本日2月2日から上映スタート

本日2月2日から上映スタート

「『鬼滅の刃』絆の奇跡、そして柱稽
古へ」最速レビュー 劇場で真価を発
揮するufotableの映像美

本日2月2日から上映スタート(c) 吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable 「『鬼滅の刃』絆の奇跡、そして柱稽古へ」が、本日2月2日に封切られました。春からスタートする「鬼滅の刃 柱稽古編」をいち早く見ることができる同作を、グランドシネマサンシャイン池袋のIMAX上映で見てきたアニメハック編集部員Gが、同作のレビューをお届けします。これから見る方の興をそがない範囲の紹介にとどめていますが、まっさらな気持ちで楽しみたい方は鑑賞後にお読みください。
■「鬼滅の刃 柱稽古編」のOP映像を披露、さらなるサプライズも
 最初に、本作の構成についてまとめておきます。本作では、昨年2023年4~6月に放送されたテレビアニメ「鬼滅の刃 刀鍛冶の里編」最終回の11話「繋いだ絆 彼は誰時 朝ぼらけ」(70分スペシャル)、今年春からスタートする「鬼滅の刃 柱稽古編」の1話(1時間スペシャル)の2つのエピソードを、本編映像を4Kアップコンバート、音楽も劇場フォーマットにあわせて5.1ch、7.1ch化する等、劇場での鑑賞に最適化された状態で見ることができます。上映時間は1時間43分です。
 事前に発表があったとおり、映画冒頭にはこれまでの本編映像を使用したスペシャルアバン映像が追加されています。アバン映像は、アニメ「鬼滅の刃」シリーズでエンディングテーマを飾った「from the edge」(「鬼滅の刃」第1期)、「白銀」(テレビアニメ版「鬼滅の刃 無限列車編」)、「朝が来る」(「鬼滅の刃 遊郭編」)をバックに、竈門炭治郎のこれまでの物語を短く振り返るものです。
 そして、昨年2月に上映された「『鬼滅の刃』上弦集結、そして刀鍛冶の里へ」をご覧になった方は予想がつくとおり、今回の上映では「鬼滅の刃 柱稽古編」の1話とあわせて「鬼滅の刃 柱稽古編」のオープニング映像も見ることができます。楽曲関連では、もうひとつうれしいサプライズがあり、こちらはぜひ劇場で確認してみてください。
■劇場で真価を発揮するufotableの映像美、映画館の音響で感動がさらに増す
 最新テレビシリーズ最終回と、これから放送されるテレビシリーズの1話をあわせて劇場で上映する。言葉にするとお手軽で、すでに放送されたものと、少し待てば無料で見られるものを、なぜ劇場でお金をだして見る必要があるのだろうとアニメ「鬼滅の刃」シリーズを未見の方は疑問に思うかもしれません。
 昨年、同じ体裁で劇場上映された「『鬼滅の刃』上弦集結、そして刀鍛冶の里へ」は、国内で興行成績41.6億円もの大ヒットを記録しています。「鬼滅の刃」ファンにそれだけの支持を得ているのは、単に最新のエピソードをいち早く見られるからだけではないと筆者は考えています。
 劇場版「空の境界」「Fate/Zero」などで知られるアニメ制作会社、ufotable(ユーフォーテーブル)がつくりだすアニメ「鬼滅の刃」シリーズの映像は、テレビシリーズであっても劇場で見てまったくそん色がありません。むしろ映画館でこそ、その真価を発揮するからぜひ劇場で見たいというファンが多いのだと思います。
 実際に「鬼滅の刃 刀鍛冶の里編」最終回の11話をスクリーンで見ると、自宅のテレビで見たときよりも数段、迫力が増して感じられたことに驚かされました。テレビ放送版では、ハーディングチェックにより映像の輝度などが調整されているため、場面によってはやや暗くなっています。それが劇場用にアップコンバートされ、輝度なども元のマスター版に近く調整されたであろう映像は、制作側が本来見せたかったであろうかたちで映され、アクションシーンはもちろん、朝焼けによるタイムリミットが迫る終盤の美しい場面でも、劇場ならではの効果が強く感じられました。
 機会があれば、テレビシリーズ全話を劇場で上映してほしい。そう思えるほど、ufotableが制作する映像はスクリーン映えします。音響面でも、5.1ないし7.1ch化されたことによって迫力が増しているのはもちろん、ある部分であえて無音にする音の演出も映画館だからこそ、より効果を発揮していると感じられました。
 「鬼滅の刃 柱稽古編」の1話は、初見ということもあり、ただただ楽しんでいたらあっという間に終わったという印象です。「柱稽古編」は、原作の最後のエピソード「無限城編」にいたる“溜め”のエピソードのようですが(筆者はアニメ版をより楽しむために、原作漫画はアニメ放送のあとに都度エピソードごとに読むことにしています)、柱をふくめた主要キャラクターが集結し、鬼をたばねる首領である鬼舞辻無惨との最終決戦がせまる高揚感が感じられる1話でした。春からのテレビシリーズが、本当に楽しみになります。
■入場者特典、劇場パンフレットはキャストファン必読
入場者特典「柱稽古指南書」の表紙(c) 吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable 入場者特典はA4判・フルカラー20ページの冊子「柱稽古指南書」です。竈門炭治郎役の花江夏樹さんが「柱」を語るインタビュー、「柱」を演じるキャスト陣のコメント、総作画監督・作画監督による美麗な修正集が収録されています。
 劇場パンフレットにも、「指南書」とは異なる「柱」キャスト陣のコメント、花江さんら主要キャスト陣によるクロストークインタビューなどが、撮り下ろし写真とともに、たっぷり掲載されています。どちらも「鬼滅の刃」キャストのファンの方には必読だと思います。

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