取材:土内 昇
1stシングル「KISS」からコンスタントに作品をリリースし続け、3月に3rdシングルとなる「LIKE THAT」が発表された。まず、どんな作品にしようと制作に臨んだのだろうか?
「琉-UNITの魅力でもある“ダンスや躍動感、ブラックミュージックの持つ雰囲気をテーマにうまくできないか”ということで今回の方向性が決まり、制作に入りました」(Ken)
「ダンサブルな新曲を目指しました。音が派手な曲を作りたかった。なので、今までのシングル2曲と比べて、攻撃的な音だと思います。あと、アルバムに向けて選曲もしました」(YUKINARI)
表題曲「LIKE THAT」はライヴで盛り上がること必至のナンバー。そのテンション感は“この「感覚」を共鳴してみないか?”という一節にも表れている。
「やはり“感覚”を共鳴してほしいのです…。とてもアバウトな言い回しですが、この言葉がハマるかなと。歌も攻めの姿勢です!」(Ken)
「実は、最初は方向性が分からずでしたが、みんなで集まって、話してすぐ分かりました。今の琉-UNITを書いていけばつながるかなと。ライヴをイメージ、それも入っての“LIKE THAT”です。メインヴォーカルが今回はケンにぃさんということでも、メインヴォーカルを変えるなどは琉-UNITっていうグループの見せ方かと感じますね」(AI)
「パフォーマンス重視で、ビートと聴きやすいメロディーはかなり意識しましたね」(YUKINARI)
そんな「LIKE THAT」をはじめ、AIを単独フィーチャーした「GET OUT」、“BOY’S & GIRL’S TALK”というタイトル通り男女の恋愛観を題材にした「B.G TALK」、80’Sティストのラブソング「I LOVE YOU」という全4曲を収録し、聴き応えのある一枚に仕上がっている。
「まったく違う4曲が楽しめるのがいいと思いますね」(YUKINARI)
「4曲とも感じが違うので、その日に合った気分で聴いていただけたらいいなぁ~」(AI)
当然、それらの楽曲には琉-UNITとしてのさまざまなトライもあり、彼ら自身にとっても刺激的な作品になっていることもうかがえる。
「成長と発見が今作品でもありましたね。またひとつ琉-UNITとして歩を進められた、大事な作品が作れたと思います」(Ken)
リュウユニット:沖縄出身のパフォーマンスユニット。2010年1月23日、『NewJap琉球Night』にてKENとYUKINARIが活動を再開、そのステージで客演だったAIが加わることに。ダンスのスキルはもちろんのこと、歌やラップ、圧倒的なライヴパフォーマンスで観客を魅了する。 オフィシャルHP