M!LK、満員のガーデンシアターで『C
HECKMATE』ツアー完遂 グループ初の
横浜アリーナ単独公演も開催決定

M!LKが昨日・5月7日(日)に東京ガーデンシアターにて、全国ホールツアー『M!LK CONCERT TOUR 2023「CHECKMATE」』のファイナル公演を開催した。本記事では、同公演のオフィシャルレポートをお届けする。

佐野勇斗・塩﨑太智・曽野舜太・山中柔太朗・吉田仁人からなる大注目の5人組ボーカルダンスユニット・M!LKが5月7日(日)に東京ガーデンシアターにて、全国ホールツアー『M!LK CONCERT TOUR 2023「CHECKMATE」』のファイナル公演を行った。
M!LKは、3月31日(金)の福岡公演を皮切りに全国5都市8公演に渡るホールツアー『M!LK CONCERT TOUR 2023「CHECKMATE」』を開始。最終公演の東京ガーデンシアターはM!LKにとってキャリア史上最大規模の会場となっていたが、チケットがソールドアウトしたためにCSテレ朝チャンネル1での生中継も行われた。
M!LKがかねてより目標として掲げている「ドームツアー」という夢の実現に繋げる勝負を賭けるという決意をこめて挑んだ今回のツアー。6月14日(水)には待望のメジャー1stアルバム『Jewel』のリリースも控えており、会場に集まった満員の“み!るきーず(ファンの呼称)”は期待を込めて開演を待ち望んでいた。
M!LK
開演時間となり、場内が暗転すると、チェスをモチーフにしたオープニング映像に続き、アーチ型の5つのゲートの下に置かれていた白いボーンの駒と入れ替わるかのように、玉座のような豪華な椅子に座ったメンバーがステージ2階にいきなり登場した。マジックのような一瞬の出来事に驚きで包まれる中、自分たちの手で未来を変えていくんだという思いを込めた「HIKARI」で、伸びやかで力強い歌声と華麗かつ激しいダンスを繰り出すと、本ツアーから声出し解禁となった客席からは大きな歓声が湧き上がった。続く、「INFINITY TRY」では、トラックに乗せてクールでセクシーなパフォーマンスで観客を魅了すると、「ボクラなりレボリューション」では一転して、カラフルでポップなムードに変化。曽野が「東京、盛り上がっていくぞ!」と呼びかけると、佐野も「手あげろ!」と煽り、「めちゃモル」では佐野が塩﨑を盛り上げて回し、吉田が曽野に抱っこされるなどの大騒ぎとなり、「シアワシェイク」では3年ぶりのコール&レスポンスが実現。ペンライトを持って一緒に踊り、観客全員で推しに向かって<好きー!>と叫ぶと、ハイパーポップな「テレパシー」ではキュートな王子様のような表情と立ち振る舞いで歌い踊り、メンバー同士でくっついて、み!るきーずの胸をキュンとさせるなど、会場が一体となる空間を作り上げていった。
目の前に立ちはだかる巨大なチェスの駒を前にたじろぎながらも、意を決して立ち向かい、打ち破って突き進んでいく姿勢を描いた映像に続き、ブラックとシルバーの王子様風の衣装から全身ピンクの衣装に早着替えたあとは、彼らの音楽性の多彩さに触れる時間となった。「May」では、激しく点滅するライトの中で、佐野がエモーショナルなシャウトを響かせると、巨大なLEDに照らされた5人のシルエットが浮かび上がり、「君とスクロール」では、8人のバックダンサー(ICEx)を従えて、光る傘を使って笑顔でパフォーマンスし、吉田は体をのけぞる程のロングトーンを繰り出した。さらに「energy」では、ダンサーが放つレーザーグローヴによりレーザー光線の中、激しいダンスで観客を圧倒。「かすかに、君だった。」は、ストリングスやパーカッションを大胆にフィーチャーした壮大なスケールのR&Bバラードへと様変わり。そして、佐野による「東京、声出せるか!」という呼びかけを合図に雰囲気は再び一転。コールとクラップで観客のボルテージが上がった「テルネロファイター」では山中の「一旦、結婚しようか?」という衝撃の台詞が飛び出したり、「It’ s only LOVE」ではスタンドマイクでしっかりと歌を聴かせるなど、1曲ごとに全く違う表情を見せて観客を楽しませた。
M!LK
MCではメンバーの仲の良さが伝わってくる和やかなトークを繰り広げると、本ツアーで大事にしてきたバラード「何処へ」では歌を通して、み!るきーずへの愛と感謝を伝えながら、理想と憧れを超えて進んでいくという意思を表明すると、いよいよライブも後半戦へ突入。記念すべきメジャーデビューシングル「Ribbon」では小指を掲げたダンスでメンバーとファンの絆を深く結ぶと、オリコンウィークリーランキングで1位を獲得した2ndシングル「奇跡が空に恋を響かせた」では佐野による<やっと出会えたね>という本意気の決め台詞と共に、ウィンクも炸裂。自己紹介も盛り込まれた「Brave Saga」ではライブハウスのような拳と声が上がって場内の熱気が再び高まると、満開の桜の映像をバックに熱唱した「桜咲く頃には」では、<君がいたから僕の今がここにある>というフレーズを佐野が<み!るきーずがいたから>と絶叫。ここで、最後の曲に入る前に、メンバーを代表してリーダーの吉田が「決意を込めたツアーでしたが、このツアーを通して成長できたなと思います。何かが掴めたんじゃないかなと思えたツアーでした。今、めちゃくちゃ幸せを感じています。どんどん成長した姿を見せて、皆さんにもらった倍の倍の幸せを返していきたいと思います」と決意を表明。3rdシングル「STARS」で、金色の紙吹雪が舞い散る中、みんなの明日を照らすスターになるという意思をまっすぐに観客の胸の届けると、佐野は「M!LKにいて幸せです!」と声をあげて玉座に戻ると、ゲートが回転。王冠を掲げた白いボーンの駒が立ち現れ、チェックメイトが完了したことを告げるかのようにしてライブの幕は閉じた。
M!LK
「恋がはじまる」からスタートしたアンコールでは、メンバーがアリーナ、一階、二階、三階へと分かれて、客席に登場。観客からは黄色い声が飛び、会場が熱狂の渦へと包まれる中で、メンバーは手を振りながら観客の至近距離を移動して、メインステージへと集合。山中のウィンクを浴びた佐野がステージ上で悶絶して倒れると、突然、企画コーナーがスタート。み!るきーずに質問をして、少数派を探すゲームで吉田と山中が対決し、山中が「今、バッグにコンパスが入ってる人」という呼びかけで見事に2名だけが手をあげて勝利をゲット。罰ゲームとして、吉田は回転する玉座を使って「愛してる」という最大級の胸キュンワードを繰り出して歓声を浴びた。そして、いつか夢の舞台に立つという目標を込めた自分たちへのエールソング「フレ!フレ!オレ!(2023)」で再びボルテージを挙げると、山中が「トパーズとはM!LKが結成された11月の誕生石で、“誠実”や“希望”という石言葉があります。大切な人を守りたいという思いを込めた曲です」と語り、メジャー1stアルバム『Jewel』に収録されている新曲「topaz」を初披露。最後は5人で円陣を組み、真剣な表情で目と手を重ねた「Winding Road」をエモーショナルに歌い上げると、佐野は「僕らは長く活動していますが、やっぱり生でみんなの声を聞けて、肌で感じられる、この空間がすごく好きです。また次に会う時まで元気で、自分を強く持って、頑張っていきましょう」と挨拶。吉田はこれまでの道のりを振り返りながらも、「これからもこの5人で歌い続けていきたい。みんなの日常生活の励みになれるように、めちゃくちゃいいライブを届けられるように頑張っていきます」と続け、5人で手を繋ぎ、マイクを外した生声で感謝の気持ちを叫び、ステージを後にした。
終演後には次の公演として、10月22日に横浜アリーナでのワンマンライブ「M!LK 1st ARENA “HAPPY! HAPPY! HAPPY!”」を開催することを発表。場内からは喜びと祝福に満ちた大歓声と拍手があがると、メンバーは全力で走って再登壇。塩﨑はライブのタイトルについて、「とにかく楽しんでいきましょうということです」と説明すると、吉田「皆さんを幸せにしたいという気持ちで付けました。来てくれた人は絶対に幸せにします!」と宣言し、夢に向かって前進していく決意を込めたホールツアーを大成功のうちに終了させた。

撮影=斎藤 大嗣

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