林一敬が名探偵・神津恭介を演じる最
新作 ノサカラボ「神津恭介シリーズ
『わが一高時代の犯罪』」が開幕 舞
台写真が公開
時は1938年。神津と松下が通う第一高等学校(一高)には、プレイボーイの青野(関翔馬)、官僚を目指している飯嶋(高橋曽良)、真面目な妻木(小山龍之介)らエリートで個性的な学生たちが在籍している。ある日、女っ気のない妻木の元に一人の女性が訪ねて来る。いぶかしむ同級生をよそに、妻木の発案でその日の夜に肝試しが行われるが、一高の時計台に登った妻木は、忽然と姿を消してしまう。
一高の卒業生で後輩たちの世話を焼く実業家・水町(加藤雅也)とその秘書の稲田(細貝圭)は、外面は取り繕っているものの、裏では食うか食われるかの関係性を見せ、加藤と細貝の怪演が光る。さらに、神津の恩師である天沼教授(片岡鶴太郎)も独特の存在感を放ち、神津らを導く物語の潤滑油のような役割だ。
戦争が泥沼化する中、必死に生き抜いてきたが、狡猾で私利私欲に走る大人を天沼は「雑草は雑草でも根腐れした雑草」だとたとえる。一方、一高生たちは、皆、青々とした根の若い草だ。その対比が面白く、いい化学反応を生み出していた。
ノサカラボ 神津恭介シリーズ『わが一高時代の犯罪』舞台写真
ノサカラボ 神津恭介シリーズ『わが一高時代の犯罪』舞台写真
時は1938年。日中戦争が泥沼化する中、神津恭介と松下研三が通う第一高等学校(一高)には優秀かつ個性的な学生たちが数多く在籍している。ある時、彼らの寮を一人の女性が訪ねて来る。意外にも普段女っ気のない妻木という学生に会いに来たのだった。 妻木と女は連れ立って去って行くが、同じく同級生である飯嶋と青野がその女を知っているらしい反応を見せたことを、神津は訝しく思う。 その日の夜、寮に戻って来た妻木の提案で肝試しが行われることになる。 一高の時計塔の上まで登って帰って来れば汁粉をご馳走するという彼の誘いに乗って、松下、青野、飯嶋が参加することになる。 飯嶋の後に時計塔に登った妻木が一向に戻って来ず、一同は不審に思って階段を駆け上がる。しかし 妻木はどこにもおらず、神津のマントのみが置いてあった。妻木は忽然と姿を消してしまったのだ。神津と松下は彼の行方を独自に捜査することになり、水町家へと赴く。そして、更なる事件に巻き込まれるのだった…。
また、舞台 神津恭介シリーズの新作『わが一高時代の犯罪』上演を記念し、前作『呪縛の家』の舞台映像を観ながら事件の推理を楽しめる「推理体験上映会」を2024年3月16日(土)、3月17日(日)に東京・雑司ヶ谷旧宣教師館と豊島区内の区民ひろば計14か所にて開催することが決定。
SPICE
SPICE(スパイス)は、音楽、クラシック、舞台、アニメ・ゲーム、イベント・レジャー、映画、アートのニュースやレポート、インタビューやコラム、動画などHOTなコンテンツをお届けするエンターテイメント特化型情報メディアです。