今年もいろいろ聴きました2022年の個人的ベストソング5曲

今年もいろいろ聴きました2022年の個人的ベストソング5曲

今年もいろいろ聴きました
2022年の個人的ベストソング5曲

2022年も今週で終わり。コロナとインフルエンザの同時流行が懸念されていますが、どうにかこうにか健康でこの冬を乗り越えたいものですね。めっちゃ寒くなってきていますし、体調を崩さないように気をつけていきましょう。年末ということで、個人的によく聴いていたベストソングを5曲ピックアップしてみました。お休み中のBGMにでもどうぞ。
「BADモード」収録アルバム『BADモード』/宇多田ヒカル
配信シングル「Party Monster Bop」/a flood of circle
「Welcome To Hell」収録アルバム『Hellfire』/black midi
配信シングル「通り過ぎていく」/Qaijff
「kid feat. 優河」収録アルバム『from here to there』/Ryu Matsuyama

「BADモード」('22)/宇多田ヒカル

「BADモード」収録アルバム『BADモード』/宇多田ヒカル

「BADモード」収録アルバム『BADモード』/宇多田ヒカル

アルバム『BADモード』のオープニングを飾るこの表題曲で幕を開けた印象が強い2022年。1月にはアルバムがデジタルで先行リリースされ、ロンドンのスタジオで収録した配信ライヴも大盛況で、年始の音楽シーンは宇多田ヒカルの話題で持ち切りでしたよね。出だしの力を抜いたような吐息からホッとできて、トランペットの音色などで気分がゆっくり上がる、《絶好調でも BADモードでも》と自分のペースをやさしく整えてくれた曲です。

「Party Monster Bop」('22)/
a flood of circle

配信シングル「Party Monster Bop」/a flood of circle

配信シングル「Party Monster Bop」/a flood of circle

10月に行なわれた東京・代々木公園野外音楽堂でのフリーライヴ『I'M FREE 2022』で初披露となった、a flood of circleの切れ味鋭い最新曲。蔓延する疫病や腐り果てた政治など閉塞感ありまくりのやるせない世の中には、やっぱりこういうガツンとくるロックンロールが必要だと思うし、実際に背水の陣で生き抜くパワーをもらいました。爆音で聴きましょう。フリーライヴ当日の興奮と歓喜がビシビシ伝わる動画もぜひ観てください〜!

「Welcome To Hell」('22)/
black midi

「Welcome To Hell」収録アルバム『Hellfire』/black midi

「Welcome To Hell」収録アルバム『Hellfire』/black midi

12月に東名阪で実施された2度目のジャパンツアーを大成功に収めた新世代UKロックシーンのカリスマバンド、ブラック・ミディ。ライヴは音源よりもさらにブッ飛んでいて、シアトリカルな歌、テクニカルなギター、柔剛自在なベース、ジャンルの垣根を越えるドラムと、どこを取っても変態的で最高でした。ハードコアなプログレ感で畳みかけるこの「Welcome To Hell」も、カオティックなアニメMVを含めてクセになる魅力が満載です。

「通り過ぎていく」('22)/Qaijff

配信シングル「通り過ぎていく」/Qaijff

配信シングル「通り過ぎていく」/Qaijff

2022年で結成10周年を迎えたピアノロックバンド、Qaijffが11月にリリースした最新曲。ここに来て新たなサウンドを開拓し続ける彼らが、トレードマークのピアノを使わず、アナログシンセの重厚な音色を軸に聴かせた意欲作で、ゲストの佐藤祐紀が吹き込んだ間奏のサックスソロも素晴らしい。何もかもが消費され簡単に忘れ去られていくことが多い中、そんな風潮に抗う大切さを思い出させてくれる、流されずに自分でいるための曲です。

「kid feat. 優河」('22)/
Ryu Matsuyama

「kid feat. 優河」収録アルバム『from here to there』/Ryu Matsuyama

「kid feat. 優河」収録アルバム『from here to there』/Ryu Matsuyama

こちらも今年で結成10周年のRyu Matsuyama。「kid feat. 優河」は9月にリリースされたニューアルバム『from here to there』に収録、10年来の仲であるというシンガーソングライターの優河と念願の共演を果たしたコラボ曲です。互いに類まれな美しい声を持つRyuと優河のヴォーカルがノスタルジックな世界観の中でやさしく重なれば、青春時代の光景が蘇ったりと、記憶の旅へ出たような気分に浸れるはず。リラックスタイムに最適。

TEXT:田山雄士

田山雄士 プロフィール:フリーのライター。元『CDジャーナル』編集部所属。同誌の他、『OKMusic』『ナタリー』『bounce』など、雑誌/WEBを中心にお仕事をしています。日本のロックバンド以外に、シンガーソングライターとか洋楽とか映画とかも好きです。

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