【RONDONRATS】
ガールズバンドシーンに新たな風を吹き込む、広島発のRONDONRATS。ポップ? キュート? いやいや、そんな甘いこと言ってたらケガするほど闘争心剥き出しの熱い一枚が完成!
取材:ジャガー
ライヴ映えすること必至の楽曲がずらりと並んだ、このスピード感は何度も聴き返したくなりますね。
kouta
疾走感とライヴ感を一番意識しましたからね。7曲でトータル20分なんで、もっと聴きたいと感じてもらえるなら、実際にライヴ来いよと。
taishi.
そうそう! 僕めちゃくちゃ頑張ってますもん(笑)。
しかも、激しいだけでなく、耳に残るメロディーであったり、伸びやかに響く歌声であったりと聴き手を楽しませるポイントがいくつもありますが、バンドの武器を挙げるなら?
SO
“バックの激しいサウンドとmamikoのメロ!”かな。
820
女ヴォーカルって、ポップでかわいいイメージを持たれちゃうけど、俺らはそうじゃない。
taishi.
mamikoの歌詞の世界観も武器になるかもね。
mamiko
メンバーがこんなに褒めてくれることにびっくりだ(笑)。何よりもライヴが一番の武器だと思う!
kouta
それ全部をひっくるめたRONDONRATSの無敵感!
すごい勢いですね(笑)。では、今回のレコーディングで新たに見えてきたことはありましたか?
SO
今回のレコーディングで、メンバーそれぞれの持ち味や必要性が改めてよく分かりました。
taishi.
僕もこの5人だからこそできたと実感してます。
kouta
それから、好んで聴く音楽や環境が個々に違うなと。でも、それがいい意味で上手く混ざり合ってて、“+”にも“×”にもなるんだなって。
mamiko
もっと自分たちのカラーを出したい…単純だけど、強く思いましたね。
820
無限の可能性が見えた気がします。mamikoの書く歌詞は、背中を押してくれる力強い存在ですし。
mamiko
だいたいの曲はメロディーが先にできて、その響きを殺さないように歌詞を書くんです。もちろん、メロディーとコードと歌詞が同時に出ることもあって、そんな時はバッチリハマっちゃうんですけどね。だから、歌詞だけ考えるっていうよりは、インスピレーションを大切にしてます。曲を聴いて歌詞を付けるんじゃなくて、聴いた時に何カ所かは言葉になってたみたいな。そこからストーリーが一気に広がっていくんです。ちなみに、今作は夜にイメージすることが多かったです。たぶん、丑三つ時に脳が冴えてるから(笑)。
全ての要素が気分をハイにしてくれますね。ハイになる快感がたまらないからリピートしちゃう、そういう意味でアルバムタイトルの“ADDICTION”はぴったりじゃないですか。
kouta
直訳すると、“依存症”や“中毒”って意味ですからね。この作品を通して、“RONDONRATSに依存しろよ”と。世の中には悪い方向に依存してしまうものもたくさんあふれてるけど、そんなものに依存するぐらいならコレ聴けよって感じです。そして、いい意味での依存や中毒を肌で感じて、みんなに改めて自分自身のことを好きになってもらいたい。
SO
この作品は、現段階のRONDONRATSの集大成なので、今までの想いが凝縮されていると思います。ライヴではその想いを来てくれたお客さんに届くように演奏します!
taishi.
本当いろいろあって、僕にとってもメンバーにとっても大切な一枚だからこそ、心から届けたい!
820
そうですね…もう感動して泣けてきます。ライヴでは僕の全てを捧げるので、作品と生と両方楽しんでほしいですね。