ジン ひぃたん『世界観の情景』
- 第25回 『亀の甲より年の功』 -
唄では表現し切れない、濡れ出る世界観を絵に納める。この連載では、自分の内面を改めて見直すという意味も込めて、見てくれる皆様に敢えて絵の解説をしてみようと思う。
経験値に勝るものはない、と心から思う。
人のライブで号泣した事が、過去に2回だけある。
それはいずれも音楽の先輩達のライブだった。
辛いことや苦しいことを受け、
ちゃんと正面から逃げずに向き合い、
悩み苦しみながらも受け入れ、認め、許し、
『前に進んで来た者にしか唄えない曲』が存在することを
その人達のライブを見て初めて知ったとき
まだ私はこの境地に達していない、
そしてそれはまだ自分には越えられない、
色んな人生経験をした者にのみ与えられるギフトなのだ、と解って
自分への情けなさや悔しさでいっぱいになって
ライブを見ながら号泣してしまった。
経験は、ひとつひとつ重ねて行くしかないのだ。
近道があるとすれば、
自分に向かってくる全ての事に対し逃げずにしっかりと向き合う事くらい。
亀が毎日毎日甲羅干しをし、
紫外線を当てることで、少しずつ甲羅を強く固くしていくみたいに。
それが解ってからはむやみやたらと泣くのをやめて、
自分に起こる全ての事に向き合い、
ひとつひとつ大事にやって行こうと思うようになった。
まだ、完璧に上手にやれてる、とは言い難いし、
多分一生そんな日は訪れないと思うけれど。
でも、確かに階段を登っている実感はある。
泣きながら、膝を付きそうになりながら、
情けない自分を認め、受け入れ、そこから歩き出す
それを繰り返して、
私も少しずつ強くなる。
大きく固く、力強い人間に成長して行く。
まだまだ時間はかかるけれど、
歩いて行くつもりだ。
一歩一歩、確実に。
人のライブで号泣した事が、過去に2回だけある。
それはいずれも音楽の先輩達のライブだった。
辛いことや苦しいことを受け、
ちゃんと正面から逃げずに向き合い、
悩み苦しみながらも受け入れ、認め、許し、
『前に進んで来た者にしか唄えない曲』が存在することを
その人達のライブを見て初めて知ったとき
まだ私はこの境地に達していない、
そしてそれはまだ自分には越えられない、
色んな人生経験をした者にのみ与えられるギフトなのだ、と解って
自分への情けなさや悔しさでいっぱいになって
ライブを見ながら号泣してしまった。
経験は、ひとつひとつ重ねて行くしかないのだ。
近道があるとすれば、
自分に向かってくる全ての事に対し逃げずにしっかりと向き合う事くらい。
亀が毎日毎日甲羅干しをし、
紫外線を当てることで、少しずつ甲羅を強く固くしていくみたいに。
それが解ってからはむやみやたらと泣くのをやめて、
自分に起こる全ての事に向き合い、
ひとつひとつ大事にやって行こうと思うようになった。
まだ、完璧に上手にやれてる、とは言い難いし、
多分一生そんな日は訪れないと思うけれど。
でも、確かに階段を登っている実感はある。
泣きながら、膝を付きそうになりながら、
情けない自分を認め、受け入れ、そこから歩き出す
それを繰り返して、
私も少しずつ強くなる。
大きく固く、力強い人間に成長して行く。
まだまだ時間はかかるけれど、
歩いて行くつもりだ。
一歩一歩、確実に。