川谷絵音、萩原みのりとW主演で映画
初主演 Huluオリジナル『ゼロの音』
独占配信が決定

映画『ゼロの音』が4月27日(木)よりHuluで配信されることが決定。あわせて、場面写真とメイキングカットが公開された。
『ゼロの音』は、第1回『Hulu U35クリエイターズ・チャレンジ』グランプリを受賞した老山綾乃監督による映画。Hulu初となる、オリジナル映画作品だ。『Hulu U35クリエイターズ・チャレンジ』は、Huluによる、新世代“映像クリエイター”発掘&育成プロジェクト。35歳以下を参加資格とし、選考を勝ち抜いたファイナリスト5組が映像制作のプロによるサポートと1,500万円の制作費支援のもと、自身の企画で監督・脚本を務め、映像化する機会を与えられる。ファイナリストによる5作品は、完成後、Huluで独占配信される。その中から、各界の第一線で活躍する審査員たちによりグランプリ作品を選出。グランプリ受賞者には賞金100万円が贈られ、副賞として、Hulu全面バックアップのもと、Huluオリジナルの新作を監督・配信することができる。
オリジナル脚本の本作で描かれるのは、病によって音楽の道を絶たれた⻘年が、憧れの人の死に直面したことをきっかけに人生を再生していく姿。才能あるチェリストの大庭弦は局所性ジストニアと診断され、これまでのようにチェロを弾けない身体になった。受け入れられない弦は、自ら音楽の道を諦める。市役所の生活福祉課に中途採用されるも、無為な日々を過ごしていた。ある日、同僚の上国料いとと共に訪問した家で、憧れていたチェロの巨匠・徳永治と偶然出会う。弦といとと徳永の3人による信頼が築かれはじめた矢先、徳永はチェロを残して、この世を去ってしまう。身寄りのない徳永のチェロが処分されてしまうことを知った弦は、ある衝動的な行動を起こす。 弦の行動を知ったいとは、弦を追いかける。弦は、いとや徳永、そしてたくさんの人たちとの出会いを経て、音楽を失ったという心の穴と対峙し、これからどうやって生きていくかを模索する。その答えにたどり着いたとき、物語は意外な結末を迎える。
Huluオリジナル映画『ゼロの音』 (c)HJホールディングス
主演をつとめるのは、indigo la End、ゲスの極み乙女、ジェニーハイなどで知られる川谷絵音。チェリストの道を諦め、市役所の生活福祉課で働く⻘年・大庭弦を演じている。また、市役所の同僚・上国料いと役でW主演を果たすのは、『花束みたいな恋をした』『街の上で』などの萩原みのり。
ドラマ『恋のツキ』で演技に初挑戦した川谷は、本作で映画初主演。チェロに触ることも初めてだったため、実際にコンサートでチェロを弾くシーンを演じるにあたり、事前に練習するなど準備を重ねたという。チェロ監修の奥村景氏は、川谷の演奏シーンをみて「チェロとギターは同じ弦楽器の仲間ですが、全然弾いた感覚が違うので最初は川谷さんも苦戦していました。更に今回使われた曲はチェリストでも弾くのが難しい曲です。ですが、二回目のレッスンでは曲をほぼ覚えていて軽く手直しをする程度まで上達していてビックリしました。撮影の時には、曲の雰囲気に合わせ情熱的に演奏するまで仕上がっていて、良い演奏シーンになるのではと楽しみに思えるほどでした」とコメントしている。
キャスト、監督のコメント全文は以下のとおり。
川谷絵音(大庭弦 役)
一番は監督の手紙です。直筆の手紙をいただいて、これはちゃんとやらないといけないと思いました。また、楽器を扱う作品だったことと、ジストニアという自分の身近にある題材を描いていたので、やってみようと思いました。チェロは、撮影に入るまで毎日弾いていました。かっこいい海外のチェリストを見つけて、その人の動画を見て参考にしたりしました。監督からの演出に関して「感情を抑えてください」と現場で何度かいわれて、心を見せない役柄なので、感情を出さないように演技をするのが大変でした。監督が、アテ書きとおしゃってくれていますが、僕の中にあるものが形になったのかなと、共感する部分が多かったです。現場のあたたかい空気感が映像に反映されていると思うので、気負わずに観てもらえればと思います。
萩原みのり(上国料いと 役)
いただいた脚本のラストシーンが好きで、このシーンを演じてみたいというのが一番大きかったです。また、川谷さんが主演と伺って、良い意味でどんな感じになるのか想像ができなくて、是非この作品に参加したいと思いました。川谷さんとは行きの車から帰りの車まで、休憩中もずっとお話しをしていました。その時間のお陰もあって、撮影の時間だけでは埋められない、川谷さん演じる弦さんと自分が演じるいととの距離の詰め方というか、関係性を自然と作ることができたと思います。たくさんの人の優しさが詰まっている作品です。観終わった後に、周りの人に優しくできたり、誰かのことを大事に思ったり、やさしさが伝染するように広がっていくと嬉しいです。
老山綾乃 (監督・脚本)
繊細に物語を捉えて、大胆に演じ、何より上国料いとという人物を愛してくれた萩原さん。
なんてことないみたいな顔をしながらも、チェロもお芝居も全力で応えてくれて、作品を力強く引っ張ってくれた川谷さん。
ラストシーンは萩原さんと川谷さんのアイデアで、脚本にはない終わり方を迎えました。ほんの些細なことだけど、弦にとっては非常に大きな意味を持つ終わり方になりました。チェロを抱きしめる川谷さんをみて、川谷さんにしか「弦」は演じられないと思いました。それに、萩原さんにしか「いと」という人物は捉えられなかったと思います。2人に演じてもらえたことが、脚本・監督の私にとって最大のしあわせでした。ありがとうございました。
『ゼロの音』は4月 27日(木) 0時からHuluで独占配信スタート。

SPICE

SPICE(スパイス)は、音楽、クラシック、舞台、アニメ・ゲーム、イベント・レジャー、映画、アートのニュースやレポート、インタビューやコラム、動画などHOTなコンテンツをお届けするエンターテイメント特化型情報メディアです。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
  • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
  • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」

新着