奈良から未来に繋ぐ、特別な1日をー
ー地域密着フェス『CoFuFun FES.』主
催・辻本美博が語る地元への想い、イ
ベントに懸ける決意

2023年10月14日(土)・15日(日)に、奈良・天理駅前広場コフフンにて『CoFuFun FES.』が開催される。同イベントは、奈良・天理市のPR大使も務めるインストセッションバンド・POLYPLUSのリーダーでありSax&Clarinet奏者の辻本美博が主催を務め、2019年にスタートした地元密着フェス。「天理の街でいつか音楽祭をやって欲しい」という天理市長の呼びかけに応える形で実現した、辻本と天理市、そして町の人たちが一丸となって開催されている。2020年のコロナ禍での中止を経て、3年ぶりとなる今年は、初日に大西ユカリBLACK BOTTOM BRASS BANDNakamuraEmi花*花、辻本美博 with Neighbors Complain
が出演。2日目は、ADAM atきいやま商店THEイナズマ戦隊、BimBomBam楽団 feat. 元晴、POLYPLUSと豪華アーティストが集結。東京五輪の聖火台も手がけた、デザイナー・佐藤オオキによる個性的な広場の空間に、地元の飲食店がずらりと並ぶほかにはないフェスに。今回SPICEでは、開催に向けて辻本にインタビュー。地元の奈良での取り組み、そして未来に向けての想いについて話を聞いた。
(2020年の開催直前にインタビューした記事はこちら。町の雰囲気や準備風景など、ぜひ感じてほしい https://spice.eplus.jp/articles/266103
コロナ禍での中止。それでも前進を続けて生まれた「未来ステージ」
ーー前回2020年は、残念ながら新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から中止となりました。改めて、当時の心境や状況についてお聞かせいただけますか?
率直にとても残念ではありましたが、 instagramでの配信に切り替えるという取り組みをいち早くできたのはよかったなと思っています。開催を予定していた2020年4月はまだコロナ禍に突入したばかりの頃で、SPICEに取材していただいた2月時点では、ざわざわしてるけど開催どうしようかと模索していたぐらいの頃で、まだ全部ストップしなければいけないというほどでもなかったですよね。どうしようかと思っていたところで、お世話になっているゲッターズ飯田さんや尊敬しているサックスプレイヤーの元晴さんは、「きっとこれからできなくなることがいっぱい出てくるけど、そっちばっかりを見て落ち込んでなくて、これから新しくできることが生まれてくるからそっちを見て頑張ろうよ」といった趣旨のことを発信されていて。僕もその考え方に感銘を受けていたこともあり、『CoFuFun FES.』が開催はできなくなってしまったけど、みなさんに協力していただいてお家で楽しんでいただけるようにやろうとすぐに動けました。ちょうどそれ以降に、どんどん配信ライブの文化が出てきたりしたので、かなり先陣を切った方だったんじゃないかなとも思います。
ーー配信ライブがそこまで一般的ではなかった中で、提案された時は出演予定だったみなさんや天理市の方々の反応はいかがでしたか?
中止の判断も配信への切り替えも、「そうだよね、大変だけど頑張ろう!」と快く賛同してくれました。そもそもアーティストにとっては出演キャンセルになるので、通常はキャンセル料の相談になるんですが、そういった話は一切出なくて。その分、僕たちは次回開催できた暁には、必ずオファーさせていただこうと、未来へのカプセルを残して終えたのが2020年だったと思います。
ーーコロナ禍では、全国的に行政の方は慎重にならざるをえないケースも多かったように思います。その中でも天理市のみなさんは、イベントに対してとても理解を示してくださったのですね。
そうなんです。2013年に当選されて、今も市長をされている並河市長がすごく理解を示してくれる素晴らしい方で、インスタライブに切り替えたいと伝えた時も誰よりも早く「やりましょう!」と言ってくださいました。そのおかげもあって、あのスピード感で実行できたと思っています。
ーー中止を経て、2023年には同じ駅前広場コフフンで「未来ステージ」と題した、学生が出演する新しいイベントが2022年から開催されていますね。これはどういった経緯から誕生したのでしょうか?
これは前年の2022年に、僕のソロ活動の一環として、47都道府県ツアーを企画していたので、そのキックオフイベントとして奈良・天理CoFuFunでイベントを開催したことがキカッケです。まさにコロナ禍に、配信を通して出会ったファンの方が全国にいてくださることをひしひしと感じていて、いよいよ動き出せるぞという空気を感じたので、今まで画面で繋がってくださっていた全国のみなさんに会いに行こうという想いから企画したツアーで、1か所目はまずは地元の奈良からスタートしようと。その時に、町の方や行政の方から「せっかく辻本さんが来られるなら、地元の吹奏楽部の学生たちを出してあげてほしい!」というお話をいただいたので「ぜひ一緒にやりましょう!」と実現にいたりました。
ーー町のみなさんからの声もあって実現したのですね!
そうですね。そのイベントが大変好評だったので、またやってほしい!というお声をたくさんいただいたことで、『CoFuFun FES. ~未来ステージ~』として、前年の流れを汲んで開催しました。なので、こういうイベントを作ろう!として生まれた、というよりもみなさんの声から生まれたイベントです。「未来へ羽ばたく人たちが、挑戦し輝けるステージをCoFuFunから」というコンセプトで、市内の吹奏楽部や音楽部の皆さんに出演いただいていています。今年もありがたいことに大変好評だったので、ずっと続けていけるようなイベントとして開催していこうと話しています。完全無料で、地元のみなさんからの協賛で開催しているので、みんなと手弁当でつくっているんですよね。今年は学生さんだけでなく、趣旨に賛同してくれたブラス&ダンスのMOSさんやストリートドラマーのリエイさんら世界で活躍されてるゲストも参加してくださり、すごい盛り上がりでした!
ーー学生のみなさんにとって部活の成果が発表できて、プロの方といっしょにイベントに参加できるのはうれしい機会ですよね。
僕自身が吹奏楽部出身だからこそ、こういった機会が本当に貴重だと知ってるいるし、忘れられない体験にもなっているので、参加してくれている学生さんにとってもそうなっていたら嬉しいですね。例えば、僕が高校生の頃にトランペッターのエリック・ミヤシロさんが来られて演奏を間近で体験したことがあるのですが、その時の強烈な記憶は今でも残っていて、この道に進もうと思った理由の1つにもなっています。だからこそ、僕自身もそういった機会や体験をつくれたらと、微力ながらしっかり取り組みたいなと。
ーーまさに原体験になるかもしれないですよね。学生の方たちとの交流はいかがでしたか?
当日はバタバタバタとしてたので、1人1人とゆっくり話せなかったのですが、公開リハーサルをその場でやらせてもらってた時にお声がけさせてもらったり。そして終演後に「サインください!」とキラキラした笑顔で話しかけてくれる子たちには、時間の許す限りお応えさせてもらったり。僕にとっても楽しく有意義な1日になりました。​
ーー地元の恒例行事じゃないですけど、学生にとってはひとつの目標になったり、3年生は卒業後にまた遊びに来たりと開催を続けるほどドラマが生まれそうですね。
そうですね! 実際、去年に参加してくれていたメンバーが今年は2・3年生になっていて、すごく覚えてくれていたり。1・2年生は、「私たちは来年もいるんでよろしくお願いします!」と言ってくれたり、3年生は「卒業しても見に行きますね!」と言葉をかけてくれたり。そう言ってもらえるたびに、最高やなと思って……。
ーーもしかすると、今後イベントの運営やプロの出演者として参加される学生が出てくるかもしれないですしね。
そうなるといいですよね! まさに「未来ステージ」になったらうれしいですね。
ーー『CoFuFun FES.』は、2021年・2022年の開催は予定されてなかったのですか?
そうですね。世の中の状況を見ながら模索する状況が続いたいたので、2021年・2022年は立ち上げることもなかったです。
ーーあの状況下では、思い描いている形で開催できないのでその時を待っていたと。
そうですね。ネガティブな意味ではなくて、冷静に戦局を見極めていたような感じでした。
ーーその間も天理市のみなさんとはコミュニケーションを取られていたのですか?
PR大使をさせていただいている縁もあり、連絡はとりあっていました。ある日、市長から長文のメッセージをいただいたことがあって……。あの頃を思い出して欲しいんですけど、当時は緊急事態宣言を出してほしい自治体とやめてほしい自治体があったと思うんですね。そんな中で、並河市長は緊急事態宣言を出してほしいというスタンスをとってたんですよ。というのも、毎日facebookで感染状況などご自身で発信されながら、データを見る限りでは緊急事態宣言を出してしっかりと補償をすることが最善だと。コロナの影響を受けている市民や企業に、国の予算や制度も活用して必要な支援を行うためにも、緊急事態宣言を出してほしいと知事に意見もされていたんです。そういった発信を日々されている一方で、音楽家やライブハウス等も大変な時期だともちろんご存知の上で、ご自身が緊急事態宣言を出してほしいという方針は音楽家を苦しめてることになるのではないかと葛藤されていて。その時に長文のメッセージをいただいて、今、自分がこういった発信をしているのは、辻本さんを含む音楽家のみなさんに、マイナスなことをやってしまっているのではないかと。だけど、考えがあってやっていることなんで、何卒ご理解いただけたら、といった内容でした。僕としては、市長が矢面に立って考え抜いてやられていることであると、十分に伝わっているので気にしないで続けてください。こっちはこっちで頑張るんで、お互い頑張りましょう!といった言葉を交わしました。そういった感じで、イベントを開催していない時も、市のみなさんのためにそれぞれできることを続けてきた結果が今年に繋がっていると思います。
「絶対に幸せになってもらえる自信がある」豪華アーティストが天理に集結
ーー今年はより行政のみなさん、そしてアーティストや運営チームとの連帯感も深まっての開催になるわけですね。
そうですね。それぞれが積み上げてきたもの、経験してきたものがあるので、当日がどんな感じになるのかとても楽しみです。
ーーちなみに、イベントに挑まれるモチベーションとしては、初開催時や昨年とは変わらずでしょうか? またはコロナも経て変化はありましたか?
今年は前回の中止もあるのでリスタートするような気持ちもあります。その上で、コロナ禍でいろんなことをインプットして、いろんな人を見てきた中で、ゲッターズ飯田さんの「一人で咲くよりも沢山で咲く方がいい。自分が咲いたなら周囲を咲かせられる優しい人になるといい」という言葉が胸に響いて、それがひとつのテーマになっているところはあります。2019年の時点は、大好きなアーティストに来て欲しい、育ててもらった町の大使としてできることがあるという思いと、自分自身がやりたいという気持ちが半々ぐらいだったんですけど、今は、お客さんと出演者の皆さんに喜んでもらいたい、みんなで笑顔の花を咲かせてたい、ということを第一に考えるようになりました。そういう意味では、変化があったと思います。
「未来ステージ」も「CoFuFun FES.」も、ぶっちゃけ大きく収益があがるというイベントではなくって。共催に天理市が入っていますが、市からお金は1円もいただいてなくて。僕のことをよく知ってくれている町の人と話していたら、税金で補助などがあると思っていたみたいで、びっくりしてましたけど(笑)。開催に協力いただいているだけで、チケットの売り上げと地元のみなさんからの支えと協賛や企業版ふるさと納税で応援していただけるおかげで成り立っています。なので、本当にできるだけたくさんの人に、楽しんで欲しい、という一心でみんなとつくっています。
ーーその思いは、出演されるアーティストのみなさんも同じだからこそ、これだけの豪華面々がそろっているわけですね。2020年に出演予定だったアーティストから初参加の方も。
ラインナップについては、中止となった時に出演予定だったみなさんに、まずお声がけさせていただきました。どうしてもスケジュールがわなかった方もいるんですけど、今年はそこに花*花やNeighbors Complainが加わってくれていたり、それぞれの地元を愛していて、僕が育った地元・奈良で開催することに共感してくださる方々が集まってくれました。最初は1日開催の予定でしたが、みなさん快く引き受けてくださったので思い切って2日開催で実現することに。
ーー2日間でこれだけの方々が集結すると思うとすごいですね!
そうですよね!BLACK BOTTOM BRASS BANDは僕が学生の頃に「バンドジャーナル」という吹奏楽の雑誌で表紙になってたり、 ユニクロのCMに参加をされていて、「管楽器でこういうスタイルがあるんや」と衝撃を受けた存在です。大西ユカリさんは、僕が習っていたサックスの先生が、ユカリさんのバンドメンバーという縁があるんです。僕がカルメラに入ってからご一緒させていただくようになり、最高なボーカリストであり大阪のお姉ちゃんであり、そんな方に奈良に来ていただけるなんて光栄ですよね。花*花とは、ずいぶん前にイベントで一緒になった時にライブが本当に最高で衝撃を受けて。その後、心斎橋JANUSでツーマンイベントをやらせてもらったりという仲で今回もお声かけさせていただきました。それからADAM at、きいやま商店、THEイナズマ戦隊、NakamuraEmiさん、と2019年にも出演してくださっている、大好きなラインナップですね。
ーー初日には、2019年以来となるNakamuraEmiさんも。
NakamuraEmiさんは、今までに知り合った女性シンガーソングライターの中でも圧倒的な存在です。プロデューサーのカワムラヒロシさんからお声がけいただきレコーディングで一緒に参加させていただいたり、ライブでのサポートもさせていただいたりと、関われば関わるほどライブにぶち抜かれるし、お人柄も本当に素敵で。
ーーそして、2日目にはBim Bom Bam楽団 feat.元晴さんが出演。
僕はSOIL&"PIMP"SESSIONSのようになりたくて、元晴さんになりたくてここまで続けてきたみたいなところがあるといってもいいぐらい、ルーツとなる存在なんです。それから解散してしまっているけど、インストバンドのPE'Zが大好きなチルドレンだった僕にとっては、バンドを率いていたOhyama"B.M.W"Wataruが新しくつくられたBimBomBam楽団に、元晴さんがフィーチャリングされるなんて、オールスター状態ですよ! このおふたりがフロントのバンドを、見られるだけでも激熱で、なにより地元に来てくださるわけですから大歓迎でお迎えしなければと思っています。そんな大好きな人たちと憧れの方たちと、僕は初日はソロでNeighbors Complainと、2日目はPOLYPLUSとして同じステージに立てるだけでも本当に楽しみです。
ーー全出演者を見て楽しんでも、終演時間が18時というのもポイントですね。
終演時間が早めに設定してあるのは、ふたつ理由があって。ひとつめは、太陽を自然の照明にするので、物理的に日照時間での開催になること。​もうひとつは、ありがたいことに全国から遊びに行きたい!という声をいただいているので、土日まるっと抑えて月曜帰りとなるとなかなか難しいこともあるので、終演後に新幹線や飛行機ならどこでも帰れるように、18時にしています。天理からでも京都駅まで1時間ちょっとで、空港までも2時間あれば行けるので全国どこでも帰っていただけると思います!
ーー会場となる駅前広場のコフフンで、どんな雰囲気になるのかとても楽しみです。
写真をみていただくとわかると思うんですけど、会場となる広場は名前の通り、古墳を想起するような独特なデザインの空間で、2017年にはグッドデザイン賞も受賞されてるんです。設計されたデザイナーの佐藤オオキさんは当時から有名だったのですが、その後は東京オリンピックの聖火台を手掛けられたり、2025年の日本国際博覧会協会では日本館を担当されたりしているので、依頼された市長は先見の明があったんやなと(笑)。そんな素敵な空間に、町の飲食店の方たちが20店舗ぐらいブースを出店してくださります。せっかくなので出店も回遊していただきたいので​、チケットは飲食ブースで使える金券を含んだ価格設定にしています。いわゆるフェスの「うおーっ!」という盛り上がりも場面によってはあると思うんですけど、転換の時間はゆったりと町の雰囲気も楽しんでいただきながら、1日を通して「いいイベントやったな」と思ってもらえるような空間作りができたらと思って、当日まで準備しています!
ーー飲食店も辻本さんが選ばれてるのですか?
飲食店や協賛周りは、主に「あすなろ」の美鈴ママが取り仕切ってくれています。この方が実は僕の大恩人で、大学生の頃に働かせてもらっていたラウンジのママなんですよね。人のため、街のために動く方なのでみんなからの信頼も厚くて、「ママが言うんやったら協力しようか!」と言ってくださる方がほとんどなので、僕よりもママのおかげで飲食店の方々や地元企業からの協賛も集まって、一緒にイベントを作ることができています。僕も今は東京に住んでいるので、日々挨拶回りをこまめにできないこともあるので、ママが一手に引き受けてくださってるんです。
ーー『CoFuFun FES.』のキーパーソンですね!
本当に美鈴ママの協力があってこそです。実は、数年前に癌を患われて、当時はかなり心配したのですが、奇跡的に生還されて。今も病気と付き合いながらではあるんですけど、全く感じさせないぐらいパワフルな方でいつも元気をいただいています。ちょうど、この取材の前日がママのお誕生日だったので奈良・天理まで会いに行ったら、その時も色んな方のお世話をされていて。誰かが「おせっかいおばちゃんやな!」と茶化して。ママも「だれがおせっかいおばちゃんや!」と(笑)。でも、ママみたいに古き良き人情味溢れる人が、ご自身の足で1件1件ご挨拶まわりに連れて行ってくださり、イベントのお話をしてくださるので、「じゃあ頑張ってな」と、地元の方々から協賛金を出していただけているんです。そのお気持ちを無駄にせず、「僕たちも頑張らせてもらいます」と一緒にイベントを作っていくことが大事だなと。わかっているつもりでしたけど、久々にママと街を回って改めてそんな風に感じましたね。ママにしても、僕にしてもイベントの運営委員会にしても、全てはできるだけたくさんの人に喜んでもらえるように、という思いで目指しているゴールは一緒なんです。喜んでもらうためにはお金も必要だし、大変なこともあるけど、目的が同じだからみんなで一緒になって頑張ってやれてる気がしますね。​
ーーまだこれから今年の開催を迎えるところではありますが、今後の展望もすでにあったりするのですか?
今年については、夏の「未来ステージ」と今回の「CoFuFun FES.」を経て、天理で2回にわたってたくさんの人に楽しんでいただける機会を、という思いがあります。​だけどフェスとしては、長期的な道のりの途中といった考えはあんまりなくて。イベントを立ち上げた2019年の頃は、1日開催で、おかげさまで即完売になり、町を歩きながら運営チームと「来年はこっちの会場も使いたいね」とか「規模を大きくしましょう」といった話をしていたんですけど、今はそれよりもどれだけたくさんの人に喜んでいただけるか、僕が死ぬまでにどれだけたくさんのひとにありがとうと言ってもらえるようなことができるかが大事やなと思いながら、ひとつひとつ取り組んでいきたいなという段階ですね。
ーー辻本さんの想いに共感してアーティストや市長、町の人が協力してくださるように、きっとフェスも続いていくと「未来ステージ」の学生がいつかプロになって帰ってきたり、カップルが家族になりお子さんと参加されるような日がきたりするかもしれないですしね。
本当にそんなイメージです。地域に根差して、できるだけたくさん天理に花を咲かせられるような活動を続けていきたいですね。
ーー最後に改めて、当日に向けて参加を迷われている方や心待ちにされているみなさんに意気込みをお願いします!
絶対に幸せになってもらえる自信があるので、ぜひ遊びに来てください!なぜそれだけ自信があるかというと2つポイントがあって、1つは間違いのない最高のアーティスト10組が、みなさんを楽しませようと、喜ばせようと天理に集結してくださるからです。みなさんの力をお借りして、絶対に幸せな時間にできるという自信があります!
もう1つは、コフフンの空間力がめちゃくちゃすごいので、イベントでなくても駅前に1回来てほしいなと思うぐらい素敵な場所なんです。そんな素敵な空間に、町の方々が協力してくださって飲食ブースが並んだり、一緒に楽しめるお祭りをつくっているので、アーティストのパワーとフィールドパワーで、絶対にいい時間やったなと思っていただけると確信しています! 一緒にいい時間を、楽しいお祭りを作りましょう! 
取材・文=大西健斗 撮影=福家信哉

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