドラマチックポップバンド”を標榜するクアイフの冬ソング。今年のナンバーではないですが、古川愛李によるイラストをフィーチャーしたバージョンのMVが先日アップされたので、このインディーズ時代の名曲にもっともっとスポットが当たってほしいなと思いました。ロマンチックで切ない冬に、遠く離れた場所にいる相手のことを想う。そんなシチュエーションに相応しい「snow traveler」。季節を感じながら、ぜひ浸ってみてください!

TEXT:田山雄士

田山雄士 プロフィール:フリーのライター。元『CDジャーナル』編集部所属。同誌の他、『okmusic UP's』『ナタリー』『bounce』など、雑誌/WEBを中心にお仕事をしています。日本のロックバンド以外に、シンガーソングライターとか洋楽とか映画とかも好きです。

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