【HATE and TEARS インタビュー】
「Make a Change」は
歌詞も変化して、
私たちの応援歌になった
2020年に結成した名古屋発のエレクトロポップグループ・HATE and TEARS。コロナ禍の中、自分たちのペースで活動を進め、今年8月にメジャーデビューを果たした。そして、ついにメジャー初のCDとなる「Male a Change REMIX」をリリースする。今回はMISAが体調不良のため、KAYOとUIのふたりに新作への想いを語ってもらった。
一歩踏み出した私たちの
ひとつ目の到達点がメジャーデビュー
8月16日に配信シングル「ARRIVAL POINT」でメジャーデビューされましたが、心境としてはいかがですか?
UI
私は小さい頃からずっと音楽をやりたいと思っていて、アーティストになるのが夢だったんです。そんな私がメジャーデビューできるということで嬉しいんですけど、最初はすごく戸惑いもありましたね。“本当に?”って感じで実感が湧かなくて、いろいろ考えました。戸惑いもあるし、不安も大きいんでが、とにかく今は目の前のことをやるだけだという気持ちです。好きなことだし、やりたかったことだし、とにかくがむしゃらにやるしかないって。
KAYO
私もメジャーデビュー決まった時は全然実感がなくて。でも、ワンマンライヴでファンの方たちに直接伝えることができたので、ファンの方からの“おめでとう!”っていう声を聞いたり、メディアに取り上げられたのを見たりして、周囲の状況の変化でようやく実感できた感じです。
実感すると意識も変わってきますよね。
UI
そうですね。パフォーマンスもそうですし、楽曲作りにおいても、より真摯に向き合わなきゃいけないっていう気持ちになりました。
KAYO
メジャーデビューされているグループやアーティストの方は楽曲もライヴパフォーマンスもクオリティーが高いと思います。私たちはまだまだですけど、ファンの方のためにも、かかわってくださるスタッフの方のためにも、クオリティーの高いものを届けたいと思いますので、今は変わらなければいけない時期だと感じています。
そんなメジャーデビューの曲を「ARRIVAL POINT」にした理由は?
UI
前作の「ONE STEP FORWARD」(2023年4月発表の配信シングル)という曲と少しつながりがあって、“ONE STEP FORWARD”は“一歩を踏み出す”という意味で、“ARRIVAL POINT”は“到達点”という意味なんですね。一歩踏み出した私たちのひとつ目の到達点がメジャーデビューだと思いましたし、このメジャーデビューは新たなスタート地点でもあると思ったので、「ARRIVAL POINT」が相応しいんじゃないかと思ったんです。
KAYO
「ARRIVAL POINT」はこれまでのHATE and TEARSにないタイプの曲で、過去一で盛り上がる曲なんです。なので、メジャーデビューという大きな起点には本当ぴったりだなって。いつもは私が振り付けを担当しているんですけど、この曲は初めてプロの方にお願いしました。自分では思いつかない振りだったり、新しい表現方法を知ることができたので、お願いして良かったと思っています。また、今後自分で振り付けする時に生かせるものをたくさん得られたかと思いますし、メンバーもひとつステップアップができた気がしますね。
KAYOさんはX(旧Twitter)のプロフィールに“MC、振付担当”と書かれていますけど、UIさんはグループの中でどんな役割を?
UI
私はメインヴォーカルとして歌わせていただく機会が多いのと、曲作りにおいてプロデューサーの方と話をしながら、楽曲の方向性や歌詞のテーマなどを一緒に決めたりしています。
ちなみに、今日は欠席されているMISAさんは?
UI
ムードメーカーですね。ワンマンライヴの時に、それを強く感じました。MCでいきなり“私、タオルを投げまーす!”と言って投げたんですよ。それで会場の空気が変わって、私たちふたりも投げてみたりして(笑)。斬り込み隊長じゃないですけど、私たちふたりにはできないことを先頭に立ってやれるんです。
KAYO
本当に元気なので、ライヴでいい感じにみんなを引っ張ってくれるので、そこがMISAの魅力ですね。
そして、9月13日に「Light up my luv」を先行配信して、27日には初のCDで「Make a Change REMIX」がリリースされます。CDでのリリースというのは配信とは違う嬉しさもあると思うのですが。
KAYO
そうですね。CDだとアートワークとかも含めてひとつの作品なので、ジャケット写真も楽しんでもらいたいです。今回はジャケ写を3パターン撮っているんですけど、前回のインディーズで出した時(2022年4月発表のシングル「RETROSPECTIVE」)はアーティスト写真のアザーカットをジャケ写にした感じだったので、ジャケ写のための撮影は今回が初めてでした。3タイプあって、3人のキャラクターの雰囲気をそのまま出せたので、こだわりを感じてもらいたいですね。
ジャケ写を見ると、表情や衣装もそれぞれ違う感じで。
UI
カップリング曲の雰囲気に合わせている感じです。TYPE-Aはクールな感じで、Bはアイドル的で、Cはアクティブな感じで。その中で、私はTYPE-Aでメインなんですけど、ドレスを着ています。あまり写ってないかもしれないんですけど、ドレスを自分たちでアレンジしていて、フロントにリボンを付けたり、いろいろ手を加えています。TYPE-Aに収録されているカップリング曲「MIRROR」の空気感がゴシックな感じなので、そういう雰囲気が出せているところが個人的に好きです。
KAYO
TYPE-Bは王道アイドルに寄せようと頑張って、メンバーたちで話し合って色合いとかも考えました。HaTE and TEARS史上一番振りきったので新鮮で楽しかったです。TYPE-Cはめちゃくちゃカッコ良くて、このパターンだけスタイリストさんに入ってもらいました。こっちもカッコ良いし、雰囲気がいいなぁって。
全然違う3タイプのジャケというのも面白いですね。
UI
ファンの方もそれぞれ好みがあると思いますけど、3タイプとも気に入ってもらえると嬉しいです。
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