【Various Artist スタジオジブリ
トリビュートアルバム
『ジブリをうたう』 リコメンド】
名曲が輝く
トリビュートアルバムが到着!
音楽で感じるスタジオジブリの世界
各アーティストの持ち味が
存分に活かされている
各アーティストの持ち味が存分に活かされているのがとにかく楽しい。タイトルを見た瞬間にあの郷愁を誘うメロディーが胸の内で蘇らずにはいられない「となりのトトロ」は、岸田繁(くるり)の歌声が持っている素朴とも言うべき穏やかなトーンがひたすら広がる。天賦の歌声が輝いているという点だと「いのちの名前」も素晴らしい。幾田りらの透明感のあるあの歌声がメロディーの温かな響きを際立たせているさまは、ぜひ実際に聴いて確かめていただきたい。真っ直ぐさの中に豊かな情感を宿らせている家入レオの「君をのせて」、リスナーの心に強く訴えかける力を帯びた渋谷龍太(SUPER BEAVER)の「時には昔の話を」も胸に深く迫ってくる。Wakanaの「もののけ姫」は、耳を傾けているひと時がひたすら幸福感で満たされる。各シンガーのオリジナル作品とはまた別の形で歌声の魅力と向き合うことができるというのも、このトリビュートアルバムの聴きどころだ。
“この曲をこのアーティストが歌ったら、素晴らしい化学変化が生じるに違いない”という期待に応えてくれる曲は、他にもたくさんある。原曲でも繊細なハーモニーが構築されている「テルーの唄」はLittle Glee Monsterのメンバーたちの歌声のコンビネーション、ハーモニーで見事に彩られている。若々しいエネルギーを感じさせるGReeeeNならではの歌声が発揮された「海になれたら」は、とてもさわやかな仕上がりだ。また、原曲のサウンドアレンジの完成度の高さを活かしつつ、各アーティストのきらめきが効果的に引き出されている曲にも注目させられる。シンセサイザーの音色やビートが80年代ポップス的でありつつも、モダンなテイストへと昇華されている玉井詩織(ももいろクローバー Z)の「風の谷のナウシカ」。もはやこの曲と不可分と称しても過言ではないオールディーズを彷彿させるアレンジを活かし、木村カエラらしい明るいロックサウンドを鳴り響かせている「ルージュの伝言」。この2曲の仕上がりは、原曲を愛してやまないリスナーも思わずニコニコしてしまうと思う。
そして、本作の多彩さにさらに美しい色を添えているのが、俳優としても活躍している松下洸平の「カントリー・ロード」、満島ひかりの「ひとりぼっちはやめた」だ。曲に刻まれている物語を活き活きと躍動させ、風景もありありと想像させるような歌声は、演技の世界で異彩を放っている2人の表現力をまざまざと体感させてくれる。また、インストゥルメンタルでも、ジブリ音楽の奥深さを再確認できるのが嬉しい。ピアニストとして幅広いジャンルで活躍している角野隼斗が奏でる「人生のメリーゴーランド」、武部聡志が本作のために改めて生命を吹き込んだ「さよならの夏〜コクリコ坂から〜」は、鳴っている音のひとつひとつが、リスナーのイマジネーションを掻き立てて止まない。
“この曲をこのアーティストが歌ったら、素晴らしい化学変化が生じるに違いない”という期待に応えてくれる曲は、他にもたくさんある。原曲でも繊細なハーモニーが構築されている「テルーの唄」はLittle Glee Monsterのメンバーたちの歌声のコンビネーション、ハーモニーで見事に彩られている。若々しいエネルギーを感じさせるGReeeeNならではの歌声が発揮された「海になれたら」は、とてもさわやかな仕上がりだ。また、原曲のサウンドアレンジの完成度の高さを活かしつつ、各アーティストのきらめきが効果的に引き出されている曲にも注目させられる。シンセサイザーの音色やビートが80年代ポップス的でありつつも、モダンなテイストへと昇華されている玉井詩織(ももいろクローバー Z)の「風の谷のナウシカ」。もはやこの曲と不可分と称しても過言ではないオールディーズを彷彿させるアレンジを活かし、木村カエラらしい明るいロックサウンドを鳴り響かせている「ルージュの伝言」。この2曲の仕上がりは、原曲を愛してやまないリスナーも思わずニコニコしてしまうと思う。
そして、本作の多彩さにさらに美しい色を添えているのが、俳優としても活躍している松下洸平の「カントリー・ロード」、満島ひかりの「ひとりぼっちはやめた」だ。曲に刻まれている物語を活き活きと躍動させ、風景もありありと想像させるような歌声は、演技の世界で異彩を放っている2人の表現力をまざまざと体感させてくれる。また、インストゥルメンタルでも、ジブリ音楽の奥深さを再確認できるのが嬉しい。ピアニストとして幅広いジャンルで活躍している角野隼斗が奏でる「人生のメリーゴーランド」、武部聡志が本作のために改めて生命を吹き込んだ「さよならの夏〜コクリコ坂から〜」は、鳴っている音のひとつひとつが、リスナーのイマジネーションを掻き立てて止まない。
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