【ライブレポート】MICHAEL、サプラ
イズだらけの恒例Xmas公演で「ここが
僕のホーム」
MICHAELが、自らの生誕を祝うとともに自分たちの音楽活動のなかでも特別な公演として位置付け、毎回同公演を通して翌年の活動スケジュールなど、重大な発表をいち早くファンに知らせてきたMICHAELのクリスマスライブが開催された。
第5回を迎えた2017年は<MICHAEL LIVE 2017 第四章>と題し、12月16日および17日に大阪・松下IMPホール、23日および24日に東京・山野ホールにて計4公演の規模で行なわれた。そのライブ終了後には、舞台に設置されたスクリーンを通して、2018年にニューアルバムをリリースすること、全国7ヵ所を回る3年ぶりの全国ツアーが6月よりスタートとなることが発表された。そのツアースケジュールとともに12月23日のライブレポートをお届けしたい。
サンタの帽子をかぶったファンが全国から集まる<MICHAEL LIVE 2017 第四章>。2017年のクリスマスライブは、2部構成で、会場に訪れた人々を楽しませた。その前半は新曲「誰が為に風に向かう」で幕開け。
「みんな会いたかった? MICHAELが帰ってきたぞ!」と松岡が元気よく挨拶した後は「このクリスマスライブも2013年の第零章からスタートして、今年は4章。もう5年も付き合ってるんやから、リリースしてなくても新曲の歌詞、憶えてるよね?」と、前半は「TRUE BLUE」「Time,Life,Live,Love」など新曲を次々とパフォーマンスしていく。
松岡とジル(豊田和貴/G)がサンタ帽、サポートメンバーたちは、サンタクロースやクリスマスツリー、クリスマスプレゼントというこの季節ならではのコスプレ姿に着替え、MICHAELオリジナルクリスマスソングを演奏した。すると、歌っている途中にブルーのサンタ帽をかぶった松岡がライブを観に来ていたASH DA HERO、真緒(The THIRTEEN)、奏多(ぞんび)を見つけ出し、いきなりステージへと呼び込む。そして、彼らも急きょサンタクロースの衣装に着替えて(真緒はなぜかミニスカ+網タイツの女性用サンタ衣装を持参)、場内から驚きの声が上がるなか、MICHAELと一緒にスペシャルステージを披露。最高のサプライズを演出した。
その後、休憩タイムへと思えば、スピーカーから流れ出したのは松岡と豊田が漫才を繰り広げているような軽快トークで、これにはファンも大爆笑。そして、あっという間に後半が幕を開けた。
「スリーナイン」からスタートした後半戦は、ライブでおなじみのナンバーを中心に披露。観客が踊ったり、手を振ったり、叫んだり、シンガロングで一丸となるなど、盛り上がれば盛り上がるほど、ステージ上のMICHAELはロックスターとしての輝きを増し、会場の熱気はぐんぐん上昇。
「今年のMICHAELは春にフェス(<MICHAEL SPRING JUMPING CIRCUS 2017>)をやっただけでした。僕らがもっともっとライブをやったりリリースをすればいいんでしょうけど。でも、来年こそは皆の近くに行きたいなと思います。来年こそは音源を届けたいと思います。そしたら、皆、いっぱい歌ってくれる? SOPHIAって、客席がめちゃくちゃ大声で歌ってるバンドやった。そこはMICHAELも受け継いでいきたいから」──松岡充
続いて、MICHAEL結成当初からずっと大切にプレイし続け、「この曲に支えられてきました」と松岡が解説を加えた「東京」へ。この日は冒頭からこの曲を観客が大合唱し出した。“いろんなことがあった2017年、それでもここにちゃんと戻ってこられた”──そんな自分を各々が讃えるように“私はちゃんと生きている”と歌うファンの声をしっかりと受け止めたMICHAELは、次に青き時代を匂わせるメロディをもった「キミニアゲルヨ」「かの青き グレイスフルデイヅ」というとっておきのナンバーを場内に注いでいった。
「今年はMICHAEL以外の活動もたくさんやらせていただきました。いろんなところで歌わせてもらう機会がありましたが、でもやっぱり、“ここ”が僕のホーム。クリスマスっていうこんなスイートな日にわざわざ僕らを選んでくれてありがとうございました」──松岡充
と噛みしめるように、集まったファンに改めて感謝の想いを伝えた。その後は、「White」「Amazing Grace」というクライマックスにふさわしいバラードへ。1音1音すべてに息吹を宿らせながら、魂を震わせるクラシカルな歌とサウンドをドラマチックに響かせて、音楽で至福の空間を作り上げ、この日のライブを締めくくった。
「本当、幸せ」──松岡充
「最高! みんな、愛してるぜ!」──ジル
「最高! みんな、愛してるぜ!」──ジル
こう叫ぶ2人を盛大な拍手喝采で観客が見送った後、場内が暗転。スクリーンが開き、6月にニューアルバムをリリースすること、さらに6月から7都市をめぐる3年ぶりの全国ツアーを開催することが発表され、観客は狂喜乱舞となった。MICHAELは2018年、ガンガンに攻めていくようだ。
取材・文◎東條祥恵
撮影◎小松陽祐
撮影◎小松陽祐
■<MICHAEL LIVE 2017 第四章>12月23日@東京・山野ホールSETLIST
01.誰が為に風に向かう
02.TRUE BLUE
03.new world satisfaction
04.Time,Life,Live,Love
05.DAY DREAM BABY
06.merry christmas
07.僕の場所
08.られぬ
09.Merry X’mas MICHAELの詩 第九番
10.スリーナイン
11.かくこそありしか合縁奇縁
12.Dystopia
13.Archangel
14.東京
15.キミニアゲルヨ
16.かの青きグレイスフルデイヅ
17.こころ
18.WHITE
19.Amazing Grace
01.誰が為に風に向かう
02.TRUE BLUE
03.new world satisfaction
04.Time,Life,Live,Love
05.DAY DREAM BABY
06.merry christmas
07.僕の場所
08.られぬ
09.Merry X’mas MICHAELの詩 第九番
10.スリーナイン
11.かくこそありしか合縁奇縁
12.Dystopia
13.Archangel
14.東京
15.キミニアゲルヨ
16.かの青きグレイスフルデイヅ
17.こころ
18.WHITE
19.Amazing Grace
■MICHAEL 2018年全国ツアースケジュー
ル(予定)
6月02日(土) 神戸VARIT
6月10日(日) マイナビBLITZ赤坂
6月17日(日) 福岡DRUM Be-1
6月23日(土) 愛知ボトムライン
6月24日(日) 仙台darwin
7月07日(土) 横浜BAY HALL
7月08日(日) 梅田BananaHall
6月10日(日) マイナビBLITZ赤坂
6月17日(日) 福岡DRUM Be-1
6月23日(土) 愛知ボトムライン
6月24日(日) 仙台darwin
7月07日(土) 横浜BAY HALL
7月08日(日) 梅田BananaHall