マカロニえんぴつ、藤井 風、ONE OK
ROCK、miletなど新作続々、『New M
usic Wednesday [Music+Talk Editio
n]』が注目の新作11曲を紹介

話題の新曲を最速で知れる、Spotifyの人気プレイリスト『New Music Wednesday』を、ナビゲーターの竹内琢也が深掘りするポッドキャスト『New Music Wednesday [Music+Talk Edition]』。SPICEでは、200万回再生を突破した同番組で紹介されている、プレイリストだけでは知ることのできないエピソードや、Spotifyのエディター(プレイリストを構成している人たち)のこだわりをピックアップして掲載。
今週は、マカロニえんぴつがカバーで登場! 藤井 風ONE OK ROCKヤングスキニービッケブランカの新曲、Yo-Sea、miletのニューアルバム、海外からはセレーナ・ゴメスの新曲など、今週注目の新作11曲を紹介!  また紹介アーティストのライブやフェス情報も掲載しているので要チェック。番組への感想やリクエストは「#NMWミュージックアンドトーク」をつけてツイートを!
マカロニえんぴつ「ペパーミント」
マカロニえんぴつのメジャー2ndフル・アルバム『大人の涙』がリリースになりました。昨年1月にリリースされた『ハッピーエンドへの期待は』以来となるニューアルバムで、「リンジュー・ラヴ」、「愛の波」、「たましいの居場所」、「星が泳ぐ」、「PRAY.」、「悲しみはバスに乗って」などの先行シングルに加え、リリースになっていない新曲も5曲収録されています。Spotifyではメンバーがアルバムの全曲解説をする『Liner Voice+』も公開に。その中で「こんな暗い歌詞を朝の情報番組にしていいの!?」とはっとりさんが思っていたという朝の情報番組『DayDay.』テーマソング「ペパーミント」が『New Music Wednesday』にリストインしています。
セレーナ・ゴメス「Single Soon」
セレーナ・ゴメスの新曲「Single Soon」がリリースになりました。セレーナ・ゴメスの新曲は昨年11月にリリースされた「My Mind & Me」以来です。今作はプロデューサーにベニー・ブランコとカシミア・キャットを起用。リリース後Spotifyではグローバルトップ50にランクインしています。
(ベニー・ブランコは、プロデューサーとしてシザ、ザ・ウィークエンド、ケシャなど多くのアーティストに関わり、自身の活動でも「Eastside(with ホールジー&カリード)」やジャスティン・ビーバーとの「Lonely」などでヒットを飛ばしています。カシミア・キャットは、プロデューサーとしてザ・ウィークエンドやカニエ・ウェストなどの作品に関わり、自身の名義ではアリアナ・グランデ、セレーナ・ゴメス、カミラ・カベロなど錚々たる面々が参加した2017年のアルバム『9』が有名ですね)
藤井 風「Workin' Hard」
藤井風の新曲「Workin' Hard」がリリースになりました。今年はUSのアーティストJVKEの「golden hour(Fujii Kaze Remix)」に参加したことでも話題になりましたが、藤井風のオリジナル新曲としては昨年リリースされた「grace」以来約10ヶ月ぶりのリリースとなります。Spotifyでは『New Music Friday Japan』や『New Music Friday Korea』などでカバーを飾っています。
「Workin' Hard」は『FIBAバスケットボールワールドカップ2023』の中継テーマソング。藤井風は学生時代にバスケ部に所属した経験もあり、楽曲制作に向けて、実際にBリーグの日本代表戦を観戦しています。さらにアメリカのNBAの試合も現地で観戦し、その興奮と感動を楽曲に反映させるため、そのままロサンゼルスに滞在してデモを制作。帰国後、引き続き楽曲をブラッシュアップしていき、アジアツアーの準備と映像制作で多忙な中、再度ロサンゼルスに赴きレコーディングを行っています。楽曲のサウンドプロデューサーはドレイクやケンドリック・ラマー、SZAらの楽曲を手がけるDahi、ミックスエンジニアはジェフ・エリス、マスタリングエンジニアはデール・ベッカーが担当しています。
(海外のメインストリームのポップR&Bみたいなところとも呼応するような楽曲ですね。かつ、そういうところに留まらない藤井風節みたいなものも強く歌詞にはあって。さすがです……!)
ONE OK ROCK「Make It Out Alive」
ONE OK ROCKの新曲「Make It Out Alive」がリリースになりました。『New Music Friday Japan』内でも多く聞かれ『New Music Wednesday』にもリストインしています。昨年9月にリリースされたアルバム『Luxury Disease』以来となる新曲で、スマートフォン向けアプリ『Monster Hunter Now』とのタイアップ楽曲です。ゲーム内にも登場するモンスターディアブロスがカバーとなっています。ONE OK ROCKはアルバム『Luxury Disease』リリース後から北米ツアー、日本での6大ドーム・ツアー、ヨーロッパ・ツアーなどを行い、MUSEのツアーにも参加しています。Spotifyでは日本のロックシーンの話題曲を集めたプレイリスト『J-Rock Now』のカバーを飾っています。
(『Monster Hunter Now』は現実世界で狩猟体験を楽しめるゲームで、いわゆる『ポケモンGO』に代表される様な”位置情報ゲーム”。ポケモンGOと比べると、予想以上に原作を踏襲したアクションゲームに仕上がっているという前情報はでていますね。結構、モンスターの動きをよく見て攻撃を避けたり、隙をついて武器を振るったりといったリアルタイムのアクションが重要で。映像もすごく綺麗……。『ポケモンGO』で知られるNianticとカプコンがタッグを組んで作られています)
milet「December」
miletのニューアルバム『5am』がリリースになりました。ドラマ『転職の魔王様』主題歌「Living My Life」、テレビアニメ『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』エンディング主題歌でMAN WITH A MISSIONとのコラボ曲「コイコガレ」やドラマ『やんごとなき一族』主題歌「Walkin’ In My Lane」、『七人の秘書 THE MOVIE』主題歌「Final Call」など全15曲が収録されています。タイトルの『5am』については、「昔、不眠症で眠れなくて朝の5時になっても眠れなかったこと。朝が来て、日が昇って、みんなが一日を始める、そのことにギャップを感じて、すごく孤独で大嫌いな時間だったこと。だけど音楽を始めて自分と向き合えるようになって、仕事でクタクタになって帰ってきても、すごく充実感があるようになったこと。「これからライブが始まるぞ」と早起きをする時間になり、自分のなかで朝5時が大好きになった」などと語っています。
『New Music Wednesday』にはピアノバラードの「December」がリストイン。特設サイトでは、収録曲全曲のセルフ・ライナーノーツが掲載されており、そこでは「母のためだけに書いた歌です」と語られています。Spotifyでは日本の女性アーティストの歌を特集するプレイリスト『Women's Voice』のカバーも飾っています。
(私は20代に5年くらい月曜〜金曜まで、朝5時から7時の番組を担当していました……。朝5時というと結構早い時間かつ、冬だとかなり寒くなるので起きるのもかなり大変だったのですが、その時間から働いている方や起きてる方は本当に多い。通学が遠い高校生やパン屋さんはバリバリ活動されていますしね。で、日の出日の入りで季節を感じる時間帯でもあるので、大変でしたが僕は好きな時間でした!)
ビッケブランカ「Snake」
ビッケブランカの新曲「Snake」がリリースになりました。ビッケブランカは今年の春先からイタリア、フランス、サウジアラビアなど海外公演を重ねており、現地の音楽や観客に触れる事で受けたインスピレーションをサウンドに落とし込んだ楽曲です。Spotifyではプレイリスト『Dance Pop:Japan』のカバーも飾っています。
(EDMみたいなサウンドは過去の楽曲にもありますが、「Snake」は少しダークなダンスミュージックという印象。3月にリリースされた「革命」、10月6日(金)に全国劇場公開される映画『親のお金は誰のもの 法定相続人』の主題歌「Bitter」も映画の予告編と共に一部公開されていますが、全くそれぞれ違う楽曲で。この振り幅が本当にすごい!)
Yo-Sea「Inori (feat. C.O.S.A.)」
Yo-Seaの1stフルアルバム『Sea of Love』がリリースになりました。アルバムに向けて先行でリリースされた「Moonlight」や「Actor」は『New Music Wednesday』内でも多く聞かれており、アルバムに向けての期待感が高まっていました。今作にはSTUTSGottz、C.O.S.AやUSのアーティストマット・キャブなど様々なアーティストがプロデューサーや客演として参加。『New Music Wednesday』には「Inori (feat. C.O.S.A.)」がリストインしています。Yo-SeaとC.O.S.A.はSTUTSの2022年のアルバム『Orbit』に収録された「Pretenders (feat. C.O.S.A., Yo-Sea)」以来となるコラボとなります。Spotifyでは日本の現行のソウルミュージックを特集するプレイリスト『Soul Music Japan』のカバーも飾っています。
Kaneee「​one call」
Kaneeeの新曲「one call」がリリースになりました。『ラップスタア誕生2023』で、ラップ歴わずか半年でありながら、審査員・視聴者に大きな爪痕を残して話題となったKaneee。今年の『POP YOURS』ではSTUTSのステージに登場し、STUTSとコラボしたデビューシングル「Canvas」もスマッシュヒットしました。今作はその「Canvas」に続く楽曲で、今回もSTUTSがミックスを手がけています。
なとり「金木犀」
なとりの新曲「金木犀」がリリースになりました。Spotifyが2023年に躍進を期待する次世代アーティスト『RADAR:Early Noise 2023』にも選出されているZ世代のシンガーソングライターで、TikTokで2022年5月に公開された「Overdose」は、ダンス動画と合わせて大流行し、9月に正式にリリースされた音源はBillboardのストリーミング・ソング・チャート歴代6位タイの速さでの1億回突破を達成。Spotifyでも再生回数1億2000万回を突破しています。その後今年は「猿芝居」、「フライデー・ナイト」、「エウレカ」をリリースし、どれもよく聞かれています。
今作はTikTokやYouTube にデモが公開されており、TikTokでも既に2万件程いいねがついているなど既にネット上で温められていた楽曲。ファンからはフル尺のリリースが期待されていましたSpotifyではプレイリスト『RADAR: Early Noise』のカバーも飾っています。
ヤングスキニー「愛の乾燥機」
ヤングスキニーの新曲「愛の乾燥機」がリリースになりました。9月27日(水)にリリースする1st EP「どんなことにでも幸せを感じることができたなら」からの先行配信楽曲です。この『New Music Wednesday M+T Edition』では8月25日(金)、26日(土)、27日(日)の3日間、山梨県山中湖交流プラザ きららにて開催された『SWEET LOVE SHOWER 2023』の初日バックヤードにて、ライブ後のヤングスキニーへのインタビューを敢行。1st EP「どんなことにでも幸せを感じることができたなら」のタイトルについて、ドラマ『だが、情熱はある』の1シーンからインスピレーションをうけて、考えたことを明かしています。5月に開催されたファンクラブイベントで初披露され、既にライブでは披露されている楽曲です。Spotifyではプレイリスト『青春と一瞬』のカバーも飾っています。
BIM「Sweet Wine feat. Youth of Roots
BIMの新曲「Sweet Wine feat. Youth of Roots」がリリースになりました。今年はC.O.S.A.とDaigos(D.A.N.のDaigo Sakuragi)を迎えた「Intelligent Bad Bwoy」、STUTSの「ひとつのいのち(feat.BIM)」などのソロ作品&客演や、CreativeDrugStoreとして初となる楽曲「Taste Test」をリリースするなど精力的に活動するBIM。今作はレゲエバンドYouth of Rootsを迎えた楽曲です。
(Youth od Rootsは20歳ぐらいの息子とその父という、親子で活動する2人組。BIMさんはこういう色々な素晴らしい新しい才能とコラボしてきたというのも凄くありますよね。もちろん今作はレゲエ風味になっています)
文=竹内琢也、Y.SHOGO

『New Music Wednesday [Music+Talk Edition]』とは……
毎週水曜日に、その週リリースされた注目の新曲を中心に更新される、Spotifyのプレイリスト『New Music Wednesday』をさらに深掘りするSpotify公式ポッドキャスト。この番組をチェックすると話題の新曲をいち早く、そして詳しく知ることができて、今の音楽シーンがまるわかりに。あなたの通勤、通学、スキマ時間に無料で聴くことができるので是非チェックを。また番組では、Spotifyアプリの「Q&A」からメッセージやリクエストも募集中。あなたのオススメ曲や思い出ソングが紹介されるかも!? 番組への感想やリクエストは「#NMWミュージックアンドトーク」をつけてツイートを!
メッセージテーマは「 #夏の終わりに聴きたい曲」

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