ソラ豆琴美・平瀬美里

ソラ豆琴美・平瀬美里

【平瀬美里・ソラ豆琴美 インタビュ
ー】舞台『晴天に雨』続編にダブル主

女優の平瀬美里さんとソラ豆琴美さんがダブル主演で挑む舞台『晴天に雨~聖夜の祭囃子~』が、12月14日より18日まで、東京・学芸大学千本桜ホールにて上演される。

お笑い芸人でもある友池一彦氏が脚本・演出を手掛ける本作は、これまで何度も再演されてきた人気作『晴天に雨〜あのコと私。〜』の待望の続編。歌ありダンスあり笑いあり、そして恋あり友情ありのクリスマスにぴったりなファンタジーだ。
アイドル活動を経て、現在は舞台を中心に活躍する平瀬さんと、ライブアイドルのほか、グラビアやバラエティ番組で活躍中のソラ豆琴美さんが前作と同じ役柄で登場し、キャラクターとしても役者としても、成長した姿を見せてくれるはず。
GirlsNewsでは、稽古真っ最中の主役二人を訪ね、公演の見どころや意気込みを聞いた。
<平瀬美里・ソラ豆琴美 インタビュー>
-- お二人はこれまでにも共演されたことがあるんですか?
平瀬「2020年4月の『デッドリー(アリスインデッドリーハイスクール永遠)』からで、今回が4回目ですね」
ソラ豆「『ワセチュウ(早稲田の中心でRockを叫ぶ!! 略してワセチュウ!)』と昨年の『晴天(晴天に雨2021 〜あのコと私。〜)』でも一緒でした」
平瀬「今回は『 あのコと私 』の続編で、私たちは前回と同じ役で出演します。共演される方はちょっと変更してますけど」
-- まずは、お二人のお互いの印象を聞かせてください。
平瀬「マメちゃん(ソラ豆さん)は、最初はしっかりしてると思ったんですよ」
ソラ豆「えっ、最初は???」
平瀬「私が17歳のときに初舞台で初主演だったんですが、何にも分からない状況だったので、いろいろ教えてもらいました」
ソラ豆「役柄的にはあまり関わってないんですが、みぃちゃん(平瀬さん)から話しかけてきてくれたので話すようになって」
平瀬「名前がソラ豆だから、一番印象に残りやすかったんです。それで、久しぶりに『ワセ中』で共演したら、(あれ、こんなだっけ?)って」
ソラ豆「(大丈夫か、こいつ…)って?」
平瀬「正直そう思いました(笑)。けど、そこがマメちゃんのいいところだなって思ってます」
-- 具体的にどんな人でしたか?
平瀬「思ったよりポヤポヤしてました。天然でフワフワしてて、言うことがいつもオモシロいんですよ。アドリブのセリフもパッと思いつくし、言葉が独特でオモシロいんです」
-- ソラ豆さんから見た平瀬さんの印象はどうですか。
ソラ豆「『デッドリー』のときは、みぃちゃんも最初の舞台だったので、ただひたすら必死で、ずっと真面目にやってる印象でした。でも、私も『ワセ中』のときに(やっぱり、こいつヤバいヤツじゃん)って思って(笑)」
平瀬「互いに?(笑)」
ソラ豆「でも、その後はすごく仲よくなって、『晴天』で共演した子たち4人でディズニーランドに行ったんです。私とみぃちゃんが先陣を切ってはしゃいでましたね。私たちがオチャラケてるのを、ほかの二人が微笑ましく見てる感じでした」
-- 舞台についてもお聞きします。今回の作品は続編ということですが?
平瀬「前回は私が演じる女子高生の結衣と、ソラ豆さんが演じるキツネの妖怪・テンコが出会うお話でした。薙刀道場の仲間や家族愛が中心に描かれていたんですけど、今回の『聖夜の祭囃子』では恋愛がメインに描かれています」
ソラ豆「なんと、テンコに彼氏(?)ができるんですよ!」
平瀬「結衣にも想いを寄せてくれる人が現れて、ちょっと意識しちゃったり」
ソラ豆「おや、おや、おやって、展開になっていきます。でもたぶん、二人とも恋愛のシーンが下手くそで、自然じゃないんですね(笑)そこはこれからブラッシュアップしていこうと思います」
-- 役柄についてもう少し教えてください。
平瀬「結衣は薙刀道場の娘で、素直でいい子なんですけど、テンコや周りの子に振り回されていく感じの子です。薙刀がとにかく好きで、亡くなったお母さんのように強くなりたくて、一生懸命頑張ってるまっすぐな女の子です」
-- ご自身と比べてどうですか?
平瀬「私もウソがつけないタイプの人間なのでかなり演じやすいです。人間味が溢れる性格ですが、テンコにだけはちょっと言葉がきつかったりすることもあります」
ソラ豆「いい意味で、みぃちゃんそのままですね」
平瀬「そうですね。けっこう似てるところは多いのかなって思います」
-- 髪を金髪にしたソラ豆さんは、もちろんキャバ嬢役ですね?
ソラ豆「違います! 金髪はキツネの耳の色に合わせて金にしました。テンコは99年も生きてきたキツネなんですけど、キャッキャしてたり、お調子モノだったりするんですけど、長く生きてるだけあって、ふとした拍子に見せる大人の表情もある役です」
平瀬「普段のテンコと大人らしいテンコとの差が生まれるから、結衣を演じてても、はっと心を突かれることがありますね」
ソラ豆「今回、テンコは結衣に前回にはなかったことをされるんですよ。(結衣がそんなことする!?)みたいな。そこをみぃちゃんがどう演じてくれるかが、見どころだと思います」
平瀬「前回は本当にみんなまっすぐだったけど、今回は恋愛が絡んできて、いろんな人間関係とか、妖怪関係とか、ゴタゴタがあるから、気持ちも複雑で。私たちだけじゃなくて、みんな気持ちの演じ分けが難しいんじゃないかなと思います」
--ほかに見どころは?
平瀬「友池さんの作る作品って、食い違いのドラマがオモシロくて醍醐味だなって思っています。それがあちこちに散りばめられていて、あとで伏線としてどんどん回収されいくんです。稽古は順を追ってやっているので、連続ドラマみたいなワクワク感がありますね。結末がどう仕上がっていくのか私たちも楽しみです」
ソラ豆「妖怪がいっぱい出てくるので、『ゲゲゲの鬼太郎』とか、『妖怪大戦争が』好きな人はワクワクするんじゃないかな」
平瀬「前回は生きるとか死ぬとかいう深いテーマで、しんみりするシーンもありましたけど、今回は深く考えずに、観ていてわくわく楽しい気持ちになる作品になるんじゃないかと思います。とにかく今回は妖怪が多いから、舞台が賑やかだよね。見た目にも色がマダラすぎて華やかですね」
ソラ豆「今回は人も妖怪もそれぞれ考え方の違いで、もどかしいシーンがいっぱいあるんです。肝心なところでジャマが入って、お互いの想いがすれ違ったり。個人的にはテンコにできた彼氏とのバカップルぶりが楽しみなんですけど、恋人同士の演じ方がいまだに分かんなくて奮闘しています。あっちこっちみんな恋愛してるんで、いっしょにキュンキュンしてもらえたら嬉しいです。男性が観ても女性が観ても本当に面白いんじゃないかなって思います」
--では、今年を振り返って、どんな1年でした?
平瀬「とても充実してました。初めて広告のお仕事をオーディションでつかんだり、今回で6本の舞台に出させていただいたんですけど、大学にもちゃんと通えて、友達とも遊べる余裕がありました。
いろんな人と関わりを持てて、たくさん経験した1年でしたが、舞台で経験を積むほどに、逆に演技が上達してないなとも感じています。自分では器用なほうだと思っていたんですが、 演技では読み取る力がそこまでないのと、それを表現する実力がなくて、最近はすごくもどかしい気持ちになってます。いろんな人の演技を見て感心するんですが、マメちゃんのテンコ役は、あんなに自由に動いていて、テンコらしさも満載ですごいなって思います」
ソラ豆「私はライブ活動がメインなので、今年はこんなに舞台をやると思ってなかったんですね。アイドルとしてデビューして、8月26日で10周年だったんですが、その日も舞台の期間中に迎えました」
--今回の公演名に“聖夜”とありますが、クリスマスの予定はありますか?
ソラ豆「私はファンの方と過ごすオフ会があります。毎年、手料理を作ってみんなに振る舞っているのですが、席に限りがあるので、ぜひ早めに予約して来てほしいです」
--プライベートでは?
ソラ豆「 もちろん彼氏と……と言いたいんですが何もありません。お芝居をする上でも、やっぱり恋をしなくちゃと思うんですけど、まだまだみんなのマメちゃんです!と書いといてください(笑)」
平瀬「私は今回の舞台が今年最後のお仕事になりそうです。まだ決まってないんですけど、クリスマスらしく美味しい料理が食べたいですね」
ソラ豆「じゃあ、私のオフ会に来ます?」
平瀬「えっ、勧誘されちゃった(笑)」
-- 最後にファンの皆さんに対してメッセージを。
平瀬「今年みんなに会える最後のチャンスなので、ぜひ来てほしいです。私はあまりお父さんを舞台に誘ったりしないんですけど、この作品はぜったい面白いから観においでよっていうぐらいオススメの作品です。稽古にもルンルンして行くぐらい楽しくて、演じられることが本当に嬉しいので、この作品をたくさんの方に見てほしいです」
ソラ豆「今回、みぃちゃんとダブル座長でやらせていただいてるんですが、何よりも私たちがめちゃくちゃ自由で天真爛漫な感じなので、座組のみんなも伸び伸びとやれていると思います。台本も私たちに当て書きしたんじゃないかってぐらい演じやすくて、妖怪がいっぱい出てきて賑やかな作品です。可哀想な妖怪がいたり、人も妖怪も悩みがあったり、私たち以外のキャラクターにも注目して観てもらえたら嬉しいです」
舞台『晴天に雨~聖夜の祭囃子~』
期間:12月14日~18日(8公演)
会場:学芸大学千本桜ホール
【出演】
・平瀬美里
・ソラ豆琴美(マリーメトロノーム*)
・TOMOYA(Stefa)/えなえ/庄原孝太/加藤わこ/なかがわあつこ
・田中海凪/早川あひる/田原遥菜/泊大貴/佐々彩乃/谷松香苗(TOMOIKEプロデュース)
【脚本&演出】
・友池一彦(TOMOIKEプロデュース)
特設サイト:https://artist.tiget.net/seiten-ni-ame
公式Twitter(フォーエスエンタテインメント):@fors_ent #晴天に雨2022
【あらすじ】
稲村道場の娘・結衣は道場のお稲荷様に住む狐の妖怪・テンコと奇妙な共同生活を送っていた。
ある日、結衣の学校では規律に厳しい新任の生活指導の先生が赴任してくる。
不思議なことにその先生に睨まれると皆言う事を聞いてしまう。これは人間の力ではない!と悟った結衣はテンコに相談するが、テンコはイケメンの狐とのデートで頭がいっぱい!テンコが恋!?
そんな矢先、結衣の元に年に一度、冬至の日にあると言われる妖怪の宴の招待状が届く…The post 【平瀬美里・ソラ豆琴美 インタビュー】舞台『晴天に雨』続編にダブル主演 first appeared on GirlsNews.

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