辰巳琢郎、高田 翔、冨岡健翔、一色
采子ほか出演 バロック音楽劇『ヴ
ィヴァルディ -四季-』開幕
アントニオ・ヴィヴァルディの「四季」は、バロック音楽の中でも人気が高く、誰もが聞き覚えのあるヴァイオリン協奏曲で、1723年アントニオが45歳の時に作曲したとされ、今年は誕生から300年をむかえる。
撮影=井川由香(c)2023-2024 ArtistJapan
上演台本・演出は、時代小説作家で、『必殺仕事人』『水戸黄門』『雲霧仁左衛門』などテレビの時代劇の脚本や、「好色一代男」(片岡愛之助・主演)など独自の時代物の舞台を展開してきた岡本さとるが担当。西洋版「父子鷹」を思わせる父子の物語を、ヴェネチアに生きる人々とともにわかりやすく表現した。ステージはメインとなるカフェの風景と劇場のイメージを構築、奥にはヴァイオリン、フルート、電子チェンバロの演奏スペースが設けられ、圧巻の生演奏をお届けする。
市瀬秀和 撮影=井川由香(c)2023-2024 ArtistJapan
須賀貴匡 撮影=井川由香(c)2023-2024 ArtistJapan
舞羽美海 撮影=井川由香(c)2023-2024 ArtistJapan
幸せなことに、そのうち3本は生演奏の舞台。
それも『鋼の錬金術師』はロックというかポップス系、『贋作写楽』は和太鼓や三味線、
そして『ヴィヴァルディ』はクラシックと、バラエティに富んだアーティスト達との共演でした。
生の演技と生の演奏、これ以上ない組み合わせだと思います。
その相乗効果は、単独の場合と比べて、五倍から十倍。
例えるなら「昆布」と「鰹節」のような最強のペアリングです。
特にこの『ヴィヴァルディ』は、ピアノが発明される前のバロック時代とあって、チェンバロ+ヴァイオリン+フルートという、大変に凝った編成の音楽が、全編に流れます。
音楽監督の中村匡宏さんの手腕は、見事という他はありません。
我々役者陣も、その演奏に乗せられて、より深い表現が出来ている気がします。
手練れの作家で演出家の岡本さとる先生の名タクトの元、演劇ファンもクラシックファンも、
演歌ファンも、皆さんが楽しめる舞台が生まれました。
年末年始は年越し蕎麦のような、心温まる作品がお薦めです。
コロナ禍を経て、お芝居のチケットも物価につられて値上がりしてはきましたが、
この作品は必ず「安い!」と感じていただけるはず。劇場でお会いしましょう!!
音楽とお芝居が噛み合って、流れがやっと掴めた時だったので無事に終わって良かったな…という気持ちでした。
見どころは、やはり音楽ですね。
生の演奏がとても素敵で、力強くとても、華やかで、ステージを鮮やかに色付けていただいています。
とても、音楽とお芝居のバランスがいい作品ですし、ヴィヴァルディ親子の話、色々なキャスト方の個性がとても素晴らしい作品です。
ぜひぜひ、劇場に観にきていただきたいです!
SPICE
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