【PrizmaX インタビュー】
責任を感じつつも、
すごくピュアな気持ちで歌えた
4月に公開されるスピルバーグ映画『レディ・プレイヤー1』に森崎ウィンが出演するなど、メンバー個人の活動も活発なPrizmaXが、ドラマ『明日の君がもっと好き』で初の主題歌を担当することとなった。ニューシングル「yours」の話題を中心に5人に話を訊いていこう。
新曲「yours」は運命的な出会いを歌うミッドチューンですけど、歌っていく時にはどんな想いがありましたか?
黒川
まず、初めてのドラマ主題歌ということですごく嬉しかったですね。曲がドラマの内容と通じているので、この曲でもっとドラマのイメージをアップできたらとも思いました。僕はこういうバラード好きなんですけど、今までのPrizmaXの曲と違うザ・J-POPって雰囲気で、歌ってて気持ち良いです。
森崎
ドラマの主題歌ということで責任を感じつつも、すごくピュアな気持ちで歌えた自分もいました。ただ、歌は結構難しかったですね。いつもはティムの後ろで僕がハモるんですけど、今回は曲を締めたくて、自分がメインを歌ってる部分を自分でハモってみたんです。挑戦してみてすごくはまったので、今後に活かしたいなと思いました。
ラップは歌詞の場面が浮かぶような印象があります。
清水
そうですね。特に《好きになった日のあの頃 今もふいに思い出すそんな午後》っていう最後の2行は、その場面の絵が浮かぶような言葉遣いを少し意識しました。
今回のダンスはどんな部分がポイントですか?
島田
ダンスはFISHBOYに振り付けてもらったんです。今はRADIO FISHのメンバーでもあるんですけど、僕はその前から存在を知ってたんですよ。僕がダンサーをやってた時にイベントでショーを観たりしていて。その方に振り付けてもらって新鮮なものになりました。スムーズでシンプルな振り付けで、5人の世界観を作り出してる感じなので、どちらかと言うとお客さんを煽るよりも魅せるダンスになってます。
MV撮影のエピソードを聞かせてください。
福本
MVはひとりひとりの表情、5人でのダンスで僕らが魅せていくって感じです。女優さんにも出演してもらっていて、ラブストーリー的な部分もあります。いつも撮影してる時って“どう映ってるのかな?”って完成が楽しみなんですよね。完成したのを観た時は、曲とすごく合っていて、シンプルだからこそ伝わるものがあるなって思いました。
TYPE-A収録の「Memory」は昨年12月23日に日本青年館で行なったワンマンライヴのテーマソングでしたね。
森崎
すごく広がりのある楽曲だし、歌詞も僕らに近いのですごく自然に表現できました。ただ、キーが高くて(笑)。でも、やってみたことでまた新しい自分が見えたので、“できない”って言っちゃいけないんだなと思いました。やるかやらないかを考えるより、“やります”って言ったほうがいいんだなって改めて思いましたね。
ラップは語りに近いですね。
清水
デモの段階で若干語り調だったんだよね。ビートがないのでリズムが取れなくて、今までの曲で一番難しいですね。でも、歌詞は5分くらいで書けたんです。
清水
しかも、リリースイベントの本番の30分くらい前に書き出したら5分くらいでできて、自分でもびっくりしました(笑)。
TYPE-Bの「Are you ready?」はクールなダンスチューンですね。
森崎
ステージ映えするような、これぞダンスヴォーカルグループ!って言える楽曲ですね。高速ラップがカッコ良いんですよ。
清水
そんなに褒められると気持ち悪いよ(笑)。でも、ありがとう。
(笑)。TYPE-Cの「夢唄」はウィンさんが作詞作曲した心地良いナンバーで。
森崎
これは、ザ・ウィンメロディーですね。もともとは、つばっちゃん(島田の愛称)が三拍子の曲をやりたいってずっと言ってたんです。プリズ初の三拍子ですね。アカペラで歌える曲にしたいなと思って、INSPiってアカペラグループの吉田圭介さんにコーラスアレンジをしてもらって、ティムとふたりで録ったんです。
黒川
スタジオに入った時、バンドみたいに僕らとスタッフさんとその場で意見を出して作っていったんです。そうやって作っていくのがすごく楽しかった。いい雰囲気で作れて、それが曲にも出てるんじゃないかな。
全体的に、また挑戦のシングルって感じですね。ちなみに、こんな曲を歌ってみたいって希望や願望はありますか?
森崎
ずっと思ってるんですけど、僕は女性シンガーとコラボしてみたいです。あとは、みんなでも話してるんですけど、テーマを決めて5人で1曲の歌詞を書きたいねって。有希は「春空」(2016年4月リリースのシングル「UP<UPBEAT」収録曲)で作詞をしていて書けるし、つばっちゃんも書きたいって言ってるし。
島田
僕は昭和歌謡的というか、山下達郎さんや松任谷由実さんとか、ちょっと踊れるダンスポップみたいなのをやってみたいです。シティポップよりもベイパーウェイヴみたいな感じで、それでダンスをめっちゃ踊ってたら面白いなって。
島田
ウィンくんは童謡みたいな曲が得意だよね。やさしいやつ。
森崎
そうだね。言ったら今回の「夢唄」も童謡だからね。いや〜、やりたいことは尽きないですよ。
そして、6月からは新たなツアー『PrizmaX Hall Tour Level 7 ~FUSION~』がスタートしますね。
黒川
『Level 5』と『Level 6』は映像を使ってPrizmaXの今の気持ちを伝えて感情を揺さぶるライヴだったので、“良かった”って人もいれば、やっぱり“悲しかった”って感想もあったんです。個人的には次はもっとみんなで喜べる楽しいものにしたいなというのがあります。
森崎
絶対楽しいライヴにするので、迷わず来てほしいです!
取材:土屋恵介
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シングル「yours」2018年2月14 日発売
SDR
- 【TYPE-A】
- ZXRC-1132 ¥1,000(税込)
- 【TYPE-B】
- ZXRC-1133 ¥1,000(税込)
- 【TYPE-C】
- ZXRC-1134 ¥1,000(税込)
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『PrizmaX Hall Tour Level 7 ~FUSION~』
6/02(土) 大阪・NHK大阪ホール
6/16(土) 千葉・市川市文化会館 大ホール
プリズマックス:2002年結成。10年からスターダストプロモーションの男性タレント集団EBiDAN(恵比寿学園男子部)に参加。13年3月に結成10周年を迎え、ダンス&ヴォーカルユニットとして「Mysterious Eyes/GO!」でCDデビューを果たした。R&B、ヒップホップ、ファンクなどの要素を取り入れた音楽性から、国内外問わず多数のフェスから声が掛かるなど、活動の幅を広げている。19年、新メンバーを迎えて7人体制になったと同時に、グループ名を全て大文字表記の“PRIZMAX”に改名。新体制初の作品となるアルバム『FRNKSTN』を同年4月にリリース。PRIZMAX オフィシャルHP
「yours」MV