【DO THE RIGHT THING】ヒップホップ
ファン、ダンサーなら一度は見るべき
映画を紹介!DJ MAR SKIの「CHECK T
HE FILM vol.3」

「Red Bull BC ONE」を始め、「DANCE ALIVE HERO’S 」、「WDC」など数々のバトルイベントのDJをこなし、国内外問わずビッグイベントのDJとして、ダンスシーンから絶大な支持を得るDJ MAR SKI。
彼は音楽はもちろんのこと、ヒップホップ、ストリートカルチャーにまつわる多彩な知識を持ち合わせており、実は大の映画好きでもあるのだ。
今回Dewsでは、そんな映画好きでもあるDJ MAR SKIとの新企画をスタート。
その名も
DJ MAR SKIの「CHECK THE FILM」!
ご存じの方もいるかと思うが、映画とヒップホップカルチャーは密接に関係しており、ダンサーがショーケースで使用している楽曲、バトルでの選曲、衣裳にプリントされているロゴなど、映画からサンプリングされたものは数え切れないほど存在するのである。
当コーナーでは、DJ MAR SKIがヒップホップファンやダンサーなら一度は見るべき映画を解説付きで紹介!
DJ MAR SKI
皆さん、新年明けましておめでとう御座います!
本年もどうぞGOOD TIMESでヨロCHICお願い致します!
と言ってもう1月も折り返しということで2018年スタート致しました。
皆さんは年末年始はゆっくりお休みできましたでしょうか??
僕は毎年恒例の2日からお仕事なのであまりゆっくりできませんでした・・・。
しかし、年末はVOL 2でご紹介したJUICEとALL EYEZ ON MEの2作品をしっかり劇場で拝見して参りましたよ!
やはりJUICEのプレミア上映は当時の自分にタイムスリップした気分で映画以外でも楽しめました。
また、大画面で見ると友情出演しているアーティスト探しも非常に楽しくいつもの2倍は映画を堪能できました。
そして期待を胸に観に行ったALL EYEZ ON MEの僕の感想といいますと
・・・。
って言う感じです(笑)。
詳しくはネタバレになるので書きませんが何だか煮え切らない気分とお話の回収のしかたがちょっと微妙かなぁ・・・という印象でした。
劇中に描かれるこの事件の時系列はこうだったのか~~とか、なるほど!ってなるプロセスのところもあります。
もちろん、JUICEの撮影のシーンもあるんですがもうちょっとどうにかできただろ!?とか個人的に思ったりもして・・・。
とにかく、役者が2PACを演じてる作品より、2PAC本人が演じてるJUICEを見るのがオススメです(笑)!
細かい事を抜きにして25歳という若さでこの世を去り今も尚2PACというラッパーが伝説であるという事は事実ですのでこの機会に劇場でお楽しみ下さい。
さて、話は戻りますが今年1発目のCHECK THE FILM VOL 3の紹介は
「DO THE RIGHT THING(ドゥ・ザ・ライト・シング)」!
冒頭で少しお話したJUICE、その監督アーネスト・ディッカーソン氏とも親交の深いスパイク・リー監督の代表する作品の紹介です。
DO THE RIGHT THING(ドゥ・ザ・ライト・シング)
公開日:1989年
監督:SPIKE LEE(スパイク・リー)
この映画はといえばタイトルのロゴだけでも見たことある人多いのではないでしょうか??
サンプリングもされまくってますがやはりオリジナルのロゴのイナタさが本当に最高ですよね!
このロゴのサンプリングの服着てる人沢山いますが、作品見てないと恥ずかしいですよ・・・。
また、前アメリカ合衆国大統領のオバマさんが夫人であるミシェルさんと初めてのデートで観に行った映画として有名でしてこの話を知った時はオバマさん最高だな!と個人的な支持率が上がりました(笑)!
しかし・・・デートで見るような映画ではないのでご注意を(苦笑)!
まずこの作品の注目すべきところは黒人映画を黒人監督が作っているというところ。
物語の描き方やメッセージ性のアプローチが非常に面白く何度も見ても味わい深い作品だと思います。
そして何よりまずダンサーには是非チェックすべきシーンがオープニング!
Public EnemyのFight The Powerに合わせてRosie Pérez(ロージー・ペレス)が踊っているシーンはかなりグッとくると思います。
ニュージャックスィング時代のゴングがまさに鳴った瞬間の様なイメージです。
そして、肝心なあらすじは、
舞台はニューヨーク、ブルックリン。
スパイク・リー本人が演じるムーキーがイタリア系アメリカ人のサルが経営する人気のピザ屋さんで働いており、そこに来る数々のお客とある騒動から事件が起こってしまう。
やはり人種の違うそれぞれの価値観などで意見が噛み合わず事件も徐々にエスカレートしていき些細な事がきっかけだが取り返しのつかない大きな事件へと発展しやがてその結末は創造を絶する事になってしまう。
アメリカが抱える人種的問題を描いた作品をスパイク・リー監督が描いたクライマックスでは
実は・・・彼の結末はこうだが、これはある優しさがありこうなったのだ。
という裏メッセージがある作品だそうです。
ネタバレになるのでこれ以上は書けませんが作品をご覧になった方でその裏メッセージが気になる方は僕まで気軽にお問合せ下さい。
その他、登場するキャラもまた濃い!!
特に印象的なのはラジオ・ラヒームではないしょうか!?
名作 「狩人の夜」からのインスパイア「LOVE & HATE」のリングは本当最高です!
後、個人的に好きシーンはサルの店の中でイタリア人の写真のシーンがあるんですが、その中の1枚でアルパチーノの写真がグッとぬかれる描写があるんですが
ここに監督からのリスペクトと愛を感じます。
僕がアルパチーノ好きというのもあるんですが、他の作品紹介で必ず彼の出演する映画が登場しますのでヒップホップ好きなら必ずチェックして欲しい役者さんです!
スパイク・リー監督の出世作とも言われている作品ですので映画好きの方でもご覧になっていない方は是非チェックして欲しい1本です。
DJ MAR SKI
「BBoyはブレイクスで踊って欲しい」をテーマに様々なジャンルから掘り出したネタやブレイクスで新旧問わず現場を魅了するDJ。
数々のブレイクダンスバトルのサウンドコントロールDJとして国内外問わずビッグイベントのレギュラーも務める。

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