新たなメディアミックスの形「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」

新たなメディアミックスの形「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」

新たなメディアミックスの形「少女☆
歌劇 レヴュースタァライト」

「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」とは

『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』は2018年7月から9月まで、TBSの「アニメリコ」枠などで放送されたテレビアニメです。またアニメ放送の前年である2017年に、ミュージカル公演が行われたメディアミックス作品です。
主人公の名前は愛城華恋。舞台で輝くことを夢見る彼女は、同期とともに演劇学校で切磋琢磨しています。そんな彼女たちのもとに、転校生である神楽ひかりが加わることになります。
愛城華恋と神楽ひかりは幼馴染で、憧れの舞台「スタァライト」に立つことを約束した間柄でしたが、2人の間には妙な距離感がありました。
ある日学校で見つけた謎の「地下劇場」、そこでは舞台少女たちの決闘「レヴューオーディション」が開催され…舞台のセンターポジションを目指す少女たちの覚悟と、2人の約束を中心にして物語が展開していきます。
1つの世界観に統一された唯一無二のメディアミックス作品
「2.5次元ミュージカル」をご存知でしょうか。漫画・アニメ・ゲームなどを原作としてミュージカルに発展させ、2次元作品を3次元の役者が演じることを「2.5次元」と捉えたものです。2012年頃から盛り上がりが加速して、年々市場規模が増え続けています。
『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』の原作も2.5次元ミュージカルにあたりますが、他の作品にはない大きな特徴として、ミュージカルとアニメの声が同じという点が挙げられます。
「新感覚ライブエンターテインメント」と銘打たれた今作は、ミュージカルのメインキャストがアニメで声優を務めました。これまでの2.5次元ミュージカルはアニメ原作をミュージカル化するにあたり、アニメ声優と舞台役者が別の声にならざるを得ませんでしたが、『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』ではその違和感を無くしたのです。
『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』は「ミュージカル原作」のメディアミックス作品であり、本格的な歌唱やダンス、殺陣まで堪能できる作品が「1つの世界観」を共有したままアニメに落とし込まれています。これは他の作品では出すことのできない唯一無二の個性と言えます。
メディアミックス作品としてはミュージカル公演のほかにコミカライズ化、2018年10月からはスマートフォン用アプリ「少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE-」が配信されています。
テーマを可憐に表現したOP「星のダイアローグ」
『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』のオープニングテーマは『星のダイアローグ』、作詞は中村彼方さん、作曲は本多友紀(Arte Refact)さん、歌唱はメインキャスト9名による「スタァライト九九組」です。
ミュージカルに頻出するような管楽器の使い方や転調、Bメロで3拍子に変化するなどの目まぐるしい展開、そこに響いてくる美しい歌声は舞台を見ているような感覚になるほどです。
ここで楽曲冒頭の歌詞をご覧ください。
”星”は少女たちが憧れる輝き、”塔”は少女たちが目指す険しく高い目標を示しています。演劇学校に秘められた謎や、愛城華恋と神楽ひかりが交した約束、『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』のテーマを可憐に表現した楽曲となっています。

ジャズスタンダードに思いを重ねた「Fly Me to the Star」
『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』のエンディングテーマは『Fly Me to the Star』、作詞は中村彼方さん、作曲は尋木ヒロさん、歌唱はスタァライト九九組です。
タイトルや曲調から、ジャズスタンダードである『Fly Me to the Moon』を思い出します。『Fly Me To The Moon』は好きな人への気持ちを素直に伝えられず「私を月に連れて行って」と言い換えた曲です。
まずは歌詞の一部分をご覧ください。
この曲は愛城華恋と神楽ひかりによるデュエット曲となっており、上記歌詞の前半は愛城華恋が、後半は神楽ひかりがそれぞれ歌唱しています。
12年ぶりに再開した2人がこれまで抱えてきた思い、これからの気持ちについて歌われているのですが、共通しているのは「fly me to the star」というフレーズです。
素直に打ち明けられない2人の思いと、1人では掴めない夢も一緒ならという気持ちが詰まった楽曲になっています。
最新情報のチェックはこちらから!
2018年10月に公演されたミュージカルが大好評につき、2019年7月に再演されることが決定しています。
今後もますます盛り上がりが期待される『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』ですが、舞台、アニメ、コミック、アプリと幅広くメディアミックスされているため、初めて作品に触れる時にも、自分に合ったコンテンツを選べるのも魅力的です。
最新情報は公式ツイッター、公式ホームページにてご確認ください。

公式ツイッター :@revuestarlight
公式ホームページ:https://revuestarlight.com/
TEXT 鈴木将太

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