グレート-O-カーン アニサマのステ
ージに降臨する!本人書き下ろしの3
DAYSレポート&潜入動画を遂に公開

世界最大のアニソンライブイベント『Animelo Summer Live 2023-AXEL-(以下アニサマ)』が2023年8月25日から27日にかけて、さいたまスーパーアリーナで開催された。SPICEでは昨年に引き続き新日本プロレスの支配者、”ドミネーター”グレート-O-カーン様にイベントレポートを依頼。快く3日間のレポートを引き受けて頂いた。
その内容を遂に公開。加えて今回は3DAYSの二日目に「サプライズレスラー」として史上初の出演を果たしたグレート-O-カーン様の動画取材も敢行した。
アニサマの裏側、そしてオーカーン様の目には「声出し解禁」となった今年のアニサマはどう映ったのだろうか?独占でお届けする。まずは動画をチェックしてもらいたい。

2023.8.25『Animelo Summer Live 2023-AXEL-』@さいたまスーパーアリーナ DAY1
新日本プロレスの支配者グレート-O-カーン。そして世界一のアニソンライブイベント『Animelo Summer Live 2022 -Sparkle-』のライブレポートを書き上げたアニサマの支配者グレート-O-カーンである。
バズりまくった記事だったとは言え、余のことを知らぬ者もおるだろうから軽く自己紹介をしてやろう。 アニメグッズを買うならここしか無い「ジーストア・アキバ」のアンバサダーであり、日本初のメイド喫茶「キュアメイドカフェ」でコラボメニューをプロデュースしたり、VTuberの鷹嶺ルイ、大空スバル、因幡はねるのチャンネルに登場したり、アニメ『りばあす』の声優だったりする。
そう、アニメ界とプロレス界の架け橋たる存在じゃ。今年もさいたまスーパーアリーナで3日間開催された【Animelo Summer Live 2023 -AXEL-」のライブレポートを書き上げた。
プロレスラーならではの視点で、アニメオタク、プロレスオタクが大歓喜涙ちょちょぎれの記事ゆえ心して読め。
さて、アニサマ定番のWe Will Rock You/QUEENが鳴り響いてきた。前フリの大橋彩香のアナウンスもスパイスのように効いて盛り上がりが右肩上がりだ。ファンをカメラに映して音楽に合わせて振るカメラワークも最高。 遊び心を最初から隠さない。
次のVertigo/U2から徐々に立ち始めるファン。 分かるぞ、新日本プロレスでも試合開始の前に「The Score」が必ずかかり、それが始まりの合図で気持ちのスイッチにもなっている。定番。プロレス用語で定食ともいうが、味の濃いものばかりじゃなくて定食、いつもの味が食べたい時もある。結局、基本基礎が1番大事ってのはどこも変わらない。
しかし一気に定番じゃ無くなる。文字通りアクセルの映像と共に出演者の発表。ここで巻き起こる"声援"だ。 日常であり、今は非日常。それを取り戻した、声がした。それに応える曲が聞こえた。
TRUE×ReoNa(DAY1) (c)Animelo Summer Live 2023
1曲目Independence/ReoNa✕TRUEのコラボ。
アクセルを止める気が無いのだろう。 ReoNaは昨年のアニサマにてその所作、【静】の姿を教科書にさせてもらった存在であるが熱くもできるのか…プロってやつは侮れねぇな。
麻倉もも(DAY1) (c)Animelo Summer Live 2023
5曲目ピンキーフック/麻倉もも。
「みんな、いっくよー」という、まさに定番アイドルの掛け声に対して、まさかのセンター画面にMVという新しさ。バックダンサーのファッションにも目が張るものがある。アイドルらしさがあるが大舞台感の無い、日常に近しい雰囲気。そんな二律背反の雰囲気が新しい。
ここでじっくりとしたマイクパフォーマンス。会場もピンク一色。6曲目の発表でオタクどもの悲鳴にも似た歓声が巻き起こる。これでソロ初めてか。これが声優アーティストか!オタクは最後までテンション持つか?まぁ杞憂に終わるだろう。そう確信できたのはアニサマが作り上げた歴史があるからじゃ。
島津亜矢(DAY1) (c)Animelo Summer Live 2023
9曲目、新時代。
イントロが流れた舞台で驚きの大声、数秒後笑い声が起きる。答えは明白だ、島津亜矢が出てきたのだから。な、何を言ってるかわからねーと思うがありのまま今起こってることを話している。 Adoが出て来ても超ビッグサプライズじゃが、島津亜矢が出て来ても超ビッグサプライズだよ。固定概念はいつも足を引っ張ってくる。
そしてここに来て会場が揺れた!!!!
10曲目I CAN'T DO ANYTHING -宇宙よ-。
曲調のまっっったく違う曲で幅広さを見せつけてくる。もちろん、言う必要の無い歌唱力も。
細かい言葉の意味は知らんがライブとかコンサートとかよりはリサイタルって感じ。これ、ワンマンライブじゃ無いよな?そう本気で思わせて来やがる…。
遠藤正明×島津亜矢(DAY1) (c)Animelo Summer Live 2023
11曲目勇者王誕生!/遠藤正明✕島津亜矢。
島津亜矢と遠藤正明を合わせてくるとは、いくらアーティストが発表されているとは言え想像できるか!! シン・ゴジラみたいな笑わせるような演出でサプライズの発表も面白くて抜け目ないのに、イメージとしては遠くなかった。 聴いてみれば「ここを合わせるしか無いよな〜〜〜」と納得と関心してしまう歌唱力と迫力。2人が向かい合って「ガガガ、ガガガ、ガオガイガー」なんて歌いあってじゃよwww 絶対にアニサマでしか見れない姿、最高かよ。
「フルに使い回そう」と言う気概さえ感じるが、固定概念にハマらずできるのが凄い。それは大御所の島津亜矢もそうだし発想もできるアニサマ側もである。
遠藤正明(DAY1) (c)Animelo Summer Live 2023
12曲目ご唱和ください 我の名を!/遠藤正明。
恥ずかしながらこの曲は初聞だったが、目と耳を奪われてヘッドバンギングしていた。 普通知らない曲は乗り切れないと思うが、曲が良いのはもちろんだが、これは言葉では表せない遠藤正明のパフォーマンス力、かっこよさ、カリスマ性がものを言わせてくる彼だけの偉業。
ここで激しく会場が揺れる。オタクどもがジャンプしレスポンスを送っている。ちなみに遠藤正明属するJAM Projectは新日本プロレスのテーマソングを歌ってくれておりその際に同盟を結んでおる!
SCREEN mode(DAY1) (c)Animelo Summer Live 2023
14曲目Wake up Decker!/SCREEN mode。
まさかの怪獣が現れたんじゃが!!?なんて言っていたらウルトラマンまで現れて、まさかのヒーローショーwww MC中にサイレンが鳴り、階段のライト、スポットライト、バックスクリーンの映像、出演者、舞台広場、生歌、全てを使った圧巻のパフォーマンス。 エンターテイメントの全ての技術、演出を注ぎ込んだこの1つの曲だけで多幸感がある。この1曲だけでチケットを買って良かったと思わせるアニサマが凄すぎる…。 物販で買ったニューエラコラボのキャップも脱帽。 プロレスだけをやっているうちはアニサマに勝てないと思わされてしまった。良い刺激になるし、こういう舞台のプロデューサーがほしいと前向きに捉えられるし、何より単純に楽しいね。
Liella!(DAY1) (c)Animelo Summer Live 2023
15〜16曲目にLiella!。
いや構成が頭おかしいわアニサマ。 タイトルマッチやった後に、X同士のスペシャルシングル持って来た感じ。 しかもそのXが海外の大物とレジェンドレスラーだったみたいな感じ。そりゃ会場も揺れるし、オタ芸も悲鳴も大声も出てくるよな。 熱が最高潮に高まっているし、ファンを見てもあぁアニソンライブだ。コロナ前の。と懐かしい感じと安心感を得た。
構成ってのはもちろん大事で、この日で言うと前半は試行錯誤という名の遊びが凝られていたが驚くほどあっさりであった。逆に後半はアーティストを引き立てる構成だった。アクセルを最初にベタ踏みしてそのまま最高速度で乗り切ろうとしたのだろう。
プロレスはと言うと、最初に定食を見せ順々に派手で盛り上がることをやりメインイベンターがその全てを兼ね備えて締める。と言った斜め右肩上がり方法。 どちらがよいというわけでは無いが、アニサマは常に型破りで自由で常に先が読めず、次が楽しみで仕方ない。 ラブライブ特有の1人1人役とメンバーの紹介。デジャブかな?と思うような親の顔より見た実家に帰って来たかのような景色。
しかし何よりも!!言いたいことはバックスクリーンに写ったアニメのライブ映像と、声優のダンスのシンクロ。これは絶対に会場で見てほしい。そしてオタクの歓喜を感じて欲しい。このワクワクを体感したらオタクだアニメだと、曲の構成が〜キャストにセンスが〜とバカにできるわけがない。 結局はこの熱と面白さを"知らない"から悪口や否定を言えるのだ。
Cö shu Nie(DAY1) (c)Animelo Summer Live 2023
17〜19曲目Cö shu Nie。
赤いペンライト越しに映るCö shu Nie、バックスクリーンに映るCö shu Nieを霞ませる等のカメラの技術。ライトもそうだが、耳だけじゃなくて目で感じるものがライブであり全てにおいて関係者がプロであり、プロとはどこまで細かいところにこだわりを持てるかだと改めて思った。
Cö shu Nieは淡々と3曲歌っている感じだが、そう言った脇と呼ばれるような、演出に関わる部分がよく感じられた。個ではなく全で1。目が会場全体を見るような広い視点で奪われた。
ReoNa(DAY1) (c)Animelo Summer Live 2023
20〜22曲目ReoNa。
先ほどに続くようにReoNaはやはりカッコつける、目を惹きつけるのが上手い。めっちゃ細かい話だし、筋違いかもだが、髪型がライブ映えする。正確にはステージで抜かれるカメラ映え。正面から見ても綺麗なツラしてるが髪型の効果で斜めから抜かれる画が似合っているし、ステップを踏んで乱れる片方の髪が美しさと、爽やかさと、かっこよさを伝えられる。髪型は芸能人にとって鬼門である。なぜなら髪型によっては一発で覚えてもらえるし、キャラを伝えやすくしたり、カメラから伝わる情報を増やしてくれるので髪型を固定しなければならない。 顔はどうしようもなくても髪型は変えられるからな。 真剣な顔からたまに見せる笑顔も凄い。計算なのか知らんが、髪型のおかげでカメラが抜く方向、というのが定まっている。しかし、彼女側からはスクリーンは見えていないはずだがグッドタイミングで表情でも魅せてくる。ReoNaからは本当にライブ演出の何たるかを教えられるようだ。ピアノ奏者も凄かったな。ピアノってあんな風に弾けるんか!!?
27曲目前にドミネーターのナレーション。
余のキャッチコピーは「ドミネーター」で、必殺技は「エリミネーター」と言うんじゃ。それが『PSYCHO-PASS』とどう関係があるって?「シビュラシステム」に聞いてみろ。
三森すずこ×麻倉もも(DAY1) (c)Animelo Summer Live 2023
29曲目ドキドキトキドキトキメキス♡/三森すずこ✕麻倉もも。
歌詞によるトキメキスに合わせて投げキスするシーンは2倍のお得感。コラボによる効果が最大限発揮された場面である。
蒼井翔太(DAY1) (c)Animelo Summer Live 2023
35〜36曲目蒼井翔太
やればいいってもんじゃない。やるのであればとことんやるべきだし、効果は最大限引き出さねば無駄に終わる。
バックダンサー、歌い方、曲も含めてだが、バックスクリーンの効果を最大限に発揮したのが蒼井翔太だった。この瞬間は、歌がただの歌で無くなった。トロッコに乗るのも凄いな。本人も言ってた革命が起きたが、そんなに革命感が無いのも凄いな…。
今日1日だけで何個トピックを作る気なのだアニサマは!?
Roselia(DAY1) (c)Animelo Summer Live 2023
この日のトリはRoselia。
ロゴの出し方→ピアノソロ→Aメロの流れが完璧。確かにトリがRoseliaであることに驚きはしたが、1曲終わった段階でトリである貫禄を感じた。 Roseliaもアニメとシンクロさせてパフォーマンス、オリジナルアニメ映像、アイドルらしい美しさ、バンドらしいかっこよさ、バンドであることによって(場所を動かない)生まれるカメラワーク、バンドであることによる流動、ライトの受け取り方、MCの喋り、声優であること、炎、爆発音、その全てで自分達の世界観という雰囲気を作り出せている。証拠はファンの熱気と一体感。トリに全てを集めて持って来たな。しかしそれこそ定食であり、王道である。 興業としてメインイベンターとして申し分なし!
ー次ページではDAY2レポ…というか史上初、出演レポートが!ー
2023.8.26『Animelo Summer Live 2023-AXEL-』@さいたまスーパーアリーナ DAY2
この日はライブレポートではない。なぜならばアニサマのサプライズアーティストとして余が出演したのだから!!!!
時系列から話そう。昨年のライブレポートをアニサマ統括プロデューサーの齋藤Pが大層気に入り対談までした。逆に齋藤Pにプロレスを見せてやったんじゃが、そうしてお互いの感じたこと、立場、考えを話した結果、お互いに「フッ、おもしれー漢」と想いあった。
そんなこんなでアニサマ出演の依頼は齋藤PからSPICE経由で来ていたわけで、ブシロードも新日本プロレスも一切関係ない!!!! 余の文才とアニメへの愛だけでアニサマ出演に至ったのじゃ。そしてライブレポートを書かせてくれたSPICEと、柔軟な発想と異物を噛み締められる懐の広さがある齋藤Pのおかげじゃな。
ClariS (c)Animelo Summer Live 2023
ま、その恩を仇で返すのがヒール。アニサマを支配してやろうと侵略を企てた。余の出陣の前にClariS。余がどれだけClariSが好きか…その話は別の機会をSPICEに作ってもらおう。必ず。まあ、悪いがClariSが創り上げた幸せ空間ブチ壊させてもらおうか。詳しい出演内容はいずれ発売されるBDで確認せよ!!
グレート-O-カーン (c)Animelo Summer Live 2023
まず余の目に広がったのは、緑のペンライトの海。この景色を"皆"に見せてやりたいものだ。映像で見るのと生の会場は断然違う。なぜならばファンが歓喜するこの会場全体を観れるから。
しかし、それを1番良く見れるのは出演者だ。よく勘違いされているがこの会場を作ってるのはレスラーやアーティストでは無くファンだ。有難い景色じゃからな、共有したいよな。
グレート-O-カーン (c)Animelo Summer Live 2023
プロレス会場でもこの景色を見たくて、流行らせたがまだまだ浸透しきってはいなかった…。それが、アニサマの舞台で先にこの景色を見るとは…原点回帰。
影響を受けた場所でこの光景を見たらどうしてもリングでも見たくなっちまう。プロのプライドとして。
マイクは慣れたもんだ。それでも昨日、昨年のアニサマで得た技術を思い出しながら挑んだ。郷に入っては郷に従え。アニサマの舞台では素人。そして憧れの舞台に傷はつけまいと挑んだ。
その後1試合あり和解をしたわけだが、プロレスのシーンはDay2の中でもかなり盛り上げてやった自信がある。見に来れなかった奴、ザマァ見ろ。オタクが夢をえた瞬間を、受け入れさせてやった瞬間を、主人公になった瞬間を見逃しやがって。この気持ちを他の誰が分かると言うのか。この気持ちを他の誰が言葉にできるというのか。余は記憶喪失なのじゃが、思い出したことがある。

MADKID×グレート-O-カーン (c)Animelo Summer Live 2023

愛美世代。

愛美×MADKID×グレート-O-カーン (c)Animelo Summer Live 2023
愛美への憧れと嫉妬。余はVTuberや声優のファンで確かに憧れている。しかし、同時にライバルだと勝手に思っている。立つリングは違ってもスポットライトを浴びる者同士。向こうにもリスペクトを持って欲しいと願うのは傲慢だろうか? 好きだからこそ負けたくないと思うのは筋違いだろうか?余がブシロードを知った時には、愛美はかなり活躍していた。そして昨年、愛美はアニサマ初出場を成し遂げた。

チケット買って見てた時とは違う。 最前列で見守ってた時とは違う。色々手伝ってた時とは違う。何年経ったんだろうな?同じ舞台でマジの意味で隣に立ってやったぜ。
「始める前は否定される。始めれば反感を持たれる。途中で辞めれば馬鹿にされる。報われるには報われるまで続けるしかない。」
これは余がよく言う言葉だが、裏を返せば、否定されても始めた、反感持たれても続けた、馬鹿にされても投げ出さなかった、報われるべくして報われた。
愛美×MADKID×グレート-O-カーン (c)Animelo Summer Live 2023 (c)新日本プロレス
知ってるよ、余がアニサマ出て気に食わねぇ奴がいることを。だけど、夢を見せる側でもあるんだ。【好き】を貫けば声優でもアーティストでもねぇ奴がアニサマ出演なんて前代未聞、前人未到を成し遂げられるって証明したんだろうが!! 腹立てるんじゃなくて、気張れ!! アニメの主人公はいつも夢に向かって努力しているだろ。
angela×グレート-O-カーン (c)Animelo Summer Live 2023 (c)新日本プロレス

angela(DAY2) (c)Animelo Summer Live 2023
(DAY2) (c)Animelo Summer Live 2023
ラスト曲の「heartbeat-axelator」にも出たわけじゃが、その日のトリのangelaのKATSUともプロレスしたし、去り際もMADKIDのKAƵUKIともプロレスした というか、なんだったら舞台裏で回してるカメラの前でずっとプロレスしとった。
一例で挙げると急に腕立て伏せして注目が集まったのが分かったからジャンピングタッチ腕立て伏せをやって女性陣から黄色い声援もらっちったぜぃ!!そんなことをしても許される空気があるアニサマは裏まで楽しいね!!
裏といえば、忙しくしているスタッフがおらんくて驚かされた。 と、いうかスタッフも一緒になって楽しそうにしておるのだ。 普通のイベントの裏側は怒号が飛んだり、走り回ったり緊急事態にてんやわんやしとるもんだが、さすが齋藤Pの手腕だとほめておこう。
石原夏織×グレート-O-カーン (c)Animelo Summer Live 2023 (c)新日本プロレス
スタッフを見てもみんな笑顔であった。そうか「好き」が原動力になっているんだ。結局アーティストもダンサーも演奏者もファンもスタッフも、皆好きなことできてっから楽しいんだろうな。
Morfonica×グレート-O-カーン (c)Animelo Summer Live 2023 (c)新日本プロレス
こんな偉業を成し遂げたのだ、DAY3を待たず先にこのライブレポートをまとめるが、今回の出演の1番大きな要因は余の文才だったと思うが、それでもプロレスで活躍しとらんかったらお呼びじゃ無かったろう。もうはちゃめちゃくちゃに嬉しかったのが、声優業界に余の名前が知れ渡っており「知ってますよ〜、是非お写真撮ってください。」なんて「逆に!?」と心の中で狼狽してしもうた。
だからこれからもプロレス(自分の出来ること)を頑張ろうと強く思えた。いや、誓ったんだよ。誰でもねぇよ…ただ俺の…魂にだ!!!! だってよ、余が活躍すればするほど余と共演したことに箔が付いて相手が嬉しいだろ? 憧れてた存在に憧れられるなんてWin-Winじゃあねぇか。 これからもオタクの成り上がり、24話じゃ足りねぇほどアクセルベタ踏みでかっ飛ばして行くぞ!!
ーいよいよ最終日!DAY3のレポートは次ページにて!ー
2023.8.27『Animelo Summer Live 2023-AXEL-』@さいたまスーパーアリーナ DAY3
RO-KYU-BU!(DAY3) (c)Animelo Summer Live 2023
1曲目…嘘だろ!?RO-KYU-BU!!!!!?
しかも1発目がサプライズゲスト!!!?
一気に会場と余のテンション爆上がりじゃ!! 全く小学生は最高だぜ。
もう12年前…アニメってのは不思議でタイトル聞いた時に「もうそんな昔!?」って感覚になるんだが、それはそのアニメが頭や心に残っているから。だから12年前の作品のテーマソングでこんなにテンション上がるんだ。むしろ時間をおいた方がテンションは上がる。 プロレスも飛んだり跳ねたりするスタイルが最近の主流になっているが、リバイバル…昭和のプロレスをやるとめちゃくちゃ喜ばれる。変わらなければならないものもあるが変えちゃいけないものもある、それが伝統。
芹澤優(DAY3) (c)Animelo Summer Live 2023
3曲目の芹澤優の登場にオタクどもの悲鳴が聞こえた
ここまでで明らかにDAY1の盛り上がり方と昂りが違う。構成が違うから当然だし、構成を変えることによって違うアニサマになっている。
自由であり続ける歴史を重ねたアニサマ。それにしても芹澤優の「最悪な日でもあなたが好き。」は歌っているというより、気持ちを込めてメッセージを読んでいると言った感じでどうしても感情移入してしまう。
芹澤優×MOTSU(DAY3) (c)Animelo Summer Live 2023
4曲目の前にMOTSUのMC。
人間マイクスタンド。今度余もやってみようと思ったが、それよりも歌が上手い奴は普通に喋る時の声も聞き取りやすいんだな。上手い奴の歌が耳にすっと入るのは素人の余でも分かるが、喋ってる言葉一つ一つを聞き逃さないですんでいる。単純に曲が好き。カッケーし、盛り上がる要素が曲に盛り込められてる。
DIALOGUE+(DAY3) (c)Animelo Summer Live 2023
5曲目ダイアローグ+インビテーション!/DIALOGUE+。
守屋亨香が新日本プロレスの内藤哲也のポーズしたのを見逃してはおらんぞ。ラジオに出た仲だというのに…しかし2日目のラストの「heartbeat-axelator」では相羽あいなと富田麻帆が余のポーズをしてくれたし、プロレスが浸透していってるのは良きことである。ダンスをここまでガッツリやる声優アーティストも珍しい、実にアイドルでもあった。運動量は確実に3日間で1番じゃし、1番練習風景が見えた。
GARNiDELiA feat. 東山奈央(DAY3) (c)Animelo Summer Live 2023
12曲目Error / GARNiDELiA feat. 東山奈央。
これまでの流れ、構成からガラリと変わった曲。しかし、凄いと思ったのは東山奈央が他人の曲なのに振り付けも歌声もよく合わせられている。素人だから、上手いか下手かしか分からんが、東山奈央は超上手いと思った。それを他人の曲で感じさせるのだから凄い。
小村くんと三重さんとオーイシマサヨシ(DAY3) (c)Animelo Summer Live 2023
17曲目メガネゴーラウンド/マサヨシがめがねを忘れた(小村くんと三重さんとオーイシマサヨシ) 。
アニメだけで終わるのではなく、コスプレをして寸劇ができるなんて、幅の広さは声優ならではであるな。現場だからこそスクリーンで見るアニメよりもステージ上の劇の方がライブ感があり愉快である。
内田真礼(DAY3) (c)Animelo Summer Live 2023
20曲目創傷イノセンス / 内田真礼。
これまで男性アーティストが続いていたが、内田真礼の出場で男性オタクどものアクセルが全開になっている。しかし、アクセル全開といっても色々な種類があり、アーティストや曲調、曲によるストーリーもあって変わる。「創傷イノセンス」はデビュー曲なのに8回も出演して初歌唱だったから溜め込んでいた思いが爆発したのだろう。アニサマだからこそのサクセスストーリー。しかし、やはりどうやらそれだけではなかったようだ。
内田真礼 feat. オーイシマサヨシ(DAY3) (c)Animelo Summer Live 2023
21曲目youthful beautiful / 内田真礼 feat. オーイシマサヨシ。
余も周りのオタクどもと同じ姿になっておった。理由とか感情とかよくわからん!!心が勝手に躍りやがる。
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(DAY3) (c)Animelo Summer Live 2023
後半スタートの23曲目わちゅごなどぅー / 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会。
休憩明けとは思えぬ盛り上がり。またもやオタクの悲鳴と叫びがこだまする。
「キタキタキタ」「あ ゙あ ゙あ ゙あ ゙〜〜〜」しか喋れんくなっとる。特に役名と自己紹介時のオタクどもがこれまでで最強にキモいwww まぁこのキモさがなかったらアニサマじゃないよなwww
さすがラブライブ、2日間見て1番の盛り上がりであった。タイトルの強さは中々覆せねぇ。 プロレスも序列をつけられるのはタイトルと呼ばれるチャンピオンだけであるからな。 タイトルの有無は越えられぬ壁か…!?
halca(DAY3) (c)Animelo Summer Live 2023
25曲目 誰彼スクランブル / halca。
MV風の演出だったが、DAY3もヤクザ役でも出てやれば良かったな。中華マフィアっぽいマオカラースーツがトレンドだし、前フリのアナウンスも余のドスの効いた声がハマりそうだった。
そう考えると余がそうであったように、この記事を読んでいるオタクも、この会場に来ていたオタクも何かしらでアニサマに携わることは夢ではない。好きを伸ばして適材適所に収まること。そして、アニメへの愛を満たし続ければ。余はそうだった。
しかし、演出ってのはこんなにも色んな種類があるんだと感心する。
MyGO!!!!!(DAY3) (c)Animelo Summer Live 2023
27〜29曲目MyGO!!!!!。
真ん中にあるスペシャルステージでバンド演奏したのだが、バンドはこっちの方が良いかもしれん。
まずライトが360°から当たり、楽器が反射して幻想的である。狭い中央のステージに5人+楽器と場所がパンパンになっているのも迫力があり魅力的に映った。
アーティスト越しにペンライトの光がちらつき、その光景がワクワク感を煽ってきやがった。
MyGO!!!!!だけに感じたのだが、メインステージのスクリーンに映る自分たちと闘っているようだった。 余の勘違いかも知れぬがライブの経験も浅く、全体的に若く「楽しむ」「楽しませる」より「頑張る」の方が強かったのだろうと胸に落ちた。
ガムシャラに頑張ってる奴は応援したくなるし、そういうのが1番好きだから、贔屓目なしにMyGO!!!!!が気にいったね。
ASCA(DAY3) (c)Animelo Summer Live 2023
36曲目Howling /ASCA
誰でも乗りやすいコール部分、WOWの部分は一体になりやすい分会場が揺れる揺れる。
プロレスにもコールアンドレスポンスというものがあるが、それ一つで会場を一体化することができる強力な武器である。
内田雄馬(DAY3) (c)Animelo Summer Live 2023
38曲目Over/内田雄馬。
内田雄馬は所作がかっこいいな。かっこつけ方を分かっている。しかも無理がない。
それは単純にダンスが身体に染み付いている。余裕があるからこそできる技ではあるが、動作でかっこよさを見せるのは簡単なことではない。
この曲にも「ohoh」とレスポンスする部分があり、元曲を聞く限りは内田雄馬だけの声だと思うが、このライブでは声が幾重にも重ねられていた。リミックス?と言うのだろうか?非常に良い!乗っかりやすく歌に迫力が出ていた。
オーイシマサヨシ(DAY3) (c)Animelo Summer Live 2023
今年のアニサマの大トリはオーイシマサヨシ。 オーイシマサヨシはキャラクターが凄い。 Twitterもよくバズるはずだ。客の心理を操る能力が凄い。「面白い」で終わらそうとしない。感情を操ってくる。
オーイシマサヨシのターンが間違いなく最も一体感があり、レスポンスが帰ってきて会場を揺らした。
オーイシマサヨシの曲が名曲ぞろいであるのは間違いないが、果たして「好きなアニソンは?」なんて雑多に聞いたランキングで1番になるだろうか?意図的かはわからんが、そういう風に作り上げたオーイシマサヨシは凄い。これがオートリマサヨシ。これがメインイベンター。
声豚がぎゃーぎゃー騒ぐのではなく、ちゃんとコールアンドレスポンスで乗せてるのだ。 【誰が、どう歌うか】作詞作曲をやっているからだろうか…まとめきれない力がある。
(DAY3) (c)Animelo Summer Live 2023
ラストはみんなで歌う「heartbeat-axelator」。 普通に良い曲で、これだけで終わらすのが勿体無い。だってこの曲でラストと言われてもアクセルを踏み抜いてバイバイは無いだろ。 そんな滾りと、終わりを知らせる曲に憂いを帯びながら出演者のワンポーズを最後まで目に焼き付けながら終了。
(c)新日本プロレス
"声援がある"という日常を取り戻した非日常の3日間が終了。 しかし、しばらくはこの気持ちにブレーキはかからず過ごせそうだ。
レポート・文=グレート-O-カーン

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