趣里が『メトロポリス』舞台版のオリ
ジナルの登場人物に挑戦 生きている
人形のような少女役に



本作は、1926年に製作されたドイツのモノクロ・サイレント映画『メトロポリス』(監督:フリッツ・ラング、原作・脚本:テア・フォン・ハルボウ)を原作とする、日本国内初の舞台化作品で、映画は100年後の未来都市が描かれ、「SF 映画の原点にして頂点」とされている。

映画『スターウォーズ』の“C-3PO”デザインの基、手塚治虫の漫画『メトロポリス』への執筆のヒント、更にはクイーンの「RADIO GAGA」のPVに映像が使用されているなど、以降のSF作品に多大な影響を与えた作品だ。

舞台化するにあたり、演出と美術は、シアターコクーン初代芸術監督・串田和美が務め、出演に松たか子、森山未來、飴屋法水、佐野岳、大石継太、大方斐紗子など、これまでにない組合せを実現している。

追加キャストとなる趣里は、14年に上演された、岩松了演出『ジュリエット通り』でシアターコクーンの舞台に初登場して以来、これまでにも『アルカディア』(16)、『大逆走』(15)などシアターコクーンの舞台を踏んできた。原作にはない舞台オリジナルの登場人物<少女 カムロ>を演じる。地下で働く少女・カムロは、まるで生きている人形のような不思議な存在。NHK 連続テレビ小説『とと姉ちゃん』での好演も記憶に新しい趣里がこの難役をどう演じるのか。公演に期待したい。

★松たか子×森山未來 舞台『メトロポリス』インタビュー

公演情報シアターコクーン・オンレパートリー2016『メトロポリス』
撮影:明緒

■公演日程:2016年11月7日(月)~11月30日(水)
■会場:Bunkamura シアターコクーン

■原作:テア・フォン・ハルボウ『新訳 メトロポリス』(訳・酒寄進一、中公文庫)
■演出・美術:串田和美
■原作翻訳:酒寄進一
■上演台本:加藤直
■台本協力:木内宏昌
■照明:齋藤茂男
■音楽:平田ナオキ
■音響:武田安記
■振付:山田うん
■衣裳:堂本教子
■ヘアメイク:中井正人
■演出助手:長町多寿子
■技術監督:櫻綴
■舞台監督:大垣敏朗

<出演>
松たか子、森山未來、飴屋法水、佐野岳、大石継太、趣里、さとうこうじ、内田紳一郎、真那胡敬二、大森博史、大方斐紗子、串田和美 ほか
<ミュージシャン>
平田ナオキ、エミ・エレオノーラ、青木タイセイ、熊谷太輔

■公式サイト:http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/16_metropolis.html

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