真野恵里菜 ニワトリを追う姿がオバ
サンっぽいと言われ“公開されちゃう
のが恥ずかしい”

今回上映されるエピソード6「大怪獣現る 後編」は、前回に引き続いて全編が熱海でロケを敢行した、シリーズでも最大級の大作。

本作の主役・泉野明役の真野恵里菜さんは、本作のエピソードとして「熱海では食事が本当に美味しかった記憶しかない。撮影が終わるとみんなでご飯をしたんですが、金目鯛の煮付けが美味しくて。」とロケの食事を思い出してうっとりした。

押井守監督は「本当は観る前にご挨拶したかったんですが。」と劇場の様子をうかがい、「半分ぐらい怒っているんじゃないですか?」とつぶやくと場内から笑いがおこった。「公約通り“映画の中で大怪獣出るぞ!”と言ったのはウソではない…ですけど、ちょっと後ろめたいかな。」と首ををすくめた。

「6話は最大で100人くらいが熱海で10日間のロケをして、特撮はあるし、(出演料が)高めのゲストはダラダラ出てくるし、双子姉妹の歌手(元アイドルデュオのザ・リリーズ)に歌ってもらったり、いろいろな曲も作ってもらって、かなりお金がかかった。怪獣モノということでプレッシャーがあって、プロデューサーからは、さんざんダメって言われ続けたけれど、割と何とかなったんじゃないかな。むしろ“夜の部”が盛り上がり過ぎちゃって、次の日にちゃんと撮影ができるのかなってほうが大変でした。」と押井守監督は撮影を振り返った。

続くエピソード7「タイムドカン」は、爆弾魔に狙われた特車二課が次々と爆破されていくというお話。

真野恵里菜さんは「鶏小屋も爆破されるんですが、塩原佑馬役の福士誠治さんに、私のニワトリを追っかけ方がオバサンだって言われました。怖くてビビっていたのが鈍くさく見えちゃったのかな。それが公開されちゃうのが恥ずかしいです。」と萎縮していた。

山崎弘道役の田尻茂一さんは、本作でニワトリをこよなく可愛がっている役だが、「鶏小屋が破壊されてものすごく悲しかった。自然に泣けました。」としんみり。「もう、ニワトリが普通に好きです。最初は相手をして傷だらけになりましたが、きゅっと持つとおとなしくなって、すごく可愛いですよ。」と目を細めて、すっかり役が馴染んでしまったようだ。

最後に真野恵里菜さんは、「このあとも5章、6章と来年の5月までまだまだ続きますので、もっともっとファンの方が増えて欲しい。今回もグッズが増えまして、劇中に登場する整備員のツナギが発売になりました!次の舞台挨拶では着て来てくれる人がいたら嬉しいな。」と客席に呼びかけた。

映画「THE NEXT GENERATION -パトレイバー-」第4章は、新宿ピカデリーほかで8月30日(土)2週間限定上映中。


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