世界ランク10位以内が7名!『東レPP
O』の本選エントリー15選手が発表

『東レ パン パシフィック オープンテニストーナメント 2023』が9月23日(土)~10月1日(日)に有明コロシアムおよび有明テニスの森公園にて開催される。その記者会見が開催され、本戦シングルス ダイレクトイン15名、ワイルドカード(主催者推薦)1名が発表された。
会見の冒頭で中川裕トーナメントディレクターは、「昨年は3年ぶり、有明では5年ぶりに本大会を開催することができた。今年は十分な準備期間が取れたこと、さらにコロナによる入国制限も解かれたこともあり、例年にも増してトップランクの選手たちを集めての大会となる」と挨拶。
中川裕トーナメントディレクター
また、大会アンバサダーの沢松奈生子氏は「トップ10から7名が参加し、シードダウンのない、グランドスラム2週目のようなレベルの高い戦いが観られる大会となる」と表現。1回戦からトップ20に入る選手同士の試合が観られるのは間違いないと、期待感をあらわにした。
大会アンバサダー・沢松奈生子氏
ランキング1位シフィオンテク、3位ペグラ、ウィンブルドン優勝ボンドルソバに注目
今大会で特に注目の参加選手は、なんといってもWTAランキングでトップに立つイガ・シフィオンテク。今年はドーハ、シュツットガルト、ローランギャロス、ワルシャワでの大会を制し、昨年は全米オープンで優勝している、世界NO.1プレイヤーだ。
イガ・シフィオンテク
シフィオンテクに関して沢松氏は、「守備、攻撃、メンタル、フィジカル、どれをとっても弱点がない。出場選手にとっては、対戦したくない相手の筆頭だろう。東京五輪にも参加しているが、その時は無観客だったので、初参戦の本大会で彼女の打つボールのスピン量の多さを、ぜひ生で観てもらいたい」と語った。
ランキング1位・シフィオンテクの強さについて語る沢松氏
優勝候補筆頭のシフィオンテクの対抗馬となるのは、やはりWTAランキング3位のジェシカ・ペグラだろうか。本大会からアンバサダーに就任した奈良くるみ氏は、「シフィオンテクのディフェンスを破るほどの攻撃力を持つ選手。もし2人の対戦となれば、グランドスラムの決勝で観られるような楽しみなカードとなる」と、ペグラの強さを表現した。
注目の選手を挙げる奈良くるみ氏
ジェシカ・ペグラ
その他、奈良氏が挙げた注目選手は、「左利きからのスライスを武器に、ビッグショットがなくても勝てる、面白いテニスをする」と話す、2023年のウィンブルドン覇者・マルケタ・ボンドルソバ。そして、「ロジャー・フェデラーのような展開の速さが魅力」という、カロリーナ・ムチョバの2名だ。
マルケタ・ボンドルソバカロリーナ・ムチョバ
さらにはワイルドカードで選ばれた日比野菜緒についても、「苦しい時期を乗り越えて、今年プラハの大会で優勝した。日本に戻ってきて良いプレーを観せたい気持ちが強いはず」と期待を寄せた。
日比野菜緒
本戦シングルス ダイレクトインおよびワイルドカードで選出された選手は以下の通り。
イガ・シフィオンテク(1位/ポーランド/初出場/2022・23年全仏オープンテニス優勝)
ジェシカ・ペグラ(3位/アメリカ/初出場)
エレナ・ルバキナ(4位/カザフスタン)
カロリーヌ・ガルシア(7位/フランス)
マリア・サカーリ(8位/ギリシャ/初出場)
マルケタ・ボンドルソバ(9位/チェコ/初出場/2023年ウィンブルドン優勝)
カロリーナ・ムチョバ(10位/チェコ/初出場)
バーボラ・クレイチコバ(12位/チェコ/初出場)
ベリンダ・ベンチッチ(13位/スイス)
ダリア・カサキナ(14位)
リュドミラ・サムソノワ(15位/2022年東レPPO優勝)
ベロニカ・クデルメトワ(16位)
エカテリーナ・アレクサンドロワ(20位/初出場)
ドナ・ベキッチ(22位/クロアチア)
マグダ・リネッテ(24位/ポーランド)
日比野菜緒(81位/日本/ワイルドカード)
※( )内の数字はWTAランキング
※記事内のWTAランキングは8月28日付のもの
ヒンギス、ナブラチロワ、伊達、国枝など、レジェンドによるエキシビションにも注目
今大会では、世界最高ランクの選手たちによる試合以外にも、テニスファンに向けて様々な企画が用意されている。その一つが、10月1日(日)のシングルス決勝戦・表彰式の後に行われるエキシビションマッチだ。
このマッチでは元世界女王・マルチナ・ヒンギスが、大会アンバサダーの奈良氏とペアを組み、本大会での現役引退を表明している土居美咲&元世界ランキング21位の浅越しのぶ氏と対戦する。
マルチナ・ヒンギスが出場するエキシビションマッチ
さらに、9月24日(日)に開催されるイベント「YONEX Tennis Festival with TORAY PPO TENNIS」では、マルチナ・ナブラチロワ氏&伊達公子氏 vs 国枝慎吾氏&小田凱人という、女子テニスと車椅子テニスのレジェンド同士が対戦する試合も予定されている。
女子テニス vs 車椅子テニスのレジェンド同士によるエキシビションマッチにも注目
その他、ピックルボール、サーブスピードコンテスト、ターゲットテニス、フリーテニスコーナーなどの体験プログラムや、世界各国のグルメが楽しめるフードトラックによる販売など、「観る。食べる。遊ぶ。1日中楽しめるテニスフェスティバル」のキャッチフレーズにふさわしい、賑やかな催しも見どころとなっている。

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