ゴスペラーズの新曲は、なぜ濃厚なラ
ブR&Bなのか。

ゴスペラーズのニューシングル『In Th
is Room』!正統派のイメージを華麗に
裏切ったと思いきや実は彼らの無数にあ
る引き出しのひとつなのではないか説

伸びやかなコーラスワークと突き抜けてポップなメロディで注目を集め、2000年代前半にアカペラ旋風を巻き起こしたゴスペラーズ。あの時代を過ごした人ならきっと彼らの代表曲を口ずさむことができるだろうし、それよりも若い世代であれば、Little Gree Monsterによるカバーやコラボなどでその存在を知っているかもしれない。

ゴスペラーズといえば、爽やかで感動的なバラードを思い浮かべる人も多いだろう。だが、彼らがこの夏に放つニューシングル『In This Room』は、熱帯夜を想起させる濃厚なラブR&B。パブリックイメージを更新するような攻めの一手となった新曲を紐解く。







本日、ニューシングル「In This Room
」リリース!! そしてミュージックビデ
オも公開!! 妖艶な雰囲気の中、フィン
ガータットとヴォーグダンスを組み合わ
せた、普段とは違うゴスペラーズのダン
スにも注目!! #熱帯夜には #inthisroo
m #アルバムリリースも決定

ゴスペラーズさん(@the_gospellers_o
fficial)がシェアした投稿 – 2018年
7月月3日午後8時01分PDT





王道バラードの次の一手は、色気の漂う
ラブR&B

ゴスペラーズは早稲田大学のアカペラサークルで結成されたボーカルグループ。1994年にシングル「Promise」でデビューし、以来一度もメンバーチェンジや脱退をすることなく、村上てつや、黒沢 薫、酒井雄二、北山陽一、安岡 優の5人で活動を続けてきた。

今年2月には、記念すべき50枚目のシングル『ヒカリ』をリリースした。この曲で、彼らは広く知られるきっかけとなった2000年のヒット曲『永遠(とわ)に』を生み出したBryan-Michael CoxとPatrick “J. Que” Smithと再びタッグを組み、今や世界的プロデューサーとなった2人の盟友とともに、『永遠(とわ)に』にも通じる心が温まる美しいハーモニーを届けてくれた。
ゴスペラーズ 『ヒカリ』Full Ver.
ニューシングル『In This Room』でも、プロデュースにPatrick “J. Que” Smithが参加している。だが、その曲調は『ヒカリ』とはまったく異なっている。密室での一夜を想起させるようなミディアムテンポのR&Bで、色気をまとった歌声を聞かせているのだ。
ゴスペラーズ 『In This Room』Full Ver.

ルーツから紐解く、官能的なサウンドの
必然性

「In This Room」の妖艶なトラックに乗せ、ゴスペラーズは「老若男女に幅広く愛されるボーカルグループ」というイメージを華麗に裏切っていく。

だが一方で、こうした路線はゴスペラーズにとってまったくの初挑戦というわけではない。代表的なものでは、1999年にリリースされた12枚目のシングル「熱帯夜」。扇情的なトラックに乗せ、ソウルフルな歌声を聴かせるナンバーで、2004年のベストアルバム『G10』のリリースに際して行われたファン投票で12位にランクインするなど、人気の高い1曲だ。
映画「母さんがどんなに僕を嫌いでも」2018年11月全国公開

「Seven Seas Journey」はこの映画のための書き下ろし。作詩・作曲を担当した安岡 優は、この曲への思いを次のようにコメントしている。

「この映画には『愛されること』と『愛すること』、その両方が描かれています。主題歌には『ララバイ』であり『セレナーデ』である曲が必要でした。愛が受け継がれる歌、愛が捧げられる歌。そのどちらも感じてもらえたら嬉しいです」ー安岡 優

これぞゴスペラーズの真骨頂といえるあたたかいコーラスからはじまり、続く壮大なオーケストラがどこまでも広がっていく。劇中で描かれる親子の物語に、そして観客の心に寄り添ってくれる雄大なバラードだ。
「私がゴスペラーズじゃなかったら ~安岡 優編~」ティザー映像


『In This Room』

初回生産限定盤(CD+DVD)¥1,512(税込)

通常盤(CD)¥1,080(税込)

<CD収録曲>

M1.In This Room

M2.Seven Seas Journey 映画 『母さんがどんなに僕を嫌いでも』 主題歌(11月全国公開)

<初回生産限定盤 特典映像>

「私がゴスペラーズじゃなかったら ~安岡 優編~」


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ゴスペラーズの新曲は、なぜ濃厚なラブR&Bなのか。はミーティア(MEETIA)で公開された投稿です。

ミーティア

「Music meets City Culture.」を合言葉に、街(シティ)で起こるあんなことやこんなことを切り取るWEBマガジン。シティカルチャーの住人であるミーティア編集部が「そこに音楽があるならば」な目線でオリジナル記事を毎日発信中。さらに「音楽」をテーマに個性豊かな漫画家による作品も連載中。

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