【愛美 インタビュー】
歌に救われてきたからこそ
誰かを救うような曲を歌いたい
誰しも泣きたい夜はあると思うので、
そういう日に聴いてもらえたら嬉しい
2曲目の「MAYDAY」もまたタイプの違う曲ですね。
「MAYDAY」は泣きたい夜に聴きたい曲になっています。「ReSTARTING!!」はポジティブな印象で背中を押したり、手を引っ張ったりする曲だったんですが、寄り添ってあげたり、一緒に感情を吐き出す曲になっているんです。誰しも泣きたい夜はあると思うので、そういう日に聴いてもらえたら嬉しいです。
より強い言葉が使われてますよね。
そうですね。ハッとするような言葉選びが多いかな? 口に出すと強いかもしれない言葉も、歌にしてしまえば言えたりするので、誰にも言えない悩みも吐き出せるんじゃないかと。私、考えることが趣味で、物事に対してたくさん考えてしまう癖があるんです。ひとつのことに対して、ネガティブもポジティブもいろんなパターンで妄想するから、それが活かされた歌詞になりました(笑)。
少し不安になるような言葉選びだけど、だからこそ伝わる想いもありますよね。
そう思います。人間って暗い部分は必ずあるから、真っ白じゃなくちゃいけないということはないと思うんです。それを伝えたいと思いました。ひとりで部屋を暗くして泣いたりしていた自分にも、この曲を送りたいです。
それは考えすぎてそうなってしまうんですか?
周りの人が全員敵に見えちゃう瞬間ってありませんか? これは中二病を引きずっているのかな?(笑) “朝起きたら全然違う世界にいたりしないかな?”とか“牧場で羊と一緒に暮らせないかな?”と思う夜は、今でもありますよ(笑)。
あははは。そして、そんな曲の次に収録されている「ラブレター」は切ないラブソングという。振り幅がすごい!
私もそう思います(笑)。ラブソングはいつか書きたかったんですよ。この曲は聴いた瞬間に失恋の曲だと思ったんで、叶わない恋を歌う曲にしようと決めました。物語の登場人物がすぐに想像できたんです。それをもとに膨らませて書きました。ドラマ主題歌になるのを待ってるので、連絡をいただければと思っています(笑)。
物語を作ったり、妄想することが好きなんですね。
そうなんです。この前もショートフィルムの監督と脚本をさせていただいたんです!
となると、いつかMVも制作するようになりそうですね。
わ~、それは考えたことがなかった! 自分の曲の監督業って難しそう…。でも、監督をすることはすごく楽しかったのでいつかやってみたいですね。
さて、声優さんとしても活躍されていますが、アーティスト活動をすることで相乗効果となったことはどのようなことでしょうか?
声優活動ではキャラクターソングを多く歌わせてもらっているんですが、キャラクターによって歌の引き出しがまったく違うんです。同じ歌詞でもキャラが違えば全然違う曲になるんですよね。愛美にはない引き出しをたくさん発見できます。声優活動の中で、表現の自由さ、楽しさを学んだので、これからも全力で取り組んで、どんどん愛美の世界を広げたいと思っています。
取材:吉田可奈
「ReSTARTING!!」Official MV
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