【ミライト インタビュー】
コロナ禍の中、
アーティストとしては
楽曲に想いを込めて届けるのが
一番だと思った
観ていて温かさを感じてほしくて
壁一面本棚のところで撮影を
「ホットショコラ」はリリース前からMVも公開されていましたが、反響も大きいみたいですね。
ARUNE
今までの自分たちの活動の中では信じられないくらいたくさんの方が“良かったよ!”と言ってくれていて。
MISAKI
これまでにもMVは作ってきたんですけど、公開直後から再生回数が伸びたことはなかったのでびっくりしました。
ARUNE
“本当にこんなに観てくれているの?”って疑ったり(笑)。
楽曲の雰囲気に合ったMVだと感じました。
ARUNE
MVでも温かみを感じるものにしたいと思って、サビのところを壁一面本棚になっている場所で撮影したり。色味もホットショコラに合っていると思います。
MISAKI
暖色だからすごく合ってる。たくさんの方に観ていただいて嬉しいです。
カップリング曲「華飾り」は歌詞に“秋”という言葉が入っていて、こちらも季節感が感じられる曲ですね。
MISAKI
まさに秋に作った曲です。秋には金木犀の花が咲くんですけど、すごくいい匂いがするのに雨や風ですぐに散ってしまうんですよね。そんなところに儚さを感じて、私がこれまでに経験した恋愛に絡めて書きました。共感してもらえるというか、より身近に感じてもらえる曲になったんじゃないかと思いますね。
サウンド的にはどうですか?
ARUNE
最初のデモではNAOさんが弾くギターでメロディーを聴かせてもらうんですけど、それを聴いた瞬間に“この曲はカッコ良く弾きたい!”と思いました。ダークさある曲なので、そこを表現できたらいいなって。
もうひとつのカップリング曲「シアワセカガミ」はどんなイメージで作ったのでしょう?
MISAKI
職場とか人が集まっているところに、機嫌の悪い人や元気のない人がいたら、その雰囲気が周りに伝染することってありません?
確かに、そういう空気に影響されたりしますね。
MISAKI
こっちまで気持ちが落ちたりするじゃないですか。でも、逆に私たちがニコニコしていれば、周りの人たちも明るくニコニコするんじゃないかと思ったんです。
ARUNE
反面教師じゃないですけど、周りの人の言動によって気づかされることも多いですからね。
MISAKI
そうそう。“人のふり見て我がふり直せ”です。この曲では明るい気持ちを歌って、それを伝染させられたらいいなって。
いい空気も伝染させることができるということですね。確かに、ライヴでふたりが楽しそうにしていたらファンも楽しくなると思いますし、シリアスな顔をしていたら…
ARUNE
“何かあったんかな?”って思いますよね(笑)。
MISAKI
そういう意味では、自分たちへの戒めの曲でもあります(笑)。
シングル「Chocolat」のリリース後、今後のミライトの目標は?
MISAKI
もっといろんなタイプの曲を作っていきたいと思っています。今計画しているのは壮大で、人の背中を押せるような曲が作れたらいいなって。
ARUNE
あとは、コロナの状況次第ですけど、もっとたくさんライヴをしたいです。
MISAKI
コロナ禍になる前に大阪の梅田バナナホールでワンマンをやるって言っていたのですが、それがずっと延期になっているんです。いつ実現できるかどうかはまだ決まってないんですけど、今年中にできたらいいなと。2年前に決めたライヴですが、今の私たちのほうがもっといい景色を見せられる自信があります。その日が楽しみですし、ファンの方にも楽しみにして待ってていただきたいです。
取材:田中隆信
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シングル「Chocolat」2022年3月2日発売
SRDレコード
ミライト:大阪発のふたり組ポップバンド。MISAKI(Vo)の力強く、時にはやさしく真っ直ぐな歌声と、ARUNE(Key)の耳に差し込むフレーズとやわらかい声、MISAKIが綴る温かい歌詞が聴く者の心を掴む。2022年1月15日にMr*Daisyからミライトに改名し、同年3月に初の全国流通盤シングル「Chocolat」をリリース。ミライト オフィシャルHP
「ホットショコラ」MV