SPARK!!SOUND!!SHOW!!『RUSH BALL 2
022』ライブレポートーー豪速球のサ
ウンドが会場をひとつにする最高潮の
OAで迎えた2日目

『RUSH BALL 2022』SPARK!!SOUND!!SHOW!!
『RUSH BALL 2022』2日目のオープニングアクトは、SPARK!!SOUND!!SHOW!!(以下、スサシ)。昨年はATMCでセットの天井からぶら下がるなど、破天荒なパフォーマンスを見せた(それが通常運転)彼ら。一体どんなライブを見せてくれるのか。
SEが流れ、チヨ(Ba.Cho)、タクマ(Syn.Gt.Cho)、イチロー(Dr.Cho.169)が先に現れる。タナカユーキ(Vo.Gt)は何とTHE ORAL CIGARETTES山中拓也(Vo.Gt)を連れて登場。マイクを向けられた山中は「やれんのかー!」とだけ叫び、「(時間なくなるので)帰ってください」とタナカに送り出されていた。ちなみにその後、山中はずっと袖でライブを見守っていた。
SPARK!!SOUND!!SHOW!!
「僕たち私たちは音楽をいっぱい楽しむことを誓います! それ以外しませーん!」とタナカの宣誓から「かいじゅうのうた」を爆音でぶち込む。オーディエンスはのっけからプチョヘンザ! 両手でブンブンとバイクのアクセルを吹かす振りで会場がひとつになった「†黒天使†」、ジャンプでさらに熱量を高めた「HAPPY BIRTH DIE」を立て続けにドロップ、問答無用で踊らせる。
MCではチヨが「ユーキと初めて行ったのが『RUSH BALL 2008』で。この大きなステージに立てるのはすごく嬉しいです」と感慨深げに語り、タナカは「(断続的なコール&レスポンスで)声を出せるフェスなんかほぼ楽園ですよね。『RUSH BALL』マジありがとうございます」と関係者の苦労にも想いを巡らせ感謝を述べた。「今日は『RUSH BALL』の言うこと聞きましょう! 俺も言うこと聞きます!」とは言ったものの、そこはやはりスサシ。袖から持ってきた台車に乗ってステージを滑ったり、ステージの端から柵によじ登ったり、高さ2mはありそうな巨大脚立を持ち込みてっぺんに立ったり。後半も豪速球で「スサシの音楽」を遊ぶように繰り出し続けた。
「基本的に炎上気味、ギリ大丈夫みたいなバンドをここに立たせてる『RUSH BALL』、まあまあ狂ってるフェスティバルだなと思います」と主催のGREENSに賛辞を送ったタナカ。ヤンチャな面もありつつ、初見の人もバッチリ巻き込んだアクトで最高潮に会場を盛り上げたスサシだった。距離の近いライブハウスも良いが、野外のステージは彼らによく似合っていた。
SPARK!!SOUND!!SHOW!!
取材・文=ERI KUBOTA 撮影=瀧本JON…行秀
>次のページ……ライブ写真&セットリスト掲載!
『RUSH BALL 2022』SPARK!!SOUND!!SHOW!!
SPARK!!SOUND!!SHOW!!
SPARK!!SOUND!!SHOW!!
SPARK!!SOUND!!SHOW!!
SPARK!!SOUND!!SHOW!!
SPARK!!SOUND!!SHOW!!と山中拓也(THE ORAL CIGARETTES)
(『RUSH BALL 2022』オフィシャルレポートの一覧はこちら)

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