【B.O.L.T インタビュー】
ひとりの行動が周りに影響を与えて
世界が変わっていく
イベントやフェスなどで
ピースを掲げる手が増えたらいいな
MVの雰囲気も楽曲にすごく合っていますが、最初に楽曲を聴いた時の印象は?
高井
ポジティブになれるワードが多い曲だなって思いました。歌詞を読み解いていくと、“ひとりの行動が周りに影響を与えて世界が変わっていく”と受け取れたりして素敵だなって。《想像一つで世界は変わる》とか《運命もカラフル》とかは人生を色に例えたりしていますし、《命の水は/あなたのスマイル》というフレーズは“お花は水がないと生きていけないけど、人も笑顔がないと生きていけないから、あなたの笑顔が必要なんだよ”って、聴いてくれる人に向けてのメッセージが全て素敵なんです!
青山
《風になる 新しい/時代のエネルギー感じて》というブロックの最後の《笑って YEAH》は♪YEAH〜って伸ばすんですけど、すごく歌っていて気持ち良いんですよ。レコーディングでもみなさんへの想いを込めて笑顔で歌っていたので、それが伝わるといいなと思っています。
白浜
私もなのちゃん(青山の愛称)と同じところが好きです! 私はメンバーの自然な笑顔が好きで、みんなと自撮りする時も笑わせて撮ったりしてるので、すごく共感できるなって(笑)。《涙が降りそそぐ》っていう言葉が入ってるんですけど、前後をつなげて読んでみると“悲しいことがあっても笑って!”みたいな意味だと分かってグッときちゃいます。
歌声にもしっかりと感情が込められていますね。
内藤
この曲を作ってくださったSpecial ThanksのMisakiさんの仮歌を聴いた時、すごく温かみがあって素敵だなって思ったんです。作った方がこういう感じで歌っているんだったら、それがベストだと思ったので、私のソロパートや2番の頭のところとかは、ヴォイストレーニングの先生とも話し合って100パーセントじゃなく、あえて80パーセントぐらいの力で歌うことにしました。これまでのB.O.L.Tの曲では100パーセント出してる感じでしたけど、ちょっと力を抜くことで雰囲気を出して、明るい曲だけどチルな歌い方にこだわってみました。
ライヴで歌うとお客さんとの一体感が生まれそうですね。
高井
私もそう思います。振り付けもピースを掲げたりして、みなさんが真似できるものになっているので、イベントやフェスなどでピースを掲げる手が増えたらいいなと思っています。
そして、カップリング曲の「OUR COLOR」は「スマイルフラワー」とはまた違ったタイプの楽曲で。
高井
エモい曲です(笑)。この曲のエモさを出すには、私たちの歌にかかっていると最初に聴いた時に思ったので、最初は“難しそうだな。歌えるかな?”っていう不安がありました。でも、曲を作っていただいたSonoSheetの渡辺裕貴さんにレコーディングに立ち会っていただいたんですけど、“いいね〜”ってたくさん言ってもらえて自信がつきましたし、“この曲、好きです!”という気持ちを歌で渡辺さんに伝えたいと思って歌いました。
白浜
「スマイルフラワー」もキーが高かったんですけど、この曲はさらに高くて。今はなんとか歌えるようになりましたが、最初は頑張って出るか出ないかぐらいの感じでした。高い声が出るように、無意識のうちに膝を使って歌っていたら、“すごく膝を使っていて、お腹から声を出してるね”って言われたので、この歌い方で良かったんだって気づきました。サビの部分のコーラスも担当しているんですけど、そこもかなり高くて。でも、そこがエモエモポイントなので、レコーディングでは真っ直ぐ伸ばすイメージで歌いました。ライヴでもこれを歌う機会が増えると思うから、そんなエモエモポイントを聴いてほしいと思います(笑)。
青山
私も声が出るかどうか不安でしたけど、“自信を持って堂々と歌ってみて”と言ってもらったら出たんです。気持ちって大事だなってことが学べたレコーディングでしたし、最後に渡辺さんに“エモいね〜”って言ってもらえたのがすごく嬉しかったので、ライヴでもエモく歌いたいです!
内藤
みんなが言ってるように、私もレコーディングでこんなに緊張するのは久しぶり!っていうぐらい緊張しました。レコーディングでは私がトップバッターだったから、余計に緊張しちゃって(笑)。でも“どんどん後半に向けて良くなってきたよ”って言ってもらえました。緊張していたことが分かっていたみたいです(笑)。
高井
がっつり踊る部分がこの曲にもあって、イントロから4人がそれぞれ違うダンスをするんですね。でも、一見違うように見えて、よく見ると誰かと誰かがシンメトリーになっていたりして、そういう感じで面白い振り付けになっているので、そういうところもライヴで観て楽しんでもらいたいですね。間奏で煽ったりもしますし、「OUR COLOR」はお客さんと一緒に育てていく、成長させていく曲なのかなって思っています。
「スマイルフラワー」と「OUR COLOR」でB.O.L.Tの音楽性の幅がまた広がりましたね。
高井
はい。かなりタイプが違うというか、対照的な曲になっていますけど、どちらも歌えるのがB.O.L.Tの良さだと思うので、たくさんの方に聴いてもらいたいです。
取材:田中隆信