POLYSICS ハヤシ×CLUB Que shimokitazawa 二位徳裕 - the Homeground 第17回 -

POLYSICS ハヤシ×CLUB Que shimokitazawa 二位徳裕 - the Homeground 第17回 -

POLYSICS ハヤシ×CLUB Que shimoki
tazawa 二位徳裕
- the Homeground 第17回 -

ライヴ活動を行なうアーティストの拠点となるライヴハウス。思い入れ深く、メンタル的にもつながる場所だけに、アーティストとライヴハウス、それぞれの目線から出会いや第一印象などを語ってもらった。もしかしたら、ここで初めて出る話もあるかも!?

L→R ヤノ(Dr&Vo)、ハヤシ(Gu&Vo&Synthesizer&Programming)、フミ(Ba&Synthesizer&Vo)

L→R ヤノ(Dr&Vo)、ハヤシ(Gu&Vo&Synthesizer&Programming)、フミ(Ba&Synthesizer&Vo)

POLYSICS プロフィール

ポリシックス:1997年3月に結成。結成当初から揃いのバイザー、特異なライヴパフォーマンス、爆音ギターとシンセサイザーやボコーダーなど、コンピューターミュージックを融合させた稀有なサウンドで注目を集める。日本武道館単独公演や250本以上の海外ライヴなど、精力的に活動。結成20周年となる17年、10月に新メンバーのナカムラ リョウを迎え4人体制となり、11月にはニューアルバム『That's Fantastic!』をリリースする。POLYSICS オフィシャルHP

これからもQue × POLYSICSで面白いラ
イヴをしたい!

結成20周年を迎えるPOLYSICSですが、改めて結成から振り返ってどのような変化があったと思いますか?

もともとは小学生から遊んでいた友達同士で“ライヴハウスで面白いことをして遊ぼう! 観ている人を驚かせよう!”という軽いノリで高校生の終わり頃から始めたバンドだったんです。バンドと言ってもベースとドラムはいなくて、演奏はほとんど打ち込み。それに合わせてギター弾いたり、シンセを叩いたり、バナナを投げたりと特殊なバンドでした。その後CDデビューが決まってからは、そういう軽いノリは止めて(笑)、自分の想像以上に世間からイロモノに見られているイメージを払拭しようと。メンバーチェンジをして、演奏力を付けるために日々練習と試行錯誤をしながら活動してきたんですが、気が付けば20年。“観ている人を驚かせよう!”から“楽しませよう!”に意識は変わりましたね。

その中でのPOLYSICSならではのこだわりについては?

つなぎとバイザーという衣装、ピコピコした愛嬌のある電子音とテンションの高いバンド演奏が融合した独自のスタイルにこだわっています。その中でもライヴは自分たちのポップな部分、エキセントリックな部分が一番分かりやすく伝わるものだと思っていて。楽曲については自分のルーツとなっている80年代ニューウェイブ、テクノポップ、ポストパンク等を、バンドのフィルターを通して“こんな音楽の楽しみ方があるよ”というのを伝えていきたいです。この先もこだわりを持ち続けながら、自分たちにとって面白いことを柔軟に受け入れて、POLYSICSの新しいスタンダードを作っていければと思っています。

では、CLUB Que shimokitazawa 二位さんとの出会いと、その当時のエピソードについて聞かせてください。

確かQueでの2回目のライヴ。精算の時に受付の後ろから顔をひょいっと出して“面白かったよー”と言ってくれたのを覚えています。そして、当時精算をしてくれていた女性の方から“これ好きでしょ? 良かったらどうぞ”とZIN-SÄY!のVHSと有頂天のサイン入りのカセットブックをいただいて、なんて素晴らしい店だ!と思いました。

出会った時の二位さんに対する第一印象は?

“きっと怒らせたら怖いんだろうな。あと、メガネのフレームが太いな”(笑)。当時はビビってあまり喋らなかったです。

逆に、二位さんからはどのような印象を持たれていたと思いますか?

まだ僕は19~20歳で、当時はほとんどの人がやっていないジャンルだったので相当珍しがられたと思います。“今時ナゴム~?”的なことを言われた記憶があります。その後、ライヴハウスのスケジュールのコラムで二位さんが僕たちのことを“ポップとクレイジー、テクノとロックという相反するものが彼らの中で同居しているのが面白い。とにかく観たほうがいい”と書いてくれたのがとても嬉しかった記憶があります。

現在の二位さんに対する印象は?

Queで何度か演るようになってから二位さんと飲むようになりましたが、昔から“アツい人”という印象はあまり変わりません。音楽と同じくらい人が好きなのかなと思っています。人と人とのつながりを大事にしているからこそ、Queならではのスペシャルなブッキングやワンマンが観られたり、素敵なミュージシャンが集まってくるんじゃないかと思います。

CLUB Que shimokitazawaでの初のライヴについて覚えていますか?

初めてのQueは1998年1月8日。この日の東京は記録的な大雪が降り、ソールドアウトしていたイベントだったのに電車がほとんど動かず、会場には80人くらいしか集まらなかったです(正確に言うと辿り着けなかった)。なので、後日振替ライヴをしました。

印象に残っているライヴはありますか?

『7DAYS TO DIE!!!! ~ALL OF POLYSICS!!!! ~そして伝説へ...~』(2004年5月30日~6月5日)ですね。毎日衣装を変えて、毎日違うセットリストでワンマンを1週間やれるなんて、なかなかないし。しかも、最終日にはドラムのヤノがデビューするというのもあり、とても印象に残ってます。あとは、写真の2010年10月1日の3人体制初ワンマンも印象深いです。この日の打ち上げで二位さんの肩にもたれて寝たのを思い出しました。

ライヴで起きた、思わず恥ずかしくなるような出来事があれば教えてください。

初めてQueに出た時に亀甲縛りをしながらDEVOの「Satisfaction」をカバーしたけど、それが全然ウケず、途中で恥ずかしくなりました。あとは、1999年3月20日の初ワンマンで1曲目のカウントSEQが聴こえないくらいテンションが上がりすぎてしまい、タイミングを間違えてひとりでジャンプしてギターをジャーンと弾いてしまったこと(笑)。

今現在のPOLYSICSに影響を与えていると思う出来事は?

2004年の7デイズライヴ、2007年の人気曲ベスト10ライヴ、2009年のSEQをシャッフル機能でランダム再生で演奏するライヴ、2014年のメドレーノンストップで22曲を演奏したライヴ、そしてQueでDJをしたことがきっかけで今のDJスタイルが生まれたことなど…Queで生まれたたくさんの面白いアイデアは今の活動に全部つながっています。思えば“TOISU!”という挨拶を初めて言ったのも2001年のQueでしたね。

そんなCLUB Que shimokitazawaの魅力はどういうところだと思いますか?

新人が憧れるようなちょっと敷居の高い独特の雰囲気がありつつ、ミュージシャン仲間が集まって楽しいイベントができる、アットホームな雰囲気もあるのが魅力だと思います。

店舗についてのおすすめポイントは?

昔から、ステージ、客席、楽屋、トイレ等がどこもきれいなんですよね。ここはポイントが高いんじゃないでしょうか。個人的なおすすめスタッフはバーテンのタマイくんです。彼はパンク、ニューウェイブ、ノイズ、インダストリアルに詳しいので下北では貴重な存在ですよ。

今だから笑える話や、ここだけの話を教えてください。

『CLUB エポック』というクラブイベントで、なぜかDJ中にマイクが折れたことがあります。落としたり、どこかにぶつかったわけでもないのに、未だに謎です。あとは、ここだけの話ですが、ステージ上のドラムの位置は携帯の電波がよく入りますよ(笑)。

最後に、二位さんにひと言お願いします!

これからもQue × POLYSICSで面白いライヴをやっていきましょう! あと、楽屋を広くしてくれてありがTOISU!!!
『We are Back!! POLYSICS!!!』 2010年10月1日@CLUB Que shimokitazawa

『We are Back!! POLYSICS!!!』 2010年10月1日@CLUB Que shimokitazawa

OKMusic編集部

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