南座『錦秋喜劇特別公演』に向けコメ
ント到着、藤山直美との27年ぶりの共
演に中村鴈治郎「本当にやっと!」

10月3日(火)~29日(日)まで、京都の南座にて『錦秋喜劇特別公演』が上演されるにあたり、藤山直美、中村鴈治郎、中村扇雀、田村亮による製作発表会見が行われた。公式レポートが到着したので紹介する。

本公演は、祇園町の茶屋を舞台に巻き起こる騒動を描いた「祇園小唄」と、藤山寛美の十八番で松竹新喜劇のなかでも人気の名作「大阪ぎらい物語」の二本を上演いたします。出演者それぞれが意気込みや想いを語りました。
藤山直美
藤山直美
上方喜劇は上方歌舞伎からの流れでできたお芝居。鴈治郎さん、扇雀さん、そして田村亮さんが出ていただいて、何の違和感もないというのが、このルーツの生きた証明になるんだと思っています。坂田藤十郎さんに扇千景さん、子役時代に共演させていただいた二世鴈治郎さん、阪東妻三郎さん、そして父の藤山寛美と、上にいる人たちが一座を組んだとしたら大騒ぎ、大入満員だと思います。(笑) こちらは10月の南座で、お客様皆さまに喜んでいただける公演にできるよう、一生懸命勤めさせていただきます。
中村鴈治郎
中村鴈治郎
直美さんとの共演は27年ぶり。やっと、本当にやっと!という思いです。弟の扇雀と歌舞伎以外の芝居にでるというのもまずないことで、田村亮さんとも初めて共演させていただきます。「祇園小唄」で演じる役は、かつて寛美先生も演じられた役。二枚目で素敵だったが自分はどう演じるか、考えています。扇雀と相談してこのお芝居を作っていきたいです。『大阪ぎらい物語』では、ラストのひざまくらの場面、自分も出る!と今決めました。(笑) 良い公演にしたいと思っていますので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。
中村扇雀
中村扇雀
この公演をご覧になった方が、来年もありますよねと仰っていただける公演にしたいなと思っています。そして毎年10月の南座は直美さんと成駒家兄弟の定期公演になるんじゃないか、そんな想像が膨らみました。女優さんたちの中に女方の扮装で出ることも初めて。自然体で演じられたらと思っています。直美さんとは26年ぶりに共演。こういったご縁はきっとあるべくしてあったものなんだと。上方喜劇のルーツなど、皆さんのお話を伺っていると本当に楽しみになってきています。
田村亮
田村亮
出演させていただく「大阪ぎらい物語」は私にとって初演そして初役でございます。皆様の足手まといにならないよう頑張りたいです。これまでお客さんとしては何度も拝見しているお芝居で、子守歌のシーンはつい涙しちゃうんです。ぜひハンカチをもって、笑いにきてください。他の皆さんの話を聞いていると、父の名や寛美さん、そして先代の鴈治郎さんのお名前がでてきて、親たち、兄弟たちが縁や絆を作ってくれて、そして世代が変わってこうして皆さんとご一緒できるのは、幸せなことだなと感じています。
チケットの発売は9月9日(土)10:00から、イープラスほかプレイガイドにて発売開始。

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