L→R little Skeet(DANCER)、Taka.(Vo)、Hayato(Vo)、J(DANCER&LEADER)

L→R little Skeet(DANCER)、Taka.(Vo)、Hayato(Vo)、J(DANCER&LEADER)

【WEBER インタビュー】
4人それぞれの想いが重なって
WEBERになっていると感じた

外部の振付師を迎えたことで
いいステップアップに

そんな心境で作られたニューアルバムはとてもライヴが楽しみになるような曲が揃っていますよね。

Taka.
ありがとうございます。僕は「Keep It a Buck」を出した時に、このアルバム自体のコンセプトである“変わらないもの、変わっていくもの”ということと、この曲のコンセプトの“変化”がすごく似ていると思ったんですよね。

本当ですね。歌詞を読むとよりそれを感じます。

Taka.
そうなんです。さらに、このアルバムを聴いた時に、4人それぞれの想いが重なってWEBERになっていることをすごく感じて。ライヴで楽しめる一枚として作ってはいるのですが、4人の好きなエッセンスを散りばめて作ってもらった曲もあるんです。今はSNSがあるからファンのみなさんと距離が近くなっていますよね。だからこそ、アルバムを出した時に“どの曲がいい?”と、みなさんに問いかけるような作品にしたいと思ったんです。攻撃的ではあるけど、みなさんが好きなものと僕らが個人的に好きなものが一緒だったらいいなと思って制作したから、早く聴いてもらいたいですね。振り付けもどんなものになるのかワクワクしてもらえるものになっていると思うので、ライヴで答え合わせができるように予習をいっぱいしてほしいです。
Hayato
僕は個人的に「Hello Sunshine」が好きですね。朝に聴いても気持ちがいいし、いい目覚めを迎えて仕事に行ってほしいと思うような楽曲になっていて。すごくさわやかだし、その中にも力強さがあって、僕たちが持っているアツい想いをぶつけられる、表現できる楽曲になっているんです。
Taka.
「Keep It a Buck」と兄弟のような曲なんだよね。
Hayato
そうそう! 曲調は全然違うんですけどね。
Taka.
「Keep It a Buck」は強い意思だったり、意思の固さをメインにしたんですが、「Hello Sunshine」は少し心の弱いところを柔らかい表現で伝えられたらいいなと思ってできた曲なので、歌っていても感情移入がしやすいんですよ。

表裏一体の曲なんですね。

Hayato
そうですね。前回リリースしたアルバム(2019年6月発表の『deception』)がベストアルバムのようなものだったので、今回はオリジナル曲だけで、みんなに聴かせていない曲も多いぶん、期待してもらいたいですね。
little Skeet
僕は正直言って、これまでの楽曲は“どうやって踊ろう?”と思う曲がたくさんあったんです。メッセージ性が強いものも多かったですし、ダンスヴォーカル曲というよりも、聴かせるほうがいいのではないかと思うものも多かったから、そう思っていたんですが、今回のアルバムは今までとトラックの感触が違っていて、「Let’s get loud」のようにガツガツした激しいダンスチューンが多くなったのが個人的に嬉しくもあり、新鮮さも感じました。ライヴの風景もすごく想像しやすいと思うんですよね。

確かに、自然と身体が動く曲が多いですよね。

little Skeet
そうですよね。これまで自分たちで振り付けをしていたんですが、外部の新しい振付師さんにお願いした曲も多いんです。パフォーマンスする側としてはすごく新鮮ですし、ライヴでもまた違った色になるからすごく楽しいし、観てくれるみなさんはさらに面白く思ってもらえると思うんです。それも今回、僕たちの変わったところなんです。

外部の振付師さんを迎えようと思ったのはなぜなのでしょうか?

Taka.
スタッフさんも含めて話す中で、自分たちでやるよりも他の人に振り付けてもらって、新しい気持ちで新鮮に挑んでみたらどうかという意見になったんです。結果的に新しい僕らを引き出してもらえたのですごく良かったですね。
J
あと、楽曲もすごく今っぽい印象があるんです。きっと今まで応援してくれている人が聴くと“変わったなぁ”と思うだろうし、初めて観たり、聴いたりする人は馴染みやすいと思うんです。そこに対しての入口の扉がすごく軽くなった気がしますね。今まではちょっとその扉が重かったんですよ。
全員
あははは。
J
一度扉が開いても、さらにもう一枚扉があるような楽曲をやっていたところがあるので、本当に新鮮に聴いてもらえると思います。振り付けに関しては、僕の中では責任の大きさは変わらないけど、責任の多さは増えたと思っていて。これまでは自分たちで作った振りは責任を持ってやればいいだけだったんですが、外部の方が作ってくれるものは、より責任を持ってやらなくちゃいけない…僕たちが間違えてしまったらその人の責任になるので、大きな負荷がひとつ増えたんです。でも、その挑戦はすごく良かったと思っていますね。

新しい振り付けのハードルは高かったですか?

J
僕は楽しくやらせてもらいましたが…
Hayato
僕は悲鳴を上げながらやっていました!
little Skeet
あははは。ヴォーカルは歌っているわけだから、僕たちが振りを作る時はあまり躍らせていなかったからね。
Taka.
ぶっちゃけ、歌っている時は踊りたくないですから! Jさんだったらそれを言えましたけど、外部の人には言えないんで。
Hayato
ヒーヒー言いながらやったよね(笑)。
Taka.
水を2リットルくらい飲んだもん!
Hayato
ちゃんとストレッチをしているTaka.初めて見たよ(笑)。

そのぶん、みなさんさらに底上げされたんですね。

J
そうですね。外部の方はお仕事でやってくれているから目はつむれないですからね(笑)。

あははは。そして、今回のアルバムにはライヴ映像がそれぞれ初回盤AとBに違うものが付いているんですね。

little Skeet
そうなんです。初回盤Aは映像をふんだんに使って魅せたライヴ映像なんです。
Taka.
「オオカミの涙」(2017年2月発表のシングル)とか「桜咲く丘」(2016年6月発表のアルバム『タカラモノ』収録曲)など、昔の曲は映像と一緒にパフォーマンスをするとすごく映えるんです。幻想的な曲も多いから視覚的な要素が増えるほどに化けるんですよ。逆に初回盤Bはツアーの映像なので、すごく汗が感じられるんです。
Hayato
びっちょびちょだったもんね。
little Skeet
本当に!(笑) 躍動感、高揚感を感じられるライヴになっているので、こちらも楽しみにしていてほしいですね。

取材:吉田可奈

アルバム『evolution』2021年10月27日発売 Victor Records
    • 【初回限定盤A -Keep-】(CD+DVD)
    • VIZL-1958
    • ¥5,500(税込)
    • 【初回限定盤B -Change-】(CD+DVD)
    • VIZL-1959
    • ¥5,500(税込)
    • 【通常盤】(CD)
    • VICL-65583
    • ¥3,300(税込)
WEBER プロフィール

ウェバー:2013年6月に結成された4人組ダンスヴォーカルユニット。美麗な容姿と実力重視のダンス、魅惑のヴォーカル力が集結したグループとして注目を浴びる。2017年1月にZepp Namba、Zepp DiverCityのワンマンライヴを経て、同年2月にシングル「オオカミの涙」でメジャーデビュー。19年2月に移籍第一弾シングル「READY」をリリースし、同年6月にメジャーデビュー後、初となるフルアルバム『deception』を発表。WEBER オフィシャルHP

OKMusic編集部

全ての音楽情報がここに、ファンから評論家まで、誰もが「アーティスト」、「音楽」がもつ可能性を最大限に発信できる音楽情報メディアです。

新着