AKB48奈良公演の締めは、珠理奈の「
さよう奈良~!」

 ツアー22県目となるこの日の公演は、奈良に近い京都出身として、横山由依がキャプテンを務める「チームK」が登場した。
 ステージは、『前しか向かねえ』を皮切りに、『大声ダイヤモンド』や『フライングゲット』などシングル曲を中心にした構成でスタート。さらにSKE48の『パレオはエメラルド』や、なお、兼任メンバーの山本彩が休演するなかNMB48の『ナギイチ』など、姉妹グループの楽曲も含む全29曲が披露された。

 MCでは横山が「ほぼ奈良寄りの京都から来ました。今日は大仏さんよりも輝きたいです」と地域ネタを交えてあいさつ。

 続くユニットコーナーでは、メンバーそれぞれのキャラクターや個性、特技を活かした演出を披露。兒玉遥と島田晴香、石田晴香という"3人のはるか"による『ジッパー』では島田のジッパーが壊れ、一人だけ最後まで脱げないというオチも。
 歌唱力に定評のある岩佐美咲と宮崎美穂による『眼差しサヨナラ』では美しいハーモニーが奏でられ、ダンスが得意な松井珠理奈や田野優花、相笠萌、湯本亜美ら7名で披露した『Beginner』と『Escape』と『UZA』のミックスバージョンでは、完成度の高いパフォーマンスで会場をわかせた。
 また、横山と鈴木まりや、小林香菜による『抱きしめられたら』では大人っぽい妖艶さが。小嶋真子と相笠、田野、湯本による「西瓜BABY』ではアイドルらしいカワイらしさがそれぞれ表現され、個性豊かなメンバーたちが観客を魅了した。

 コンサート中盤では北原や石田、永尾まりやらが扮する奈良公園の鹿6頭が、現役アイドル役の小嶋とともにAKB48を目指すという寸劇も公開。会場を笑いに包んだ。
 寸劇からの流れで小嶋の「AKB48~!」の掛け声がかかると、そのまま『RIVER』や『How come?』と後半になだれ込む。アンコール明けには全国ツアーの恒例となっているご当地バージョンとしてAKB48の奈良バージョンも熱唱した。
 最後は「みなさん、また絶対会いましょうね、さよう奈良~!」とこれまた恒例になっている珠理奈のダジャレで幕を閉じた。

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