太宰治の『新ハムレット』を五戸真理
枝が演出し上演 木村達成、島崎遥香
、加藤諒ら出演
『新ハムレット』が書かれた昭和16年は、太宰に初めての子供が生まれ、12月には太平洋戦争が開戦するという年でした。どの登場人物もシェイクスピアの傑作でお馴染みの人物ですが、ひとりひとりの、人生に対する期待と不安が、よりはっきりと描かれています。
本家『ハムレット』のように、何度も再演され、語り継がれる物語として存在してほしいです。戯曲の魅力をお客さまにご堪能いただけますように、キャスト、スタッフの皆さまと力を合わせてがんばります。
とんでもない苦悩にぶち当たる、そんな初夏を迎えることになりそうです。
冒頭の「からかわないでください、僕は地獄へ行くんです。」
というセリフがイヤな親近感をわかせます。不思議と読み進めていくうちにフラストレーションより共感することが勝っていました。
理解とまではまだいきませんが、その気持ちわかるよハムレットと、背中をさすってやりたい。
ぜひお楽しみに、よろしくお願いします。
PARCO劇場50周年という記念すべき年に出演させて頂けるなんて光栄です!
自分自身、新たな挑戦とも思えるこの作品でまだ出会ったことのない自分に出会えたら嬉しいです。
『ハムレット』はイメージとして復讐悲劇のイメージがありますが、『新ハムレット』はユーモアに溢れ、ひとつの家庭のちょっとした喧嘩のようにさえ感じてしまう面白さがあると思いました。
そしてどの時代も『愛とは?』という正解があるようでないテーマに悩み苦しむ姿は、現代を生きる私も考えさせられるものがありました。
是非観に来て下さい!
演出の五戸真理枝さんをはじめ、素敵な座組の一員として、
2020年に新しくなったPARCO劇場へ立たせて頂けること、大変嬉しく思います。
今は台本をいただいて読んだ所なのですが、
未知の洞窟に入っていくような不安と、遠足前夜のようなわくわくが混ざった気持ちを抱いています。
力みすぎずに、不安を拭いながら挑めたら良いなと思ってます。
僕は出演者なので観る事は出来ませんが、『新ハムレット』早く観たいです。
PARCO劇場開場50周年おめでとうございます。
このようなお祭りに、出演者として参加することが出来てとても嬉しいです。
登場人物はみんな、ゴツゴツしていて、とても人間くさいです。そこがなんだか愛おしいし、たくさん共感出来る部分でもあります。あ、自分もこういう所あるなって。
太宰治の描く新ハムレット。太宰は言います。「作者の勝手な、創造の遊戯にすぎない」と。
そんな作者の言葉に勇気をもらいながら、自分も精一杯、創造して遊べたらなと思います。
なんじゃこれは! 最初に脚本を読んだ感想です。
確かに『ハムレット』の体裁なのだけども……
確かに普通のお芝居ではないですね。太宰治の小説の中の人間が、いますね、皮肉で、夢想家で、理屈っぽいのに、寂しがり。そして誰もが饒舌なのです、饒舌多弁なのに、肝の事はなかなか言わないんです。普通ではないです。気が滅入りそうです。やるのは難しそうです。でも、少し楽しみです。
太宰治のハムレットに今から緊張と期待でいっぱいです。私自身新たな挑戦をする心持ちです。
演出家の五戸真理枝さんとキャストの皆さんと面白い舞台になるように頑張ります。
新ハムレット、キャストの面々に面白い舞台になる予感しかないです!是非観に来てください。
シェイクスピアの舞台に出るなんてまったく想像もしなかったのですが、読んでみたらどこをとっても太宰印で、これなら案外恥ずかしくないかも、とその気になってしまいました。
みんなが悩んでいるのも小人物ぶりも太宰治らしくて、グローバルスタンダードではない『新ハムレット』は、バズりはしなくても意外といけるかもしれないなと思いました。
そんな、器量の小さい、失敗の多い、それでいて真面目な太宰のハムレットが、僕は嫌いではないです。
SPICE
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