【Sweet Licious】少しでもみんなの
背中を
押せたらいいな
待望の2ndアルバムが完成! shelaの名曲「Love Again ~永遠の世界~」のリメイクや、小室哲哉が提供した楽曲などを収録した、バラエティー豊かな作品だ。
取材:舟見佳子
今作でも“女の子”の気持ちを素直に歌ってますね。
Kaede
女の子の味方でいたいっていうのが、私たちの活動のテーマとしてあるんですよ。私たちも特別な環境で育ったわけじゃないからみんなと同じ経験をしてると思うし、結構リスナーの方たちとの距離が近いと自分たちは思っているので、そういう部分で共感してもらえたらうれしいなと思ってます。
Sakurako
歌詞は、基本的に自分たちが経験したことを基に書きたいって思ってるんですよ。自分たちも、例えば失恋した時とか、恋した時にいろんな曲を聴いて、“なんでこの人、私の気持ちが分かるんだろう!”みたいな歌詞にやられて、音楽ってすごいなって思って育ってきたので、私たちも自分たちが経験したことを書いて、少しでも聴いてくれてるみんなの背中を押せたらいいなっていう。
もしかして、実体験の歌詞とかあるのですか?
Sakurako
実は「Winter Kiss ~冬がくれたラブストーリー~」が実体験の歌詞なんですよ。歌詞を見てもらうと“イケメン”とか“一目惚れ”って出てくるんですけど、以前私がまさにイケメンに一目惚れをしてしまって(笑)。で、みんなでスノボ旅行に行くことになって、その旅行中に滑り方を教えてもらったりしながら距離が縮まって付き合えたっていうエピソードがありまして。冬は寒いから、そのままうずくまってるとただ寒い冬で終わっちゃうと思うんですけど、パッションを大切にして、好きな人がいるならちょっとでも頑張ってみてほしいなって。恋してる人はもちろん、恋してない人も動き出す原動力になってくれたらいいなって思います。
楽曲的なところでは、リード曲の「桜 ~Dear my best friend~ feat. SHIN from CLIFF EDGE」は小室哲哉さんが作曲を担当されていますね。
Sakurako
私たちは小学校の頃から小室ファミリーの方々の音楽を聴いて育ってきたので、ほんと夢のようなことで。旅立つ友達とか、卒業などで別れなきゃいけない友達に向けて“大丈夫だよ”みたいな…離れても心はつながってるよね、みたいなメッセージ性の強い曲になってます。
「儚月 -HAKANAZUKI-」はアルバムならではのチャレンジ曲ですね。
Kaede
独特な世界観の曲ですよね。日本語を大切にした歌詞がいいなと思ったんで、そういう言葉を書き出して、この曲の世界観に合うように歌詞を作り上げていきました。“うたかた”とか普段使わない言葉だけど、この曲にはそういう言葉がぴったりだなって思ったので、単語から膨らませていった感じですね。
では、アルバムが完成してみて、今思うことというと?
Kaede
カバー曲に挑戦したり、これまでにないタイプの曲をやってみたり、ずっと私たちが好きだった「Love Again ~永遠の世界~」をリメイクさせてもらったりとか、今までできなかったことに挑戦したアルバムだなと。でも、レコーディングしてみたら、Sweet Liciousらしくなるんだっていうのが分かって、自分たちの自信につながった曲もたくさんあります。
Sakurako
曲もそうなんですけど、ジャケットの写真にしろ、衣装にしろ、本当に自分たちのアイデアが詰まりに詰まったアルバムになりましたね。1stアルバム制作の時に比べ、今回はより自分たちの意見を言って入れてみんなで話し合うっていうことが前回よりできたので。自分たちの夢がたくさん叶ったアルバムになったと思います。