キム･ナムギル&チョン･ドヨンが伝
える映画『無頼漢』の観覧ポイント

恋愛で傷ついたことのある人なら誰でも共感できる映画と言われている『無頼漢』は、キャラクターそれぞれが“無頼漢”である。礼儀などが見られない人たちを指す無頼漢たちが生きて、恋愛する姿を描いた映画である。

チョン･ドヨンはどん底の人生でも愛を手離さないキム･ヘギョンを演じており、「ヘギョンは最後まで希望を捨てない女性で、幸せを夢見ている女性だ。そんな愛して、愛されたい姿を表現しようとした」と話した。

また劇中、辛さを抱えるキャラクターを完全に演じきった彼女は「だれ1人としてまともな人間はいないが、それが飾らない人間の姿だと思う」と映画を通じて多くの共感を受けられるだろうと予測した。

キム･ナムギルは愛を間違えた刑事チョン･ジェゴンを演じた。「一方的で、自分勝手なまさに“無頼漢”のような愛を表現したかった」と真実と嘘の間で揺れるジェゴンの愛の方式を話した。

さらに「私たちが持っている人間のどん底の部分、奥底にある感情を表現しようと努力した」と明かして、キム･ナムギルが完成させた無頼漢チョン･ジェゴンへの期待を高めた。

最後にオ･スンウク監督は「実際どこかにいるようなそんな“無頼漢”を描いた。程度が違うだけで劇中登場している人が全員が無頼漢である」と映画に無頼漢が多く登場することを強調した。

特別な人たちの話ではなく、誰もが共感できるハードボイルドメロ『無頼漢』は観客が自らを「無頼漢かな？」と思わせるほどに共感深い作品となっている。