KinKi Kids堂本剛、“寂しい人の悩み
”に共感「僕は寂しさで出来てますか
ら」

(参考:堂本剛が開拓したジャニーズ「アーティスト路線」 発信型の音楽活動はいかにして支持を得たか)

 2週間限定で、東京タワーから生放送される同番組。月曜日はNEWSの小山慶一郎が職場の悩みに、火曜日はTOKIOの松岡昌宏が男の悩みに、水曜日はの相葉雅紀が女性の悩みに、木曜日はKinKi Kidsの堂本剛が寂しい人の悩みに、金曜日は関ジャニ∞の安田章大が都会になじめない悩みに答えるという企画で、今回は堂本が「寂しい人の悩み」に対し、彼ならではのユーモアある回答をした。

 冒頭、堂本は前日に放送された嵐・相葉がMCを務めた回と比較し「もうね、(腕を叩きながら)ココが違いますから」と、MC歴の長い堂本ならではの自信を語った。続けて、この日のテーマである「寂しい人の悩み」に関しては、「僕は寂しさで出来てますから」と話した上で「最近の趣味はフラワーアレンジメント」というプライベートライフを語った。

 最初の相談者である21歳の女性タレント・篠原冴美から寄せられた悩みは、「最近占い師をしている母とその彼に、実家を追い出された」というもの。これに対し、堂本は「まず(母が)占い師になる段階で止めますね。『ちょっとお母さん、それはないよ』って」と、事前に事故を防ぐタイプであることを明かし、スタッフは大爆笑。少し絡みづらいキャラクターである篠原をのらりくらりとかわした堂本は、途中で電話が切れてしまうアクシデントにも冷静に対応し、「母に家賃を払ってもらう」という結論へ導いた。

 続いて寄せられた20歳の女子大生からの悩みは「実家に帰ると、ついお母さんのお尻の匂いを嗅いでしまう。どうしたらいいですか?」というもの。この一風変わった質問に対し、堂本は「自分の意思を貫くというのは大事なことですが、お母さんは嫌がらないの?」など、親身になって彼女の悩みを聞いた。だが、その話が核心に迫るにつれて混乱してきた堂本は「僕、これずっと喋るの?」と番組スタッフに確認するなど、番組の体裁を気にするMC力を発揮した。この質問を解決に導くため、同番組では「相談者のお尻の匂いに近いもの」を用意。堂本はその匂いを実際に嗅がされて悶絶するも、「嗅いだつもりになって『あ、もう私嗅いだから大丈夫』ってなればいいんちゃう? タバコをやめる感じ」とアドバイスし、解決に導いた。

 3つ目に寄せられた29歳の女性から悩みは、「父親と血が繋がっていないことを、自分は気付いているのに両親に隠されている」という重めのテーマ。パスポートを取得する際に気付いたという彼女から、追求すべきかそうでないかという相談が寄せられた。これに対し堂本は「僕やったら聞いてまうけどね。自分の方がメンタル的に上を行かなきゃいけないけど」と回答し、続けて「タイミングとか今とかじゃなくて、自然に聞けばいいと思う」と、相談者に親身になってアドバイスした。最後は「僕は奈良で生まれて、東京に来て何十年も生活した。生まれた町と育った街で生きて、仕事をしてきてる。そうするとどっちも否定できない。どっちもあって今の僕がいるし。あなたは多分、そういうところに差し掛かってるので、しっかりと話し合って欲しい」と、自分の中で近い体験になぞらえてアドバイスし、彼女の悩みを解決してみせた。

 番組後半では、一人暮らしの寂しい男性の元へ番組が「ロンリーナイト盛り上げ隊」を派遣。サンバ隊がダンスで盛り上げたり、シャンパンを開けたりするものの、部屋が狭いことや、夜間で大きい音が出せないことがあり、グダグダな感じになってしまう。しかし、堂本が「音出されへんのやったらなんでサンバ隊を送るねん! 頭おかしいやろ!」と的確なツッコミを入れ、番組を大いに盛り上げた。

 番組の最後には、明日のMCである関ジャニ∞の安田章大に電話。ゆっくり話す安田に対し、「寝起き? もうちょっと早く喋って、尺が足りない」とイジった堂本。

 堂本が持ち前の安定したMC力で、ボケながらも締めるところは締め、少し変わった悩みや重い相談内容に答えた今回の放送。次回は安田が「都会になじめない人の悩み」を解決する予定だ。(リアルサウンド編集部)

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