「光と影」を歌い続ける、家入レオ。
その魅力を楽曲から紐解く

どんな時も力強く寄り添ってくれる、家
入レオの楽曲

家入レオ(いえいり・れお)の楽曲に対して、どんなイメージを持っているだろうか?
「明るい応援歌」というイメージを持つ人もいれば、「思い切り泣ける曲」というイメージを持つもいるかもしれない。そんな「光と影」の二面性は、家入がデビュー以来、いつも向き合いつづけてきたものだった。

5月13日には、1st EP『Answer』がリリース。表題曲である「Answer」が4月22日に先行配信をスタートする。家入のリリースは1月にリリースしたシングル『未完成』以来、今年に入って2作目だが、この2曲からも、彼女の持つ「光と影」という二面性をはっきりと読み取ることができる。

家入レオが出した「Answer」とは? それぞれの楽曲について考察した上で、家入レオ本人からメールインタビューにてコメントをもらった。

Interview&Text_Osamu Onuma
Edit:Miwo Tsuji

すべてを肯定する光と、痛みに耐える影
の歌

2012年、弱冠17歳の若さでメジャーデビューした家入レオ。「本当の愛」を渇望する寂しさをギターロックに乗せて歌い上げた1stシングル『サブリナ』で注目を集め、第54回日本レコード大賞では最優秀新人賞を受賞した。
家入レオ -「サブリナ」

そんな家入のアーティストとしての核となっているのが「光と影」、その二面性だろう。それはポジティブ/ネガティブとも言い換えられるもので、この世界を生きる人にとって普遍的な二つの感情だといえる。家入はいつもその感情と向き合い続け、すべてを肯定する「光」のような歌と、何かを諦め、孤独でいる痛みに耐えるような「影」を感じる歌をたくさん生み出してきた。以下では、実際に彼女の楽曲をもとに、その光と影をみてみよう。

代表曲から紐解く、家入レオの光と影

・Shine

フジテレビ系ドラマ『カエルの王女さま』の主題歌に起用された2ndシングル。力強く凜としたサウンドに乗せて「You can shine」と歌い上げるアップテンポな楽曲は、まさに「光」の側面を映し出した楽曲だと言える。まっすぐな歌詞にはつい10代ならではのイノセンスを読み取ってしまうが、それは決して大人になるにつれて失われることなく、その後の彼女の楽曲の中でも息づいている。初期衝動のような、原点のような輝かしい代表曲。

・Bless You

『Shine』から4ヵ月後に発売された家入の3枚目のシングル。“祝福”という意味のタイトルからは明るい楽曲を想起するが、聴いてみると「愛なんていつも残酷で/もう 祈る価値ないよ」という歌い出しに強烈なインパクトを受ける。「生きたい」と痛切に願うからこそ生きる意味を見失ったり、愛に期待するからこそその残酷さを見てしまったりする、まさに「光」があるから「影」があるということを考えさせられる一曲だ。

・Silly

Silly=人の愚かさを描いた楽曲だが、冒頭のささやくような憂いのある歌声にはその愚かさをそっと肯定するような優しさも滲む。「光」と「影」、どちらかの側面だけではなく、その両方が複雑に絡み合っているのが人間。そんなある種の哲学のようなものも感じさせる。10代最後にリリースされた、表現者としてのネクストステップを感じさせるバラード。

・君がくれた夏

愛しい人のそばにいる幸せと離れていくつらさを、太陽が沈み、光と影が混ざり合っていく夏の夕暮れに託したラブソング。日焼けした肌が夜風にうずくような繊細なサウンドが印象的で、月9ドラマ『恋仲』の主題歌としてもヒットした。別れを歌いながらも、かけがえのない景色を大切に歌ったボーカルは、決して切なさだけに留まらない。「終わりがあるから始まりがある」という、人生の「光」と「影」の一つのかたちがここでも描かれている。

「光と影」を歌い続ける、家入レオ。その魅力を楽曲から紐解くはミーティア(MEETIA)で公開された投稿です。

アーティスト

ミーティア

「Music meets City Culture.」を合言葉に、街(シティ)で起こるあんなことやこんなことを切り取るWEBマガジン。シティカルチャーの住人であるミーティア編集部が「そこに音楽があるならば」な目線でオリジナル記事を毎日発信中。さらに「音楽」をテーマに個性豊かな漫画家による作品も連載中。

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