きゃりー、世界ツアーで3.5万人動員
の快進撃 各国のメディアはどう伝え
ている?

(参考:きゃりーぱみゅぱみゅは日本最大の輸出品!? 和の心が凝縮された“ヨナ抜き音階”とは)

 いち早く彼女のアメリカ公演の模様を伝えたのはシアトルの音楽メディアConsequence of Sound。「きゃりーぱみゅぱみゅがアメリカのポップアイコンたちに教えてくれたこと」と題されたライブレポートでは「西半球で最も有名なJポップアーティスト」のもつカリスマ性を集まったファンのコスプレとともに紹介。西洋ではセクシャリティの強調がトレンドでポップアイコンの画一化が目立つなか 、彼女はおとぎ話のような世界観を創造し独自の道を生み出していると賞賛した。(参考:Consequence of Sound)また、カリフォルニアのオンラインメディアAsia Pacific Artsは「彼女の音楽とスタイルはとても型破りでそれをどう表現するか苦労するが、ひとつ確かなことはその特殊性と新鮮さは観るもの全てを魅了するものである」と紹介した。(参考:Asia Pacific Arts)さらにアメリカではハリウッドにあるテレビ局UTBが来米にちなみ5週に渡って彼女を特集した番組「Kyary Pamyu Pamyu TV-JOHN!」を放送、大手音楽チャンネルMTVのウェブ版でもニューヨークで行われたライブのレポートが掲載された。(参考:MTV)

 1ヶ月以上に渡るアメリカ公演に続いてきゃりーぱみゅぱみゅが向かったのはオーストラリアのシドニー。3月23日のライブには多数のメディアが集まり、現地テレビ局のSBSは「日本のレディー・ガガ、シドニーデビュー」と報道。現地ファンの「彼女は本当にクレイジーでカラフル。それでいてインタビューで見せる姿はとてもキュート」「彼女の音楽はエレクトロでポップライブ会場はまるで別世界にいるみたい」といった声を紹介した。(参考:SBS)またテレビ局ABCのニュースでは彼女のYouTube再生回数が6200万回を超えることに触れ「これ以上の成功を収める日本のポップスターは今後現れないだろう」と彼女の人気を伝えた。(参考:ABC)

 その後4月4日に香港へ降り立ったきゃりーぱみゅぱみゅを空港で待ち受けていたのは大勢のファン。その模様は現地新聞の蘋果日報などで大々的に報じられ、彼女の元へは取材も殺到。WenWeiPoでは彼女のロングインタビューが掲載され(参考:WenWeiPo)、5日に行われたライブの模様もStars HKなどのオンラインメディアがいち早くレポートしている。(参考:Stars HK)

 このように世界各地で話題となっているきゃりーぱみゅぱみゅのワールド・ツアー。来週の4月16日には新譜となる第9弾シングル『ファミリーパーティー』のリリースも控え 、すでに公開されているMVはYouTube公開からわずか1日足らずで には世界中のファンから200件近いコメントが殺到している。日本の誇る若き「Jポップアイコン」きゃりーぱみゅぱみゅの快進撃は今後もしばらく続きそうだ。(北濱信哉)

リアルサウンド

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