気になるワードでディグる! 〇〇なMV

気になるワードでディグる! 〇〇なMV

星野 源の「ドラえもん」や
DAOKO × 米津玄師の「打上花火」
など映画・アニメ・漫画と
コラボしたMV

楽曲名のインパクトもさることながら、MVにはアニメ『ドラえもん』のセットも取り入れた星野 源の「ドラえもん」が記憶に新しいですが、人気の作品とコラボしたMVはまだまだあります! 今回は映画の他にもアニメや漫画を題材にしたMVを5本ご紹介。本編では観られないシーンや、アニメを実写で表現したユニークな作品など、しっかりと出ているアーティストの個性にも注目です。

「ドラえもん」(’18)/星野 源

2018年3月に公開された『映画ドラえもん のび太の宝島』の主題歌「ドラえもん」のMVは、もちろんアニメでもお馴染みのセットを使用。のび太がよくジャイアンにいじめられているあの空き地や、のび太の家、しずかちゃんのお風呂場などが、しっかり実写で再現されてあってテンションも上がる! そのアイデアとプロデュースは星野 源によるもので、演出振付家MIKIKO率いる日本のダンスカンパニー・ELEVENPLAYのダンスをメインに自らが企画も担当している。キレキレのダンスの中にドラえもんのポケットを思わせるような振付けがあったり、さりげなく衣装がドラえもんっぽいカラーリングになっているのもポイントだ。スタイリッシュな映像の中に光るアイデアを探してみるのも楽しみ方のひとつ。

「月曜日」(’18)/amazarashi

amazarashiに漫画家・阿部共実が自身の作品『月曜日の友達』の主題歌として過去楽曲の使用をオファーしたところ、“すごくいい話なんで過去の曲じゃもったいない”と秋田ひろむ(Vo&Gu)が新たに書き下ろした「月曜日」。そんな相思相愛な背景もあり、MVは阿部による新エピソードで構成されている。中学生という子供と大人の狭間で漠然とした孤独を抱える主人公の水谷 茜の心情と、それを見守るような秋田の歌詞が交差し、その切ない描写に胸が締め付けられる。友達ができた幸せな気持ちと同時に沸いてくる不安、茜の落ち着かない毎日を楽曲がゆっくりと押し上げるが、後半に進むにつれて生命力があふれていく。この映像に誰もが釘付けになるだろう。

「ゲゲゲイの鬼太郎」(’17)
/東京ゲゲゲイ

ダンサー・演出家・振付師として活動をするリーダーのMIKEYが、自身のダンススタジオの教え子と結成した5人組のアーティスト集団、東京ゲゲゲイ。ONE OK ROCKの「The Way Back」などのMVに出演している他、CDリリースなどマルチな活動をする彼らが一躍注目を浴びたのが、2017年に国民的アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』と公認のコラボで発表した楽曲「ゲゲゲイの鬼太郎」だ。主題歌の「ゲゲゲの鬼太郎」をラップでアレンジした同曲のMVは、メンバーがそれぞれ鬼太郎、猫娘、砂かけ婆、ねずみ男、子泣き爺を演じたパートは色気たっぷりで、迫りくる妖怪の恐怖感もばっちり表現。その妖怪たちのパフォーマンスを学校に忍び込んだ小学生たちがこっそり見ているシーンからは『ゲゲゲの鬼太郎』の親しみやすさもうかがえる。小学生役のキッズダンサーたちと一緒にキレキレのダンスを披露するラストシーンは必見!

「SAYONARAMATA」(’17)
/Yogee New Waves

2017年公開映画『おじいちゃん、死んじゃったって。』の主題歌となった「SAYONARAMATA」のMVには映画初主演だった岸井ゆきのが出演する他、監督、カメラマンを含む、映画と同じスタッフ陣が制作を担当している。映画は祖父の死をきっかけに家族それぞれの気持ちが揺れる中、主人公の春野吉子が一歩を踏み出すストーリーで、MVでは吉子のその後が描かれているので、映画と併せてチェックするのも楽しみ方のひとつだ。すっきりとした表情で外へ出かけ、パンパンに詰まったリュックからカラフルな紙吹雪が舞うシーンは身も心も軽やかな表情で幸福感もたっぷり。バスに乗って辿り着いたのはYogee New Wavesのライヴで、ステージを見つめるにこやかな表情からは、別れも含めて祖父の存在がどんなに大切なことだったのかが伝わり、映画と楽曲をより深く堪能できる。

「打上花火」(’17)
/DAOKO × 米津玄師

『YouTube国内トップトレンド音楽動画』で2017年に年間1位を獲得し、再生回数は2018年現在で2億回を超えを記録しているこのMV。主題歌となった映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』のMVのみのオリジナルシーンがふんだんに使用されていることから何度も観返した方も多くいるのでは? 主人公の島田典道と及川なずなの切ない想いを描いた歌詞とシンクロするMVは、あっと言う間に過ぎ去った夏を煌びやかなアニメーションで美しく表現。歌詞を口ずさむ場面など映画のカットとは違った角度からストーリーが堪能できるとともに、映画のために書き下ろされた主題歌の存在をより深く感じられる。

TEXT:千々和香苗

OKMusic編集部

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