iri、全国8箇所を巡る初のホール・ツ
アー完走 ファイナル公演のライブレ
ポ到着

5月10日(水)に新作アルバム『PRIVATE』を発表したSSWのiriが、6月18日(日)に東京ドームシティホールにて、初のホール・ツアー『iri Hall Tour 2023 “PRIVATE”』の東京公演を行った。

今年3月に20代最後の年を迎え、それまで感じていた不安や葛藤の先で悪くはない日常を見出したiri。その喜びが彼女を音楽的な挑戦へと駆り立てると共に、肩の力を抜いてありのままの心情を投影したアルバム『PRIVATE』は自身の音楽キャリアにおける転機作となった。その変化は果たしてライブにどう反映されるのか。2023年最初のツアーである『iri Hall Tour 2023 “PRIVATE”』は、5月17日の神奈川県民ホールを皮切りに、全国8都市9公演を経て、この日、ついに最終公演を迎えた。
照明が落とされた場内に響くシンセサイザーのシーケンスに導かれて登場したのは、デビュー以前から親交が厚いキーボードの村岡夏彦とドラムの堀正輝、マニュピレーション、シンセサイザーを担うMop of Headのジョージ、ベーシストの村田シゲ、ギターのTAIKINGSuchmos)。鉄壁のフルバンドをバックに、ステージに立ったiriは爽快なハウス・トラック「friends」でライブをスタートした。80’sマナーのシンセポップ・チューン「STARLIGHT」から、新機軸となるジャージー・クラブを取り入れた「Roll」、初めて鍵盤で作曲した「DRAMA」と続いた序盤は、新作で打ち出したフレッシュなサウンドが広がった。

その歌声はiriらしいクールさを湛えつつ、かつてのような張り詰めた空気は解きほぐされ、リラックスした響きに現在の心境が投影されているように感じられた。そして、スタンド・マイクに向かったバラード「染」、イギリスのedblと組んだ初の海外アーティスト・コラボ曲「Go back」を披露すると、「今日はもう燃え尽きていこうと思いますので、最後まで楽しんでいってください」というMCをきっかけに、「Corner」で口火を切った中盤は躍動感を増した演奏とiriのボーカルは有機的に溶け合った。
生演奏のダイナミズムが際立った「フェイバリット女子」をはじめ、冒頭のジャムからスリリングな展開に雪崩れ込んだ「Sparkle」、新作のポジティブなマインドを象徴する「Season」、日本レコード協会の“ゴールド認定”を獲得した「Wonderland」、初期の代表曲である「rhythm」と、ボーカルとバンドの一体感がもらたす高揚感にオーディエンスも熱いリアクションで呼応。盛り上がりがピークを迎えると、終盤はよりパーソナルな表現世界へと踏み込んでいった。

ギターを弾き語るiriに寄り添うバンドが引き立たせたメロディと歌詞の一言一言。溢れれる思いをあふれるままに歌った「会いたいわ」、日常と地続きの情景描写やストーリーテリングを極めた「moon」、「boyfriend」では、背伸びせず、着飾ることもなく、ありのままのiriが表現されていた。そして、カセットに録音した音源をラジカセから流し、そこに独り歌を被せた本編ラスト曲「private」は、自分の部屋で誰にも知られず歌を紡ぐ彼女を想起させる一瞬だった。その光景は、何かを伝えようと強く意識することなく、生まれるがままの歌をこれからも歌っていこうというiriのスタンスそのものであるように感じられた。
再びバンドを伴って登場したアンコールでは、「はじまりの日」のパーソナルな世界から「ナイトグルーヴ」、「24-25」へと、グルーヴを大きくふくらませながら、ツアー・ファイナルのパフォーマンスは動きに満ちた日常に着地した。MCでは、11月にスタートする『iri Plugless Tour』の開催決定を発表。2022年に東京・LINE CUBE SHIBUYAにて行われた『iri Presents & Acoustic ONEMAN SHOW』に続くミニマムな編成にて、東京、福岡、大阪、愛知の4都市を回るスペシャルなツアーになるということで、今後の続報と共に、iriのさらなる活躍を期待したい。

Text by 小野田雄
Photo by 田中聖太郎
Setlist
1. friends
2. STARLIGHT
3. Roll
4. DRAMA
5. 染
6. Go back
7. Corner
8. フェイバリット女子
9. Best Life
10. Sparkle
11. Season
12. Wonderland
13. rhythm
14. 会いたいわ
15. moon
16. boyfriend
17. private
EN1. はじまりの日
EN2. ナイトグルーヴ
EN3. 24-25


■ プレイリスト『ri Hall Tour 2023 “PRIVATE” SETLIST@TOKYO DOME CITY HALL』(https://jvcmusic.lnk.to/private_tour)


【イベント情報】

『iri Plugless Tour』

日時:2023年11月17日(金) OPEN 18:00 / START 19:00
会場:東京・昭和女子大学 人見記念講堂 
料金:ADV. ¥7,000 / DOOR ¥8,000
[問]クリエイティブマン・プロダクション:03-3499-6669

日時:2023年11月19日(日) OPEN 17:00 / START 18:00
会場:福岡・福岡国際会議場 メインホール 
料金:ADV. ¥7,000 / DOOR ¥8,000
[問] キョードー西日本:0570-09-2424

日時:2023年11月21日(火) OPEN 18:00 / START 19:00
会場:大阪・大阪市中央公会堂 
料金:ADV. ¥7,000 / DOOR ¥8,000
[問] 清水音泉:06-6357-3666

日時:2023年11月24日(金) OPEN 18:00 / START 19:00
会場:愛知・日本特殊陶業市民会館ビレッジホール 
料金:ADV. ¥7,000 / DOOR ¥8,000
[問] サンデーフォークプロモーション:052-320-9100

・チケット
オフィシャル・メンバーズ・サイト「Wavy Club」先行(https://iri-fc.com/) :6月18日(日)20:00~7月3日(月)23:59

オフィシャル一次先行(e+)(https://eplus.jp/iri/) :7月6日(木)12:00~7月23日(日)23:59

一般発売:9月2日(土)10:00〜(e+ / ぴあ / ローソン / 楽天チケット)

※全席指定
※電子チケットのみのお取り扱いとなります 
※枚数制限一人4枚
※チケット分配可能 
※営利目的の転売禁止                                     
※未就学児入場不可                                                       
                                                      
企画・制作 ソニー・ミュージックアーティスツ


【リリース情報】

iri 『PRIVATE』

Release Date:2023.05.10 (Wed.)
[初回限定盤]CD + CD / VIZL-2181 / ¥3,800 + Tax
[通常盤] CD / VICL-65817 / ¥3,000 + Tax
[アナログ盤] LP / VIJL-60289 / ¥4,000 + Tax
Tracklist:
[CD]
1. Season
2. STARLIGHT
3. Roll
4. DRAMA
5. 染
6. Go back
7. friends
8. moon
9. boyfriend
10. private

※全形態共通、全10曲収録

[CD -DISC 02-]
『iri Presents ONEMANSHOW “STARLIGHTS”』
1. Corner
2. ナイトグルーヴ
3. Rhythm
4. 染
5. 会いたいわ
6. 半疑じゃない
7. 摩天楼
8. Sparkle
9. 24-25
10. STARLIGHT

※初回限定盤のみ

■ iri オフィシャル・サイト(http://iriofficial.com/)
5月10日(水)に新作アルバム『PRIVATE』を発表したSSWのiriが、6月18日(日)に東京ドームシティホールにて、初のホール・ツアー『iri Hall Tour 2023 “PRIVATE”』の東京公演を行った。

今年3月に20代最後の年を迎え、それまで感じていた不安や葛藤の先で悪くはない日常を見出したiri。その喜びが彼女を音楽的な挑戦へと駆り立てると共に、肩の力を抜いてありのままの心情を投影したアルバム『PRIVATE』は自身の音楽キャリアにおける転機作となった。その変化は果たしてライブにどう反映されるのか。2023年最初のツアーである『iri Hall Tour 2023 “PRIVATE”』は、5月17日の神奈川県民ホールを皮切りに、全国8都市9公演を経て、この日、ついに最終公演を迎えた。
照明が落とされた場内に響くシンセサイザーのシーケンスに導かれて登場したのは、デビュー以前から親交が厚いキーボードの村岡夏彦とドラムの堀正輝、マニュピレーション、シンセサイザーを担うMop of Headのジョージ、ベーシストの村田シゲ、ギターのTAIKING(Suchmos)。鉄壁のフルバンドをバックに、ステージに立ったiriは爽快なハウス・トラック「friends」でライブをスタートした。80’sマナーのシンセポップ・チューン「STARLIGHT」から、新機軸となるジャージー・クラブを取り入れた「Roll」、初めて鍵盤で作曲した「DRAMA」と続いた序盤は、新作で打ち出したフレッシュなサウンドが広がった。

その歌声はiriらしいクールさを湛えつつ、かつてのような張り詰めた空気は解きほぐされ、リラックスした響きに現在の心境が投影されているように感じられた。そして、スタンド・マイクに向かったバラード「染」、イギリスのedblと組んだ初の海外アーティスト・コラボ曲「Go back」を披露すると、「今日はもう燃え尽きていこうと思いますので、最後まで楽しんでいってください」というMCをきっかけに、「Corner」で口火を切った中盤は躍動感を増した演奏とiriのボーカルは有機的に溶け合った。
生演奏のダイナミズムが際立った「フェイバリット女子」をはじめ、冒頭のジャムからスリリングな展開に雪崩れ込んだ「Sparkle」、新作のポジティブなマインドを象徴する「Season」、日本レコード協会の“ゴールド認定”を獲得した「Wonderland」、初期の代表曲である「rhythm」と、ボーカルとバンドの一体感がもらたす高揚感にオーディエンスも熱いリアクションで呼応。盛り上がりがピークを迎えると、終盤はよりパーソナルな表現世界へと踏み込んでいった。

ギターを弾き語るiriに寄り添うバンドが引き立たせたメロディと歌詞の一言一言。溢れれる思いをあふれるままに歌った「会いたいわ」、日常と地続きの情景描写やストーリーテリングを極めた「moon」、「boyfriend」では、背伸びせず、着飾ることもなく、ありのままのiriが表現されていた。そして、カセットに録音した音源をラジカセから流し、そこに独り歌を被せた本編ラスト曲「private」は、自分の部屋で誰にも知られず歌を紡ぐ彼女を想起させる一瞬だった。その光景は、何かを伝えようと強く意識することなく、生まれるがままの歌をこれからも歌っていこうというiriのスタンスそのものであるように感じられた。
再びバンドを伴って登場したアンコールでは、「はじまりの日」のパーソナルな世界から「ナイトグルーヴ」、「24-25」へと、グルーヴを大きくふくらませながら、ツアー・ファイナルのパフォーマンスは動きに満ちた日常に着地した。MCでは、11月にスタートする『iri Plugless Tour』の開催決定を発表。2022年に東京・LINE CUBE SHIBUYAにて行われた『iri Presents & Acoustic ONEMAN SHOW』に続くミニマムな編成にて、東京、福岡、大阪、愛知の4都市を回るスペシャルなツアーになるということで、今後の続報と共に、iriのさらなる活躍を期待したい。

Text by 小野田雄
Photo by 田中聖太郎
Setlist
1. friends
2. STARLIGHT
3. Roll
4. DRAMA
5. 染
6. Go back
7. Corner
8. フェイバリット女子
9. Best Life
10. Sparkle
11. Season
12. Wonderland
13. rhythm
14. 会いたいわ
15. moon
16. boyfriend
17. private
EN1. はじまりの日
EN2. ナイトグルーヴ
EN3. 24-25


■ プレイリスト『ri Hall Tour 2023 “PRIVATE” SETLIST@TOKYO DOME CITY HALL』(https://jvcmusic.lnk.to/private_tour)


【イベント情報】

『iri Plugless Tour』

日時:2023年11月17日(金) OPEN 18:00 / START 19:00
会場:東京・昭和女子大学 人見記念講堂 
料金:ADV. ¥7,000 / DOOR ¥8,000
[問]クリエイティブマン・プロダクション:03-3499-6669

日時:2023年11月19日(日) OPEN 17:00 / START 18:00
会場:福岡・福岡国際会議場 メインホール 
料金:ADV. ¥7,000 / DOOR ¥8,000
[問] キョードー西日本:0570-09-2424

日時:2023年11月21日(火) OPEN 18:00 / START 19:00
会場:大阪・大阪市中央公会堂 
料金:ADV. ¥7,000 / DOOR ¥8,000
[問] 清水音泉:06-6357-3666

日時:2023年11月24日(金) OPEN 18:00 / START 19:00
会場:愛知・日本特殊陶業市民会館ビレッジホール 
料金:ADV. ¥7,000 / DOOR ¥8,000
[問] サンデーフォークプロモーション:052-320-9100

・チケット
オフィシャル・メンバーズ・サイト「Wavy Club」先行(https://iri-fc.com/) :6月18日(日)20:00~7月3日(月)23:59

オフィシャル一次先行(e+)(https://eplus.jp/iri/) :7月6日(木)12:00~7月23日(日)23:59

一般発売:9月2日(土)10:00〜(e+ / ぴあ / ローソン / 楽天チケット)

※全席指定
※電子チケットのみのお取り扱いとなります 
※枚数制限一人4枚
※チケット分配可能 
※営利目的の転売禁止                                     
※未就学児入場不可                                                       
                                                      
企画・制作 ソニー・ミュージックアーティスツ


【リリース情報】

iri 『PRIVATE』

Release Date:2023.05.10 (Wed.)
[初回限定盤]CD + CD / VIZL-2181 / ¥3,800 + Tax
[通常盤] CD / VICL-65817 / ¥3,000 + Tax
[アナログ盤] LP / VIJL-60289 / ¥4,000 + Tax
Tracklist:
[CD]
1. Season
2. STARLIGHT
3. Roll
4. DRAMA
5. 染
6. Go back
7. friends
8. moon
9. boyfriend
10. private

※全形態共通、全10曲収録

[CD -DISC 02-]
『iri Presents ONEMANSHOW “STARLIGHTS”』
1. Corner
2. ナイトグルーヴ
3. Rhythm
4. 染
5. 会いたいわ
6. 半疑じゃない
7. 摩天楼
8. Sparkle
9. 24-25
10. STARLIGHT

※初回限定盤のみ

■ iri オフィシャル・サイト(http://iriofficial.com/)

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