L→R 小浦哲郎(Dr)、藤岡慶行(Ba)、安田聡士(Gu)、井上朝陽(Vo&Gu)

L→R 小浦哲郎(Dr)、藤岡慶行(Ba)、安田聡士(Gu)、井上朝陽(Vo&Gu)

【DOOKIE FESTA】前作と今作を合わせ
て、
僕等のことが分かってもらえるのかも


取材:石田博嗣

DOOKIE FESTAの喜怒哀楽を詰め込んだ1stアルバム『sarcasm』から約1年を経て、3rdミニアルバム『good morning yesterday』が完成した。ライヴ三昧の日々の中で制作されたこともあって、まさに一曲一曲からメンバーのテンションや熱量の高さが感じられる作品に仕上がっている。

「ベース、ドラム、ギター、歌、ひいては曲を生かすために、何が必要で何が必要ないかの足し算と引き算は常に意識してます。あと、シンプルさかな。前作よりはその辺が分かりやすくなったのではと感じてます。レコーディングではライヴの熱量をできるだけパッケージングできたらなと。個人的には歌入れの準備として曲の理解度を深める作業を今まで以上にやったので、歌が変わってると感じてもらえると嬉しいなと」(井上)

それぞれの楽曲はナイーブな部分や弱い部分をさらけ出していて、シニカルであってもリアルに響いてくる。特に印象的だったのは、《聞きたい声は近くにあると思うよ》と歌う「夜を越えて」。

「この曲は“幼なじみに向けて”がテーマで書き始めました。人付き合いの苦手な子で…自ら命を断とうとするような。自分も少し人見知りだったり、人付き合いが決して上手いほうではないと思うので、そういう気持ち自体は分かるなぁと。人に言われたことで傷付くし、言ったことで後悔するし。で、寝る時に考えちゃって寝れなくなる。その幼なじみもそうなんですけど、たぶん自分も人を傷付けたくないし、好かれたいんだと思うんですよ。だから、余計に気を使っちゃって上手くやれなくて…みたいな。それって結局は人が好きだからいろいろ怖くなるんだろうと考えたら“これだ!”と思って。誰かに向けて書こうとしたら、自分のために歌った曲になりましたね」(井上)

最後に、そんな本作の手応えについてメンバー全員に語ってもらった。

「前作に収まり切らなかったことができたと思ってます。もしかしたら前作と今作を合わせて、僕等のことが分ってもらえるのかも」(井上)
「ひとつのコンセプトアルバムのような、でもリードシングルも入っている…というような聴きどころが散りばめられているとてもいいアルバムができました」(安田)
「名刺代わりには最高の一枚です!」(藤岡)
「こんなバンド見つけたよ!と人に教えたくなる作品になりました!… だそうです(笑)」(小浦)
DOOKIE FESTA プロフィール

ドゥーキーフェスタ:2001年、井上を中心に結成。後に藤岡が加入し、03年7月に小浦と安田の加入を機に本格的な活動を開始する。今作のリリースツアーが7/23(月)Shibuya O-Crestからスタートし、全国を回った後、東京での初ワンマンを9/28(金)Shibuya O-Crestにて、地元大阪では二度目のワンマンを9/30(日)心斎橋JANUSにて開催する。オフィシャルHP
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