志村貴子の「どうにかなる日々」アニ
メ化決定 20年初夏、劇場上映

(c)志村貴子/太田出版・「どうにかなる日々」製作委員会 志村貴子氏の漫画「どうにかなる日々」(太田出版刊)のアニメ化が決定した。2020年初夏に期間限定で劇場上映。多数のキャラクターが登場する特報プロモーションビデオも公開されている。
 同作は、元恋人の結婚式、男子校の先生と生徒、思春期の幼なじみといった、さまざまな人々の恋模様を優しく見守り、温かく描くオムニバスショートストーリー集。原作は、02~04年に単行本全2巻が発売された。
 メインスタッフは、監督として「あさがおと加瀬さん。」「フラグタイム」の佐藤卓哉が登板。キャラクターデザインは「センリツのルシファー ただひとつの始まりの歌」の佐川遥、脚本は佐藤監督のほか、「おねがい☆ティーチャー」(監督)の井出安軌、「ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。」の冨田頼子が担当する。アニメーション制作はライデンフィルム京都スタジオが行う。
 原作者の志村氏は、アニメ化について「原作は地味な作品ばかりを集めたオムニバス形式の作品集です。描いてる真っ最中の私は別に地味に作るぞという意気込みで描いてはいないのですが、結果的に地味と評されることが多いのです。それなのに数多ある漫画の中から見つけ、アニメにしようと考え、細部に至るまでていねいに関わってくださったスタッフのみなさまには感謝しかありません。そして個人的に気に入っている短編たちをひとつにまとめてくださいました。本当に頭が下がるばかりです。読者のみなさまにもご覧いただけたらうれしいです」とコメントしている。
 12月20日から全国の上映劇場で、志村氏描き下ろしイラストを使用したクリアファイルが付属するムビチケカードの数量限定販売がスタートする。価格は1400円(税込み)。

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