「クラユカバ」ティザービジュアル

「クラユカバ」ティザービジュアル

劇場アニメ「クラユカバ」が成田良悟
参加の最新作「クラメルカガリ」と2
作同時公開 新作主役に佐倉綾音

「クラユカバ」ティザービジュアル(c)塚原重義/クラガリ映畫協會 塚原重義監督による劇場アニメ「クラユカバ」と「クラメルカガリ」が、2024年4月12日に2作品同時公開されることが決定した。それぞれ特報とティザービジュアルが公開されている。
「クラメルカガリ」ティザービジュアル(c)塚原重義/クラガリ映畫協會 クラウドファンディングにより制作資金の調達が行われた「クラユカバ」は、今年7~8月にカナダで開催された「第27回ファンタジア国際映画祭」で長編アニメーション部門の観客賞・金賞を受賞した、塚原監督初の長編映画。大正浪漫を感じさせる世界を舞台に、探偵の荘太郎が集団失踪事件の謎を追い、「クラガリ」と呼ばれる地下世界へと足を踏み入れていく姿を描く。21年には、冒頭15分が「クラユカバ 序章」として劇場公開された。主人公の荘太郎役を講談師の六代目神田伯山が担当。黒沢ともよ、芹澤優といった声優陣も出演している。
「クラユカバ」荘太郎(c)塚原重義/クラガリ映畫協會 「クラメルカガリ」は、「デュラララ!!」の原作者として知られる成田良悟氏が執筆した「クラユカバ」のスピンオフ小説を原案として制作された最新作。炭鉱の町「箱庭」を舞台に、日々迷宮のように変化する町の様相を地図に記す「地図屋」を営む少女・カガリを中心にストーリーが展開する群像劇。主人公のカガリ役には、佐倉綾音が選ばれた。
「クラメルカガリ」カガリ CV:佐倉綾音(c)塚原重義/クラガリ映畫協會 「クラユカバ」の特報では「クラガリに曳(ひ)かれるな」というミステリアスなキーワードが繰り返し語られ、荘太郎が事件の謎に迫っていく姿が描かれる。「クラメルカガリ」の特報では、軽快な音楽とともにカガリの日常に関わってくるキャラクターたちが次々と登場する。
 「クラユカバ」のティザービジュアルには、険しい表情でクラガリへ向かおうとする荘太郎の姿、「クラメルカガリ」のティザービジュアルには、箱庭を象徴する建物やアイテムのミニチュアに囲まれたカガリが地図を制作する様子が描かれている。
 前売り券(ムビチケカード)の販売もスタートした。券面と特典として付属するB2ハーフサイズポスターの絵柄は、「クラユカバ」と「クラメルカガリ」のどちらかを選べる。価格は1500円。
 キャスト、スタッフからのコメント全文は以下のとおり。
【神田伯山(荘太郎役)】
(c)塚原重義/クラガリ映畫協會講談師の神田伯山です。序章に引き続き、荘太郎役をつとめさせていただくことになり、大変光栄に思っております。映像の美しさとキャラクター、さらには脚本の面白さ。
塚原監督初めての長編映画で「2023年ファンタジア国際映画祭」観客賞・金賞を受賞されて順風満帆です。しかし肝心の皆様のお目にかかるのはこれからです。私自身も映画館で観るのがとても楽しみです。
ぜひ、いろいろな思いをのせた映画が皆様に届きますように。
【黒沢ともよ(タンネ役)】
「クラユカバ」タンネ(c)塚原重義/クラガリ映畫協會序章の公開からもう2年と聞いて、驚きました。
早くこの先が観たいと、ずっとずっと願っていたので、ついに公開が決まって本当にうれしいです。
大尊敬なスタッフ・キャストの皆様とものづくりを共にできたことを光栄に思います。
監督の脳を覗き見るような特別な時間を、どうぞ、楽しみに!
【芹澤優(サキ役)】
「クラユカバ」サキ(c)塚原重義/クラガリ映畫協會映画「クラユカバ」にて、序章から引き続きサキを演じさせていただきます芹澤優です。
ついに、長編が完成いたしました!! 序章がかなり謎の残る終わり方で、サキもどうなっちゃうの?? というラストだったので、私個人としても長編の収録をとても楽しみにしていました!
アフレコのタイミングでは絵がほとんど完成していて、サキのまさかの姿での登場にびっくりしました。とっても可愛かったです! ふとした表情から読み取れるサキの気持ちがとても愛おしくて、より大好きになりました。
不思議で抜け出せない魅力がたっぷりの映画「クラユカバ」ぜひお楽しみください。
【佐倉綾音(カガリ役)】
オーディションの時にいただいた資料を見て「私の大好きな世界だ……」と感じたので、その世界にカガリとして入ってゆけることをとても楽しみにしています(戻ってこられなくなりそうで、すこし怖くもあります)。
セピアで不思議な塚原作品を、ぜひいっしょに体感してください。
【塚原重義(原作・脚本・監督)】
・「クラユカバ」
もとは自主制作として始まりクラウドファンディングで育ったこの作品が、海外映画祭を経て国内劇場公開されるに至りました。長く厳しい道のりでしたが、感慨深い限りです。苦しい時期にご助力いただいた諸氏に御礼申し上げます。
・「クラメルカガリ」
直近作「クラユカバ」にて集まった最高の制作チームで、引き続きいちから新作に挑む……という大変ありがたい機会をいただきました。また、当方の過去作からさまざまな小ネタを拾って下すったシナリオ原案の成田先生との仕事は大変刺激的でありました。重ねてありがたい限りです。
【成田良悟(「クラメルカガリ」シナリオ原案)】
・「クラユカバ」
塚原監督がこれまでの作品のなかで積み上げてきた世界観のなかでも、生々しさと幻想的な非現実感が絶妙な形で混在する一作です。
まさに先に何があるかわからない、未知なる“クラガリ”を前にした人々が味わう恐怖と不安、そして高揚感の揺らめきを味わえる至上の映像体験です!
・「クラメルカガリ」
「クラユカバ」のクラウドファンディングに支援させていただき、そのご縁でスピンオフ小説を書かせていただくことになったのですが……その小説があれよあれよと映像化となり、私自身がクダギツネにつままれたような感覚です!
クラガリの手前で踏み止まり日常を過ごす人々を描いた拙作が原案となり、塚原監督の細やかな監修とアレンジにより新しい映像活劇になった本作ですが、監督の過去作FLASHムービーで熱狂したファンの方々に楽しんでいただけたなら幸いです……!!

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