レッド・ツェッペリン未発表音源にロ
ックファン歓喜!

ベストヒットUSAでツェッペリン大特集

 先週の『ベストヒットUSA』(BS朝日)でレッド・ツェッペリンの未発表音源が放送され、往年のロックファンの間で話題となっている。
 彼らの初期アルバム3作が新しくリマスターされて6月4日に発売され、そのプロモーションといってしまえばそれまでだが、ギターのジミー・ペイジの他に、オジー・オズボーンやザ・フーのピート・タウンゼントもインタビューで登場。司会の小林克也も興奮するほど豪華な内容だったのだ。

 レッド・ツェッペリンはヤードバーズを抜けたジミー・ペイジが作ったロックバンドだが、当時の衝撃をオジー・オズボーンは「初めて聴いたときは感動した。新鮮な空気を吸うように聴きやすかったけど、並外れてた」と語った。
 しかし、ザ・フーのピート・タウンゼントは「彼らの曲は好きじゃないし、比べられるのも嫌だ。それぞれのメンバーが最高のミュージシャンだから困ってしまう」と、実力を認めながらも複雑な心境をもらした。

コンパニオン・オーディオって何?

 今回発売になるデラックスエディションには、2枚目のディスクにコンパニオン・オーディオが収録されている。これについてジミー・ペイジが今回のリマスター発売について言及。
「1/4インチテープに録ったアウトテイクや、部分録音、ジャムセッションもあった。スタジオバージョンとは違う新鮮なサウンドだ」
 コンパニオン・オーディオとは別テイクのことなんですね。

 番組の最後には「胸いっぱいの愛を」と「移民の歌」のライブ映像に、コンパニオン・オーディオを重ねたものが流れた。オリジナルと違うアレンジ部分を発見するたびに、とても新鮮さを感じた。
 ただのリマスターではなく、こうした遊び心を取り入れるあたりは、さすがジミー・ペイジ。この後も、9枚のオリジナルアルバムを順にリリースするというから楽しみだ。

(文・ちからうどん)

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