ミュージカル『ウエスト・サイド・ス
トーリー』日本キャスト版 Season2
の出演者決定 村上虹郎、森崎ウィン
、宮澤エマ、田村芽実ら
(上段左から)上口耕平、May J.、渡辺大輔(中段左から)小野賢章、宮澤佐江、廣瀬友祐(下段左から)辰巳智秋、田山涼成、山口馬木也、岩崎う大(かもめんたる)
現在、同劇場では招聘版が上演されている。さらに11月6日(水)からはいよいよ日本キャストによる『ウエスト・サイド・ストーリー』Season1が開幕し、トニー役を宮野真守と蒼井翔太、マリア役を北乃きいと笹本玲奈が演じる。
「大丈夫かな?」っていまだに思っているくらい、僕にとっては大挑戦です。ダンスの基礎もなく、自分が立っているところの景色もわからなくて身構えている状態ですが、その新鮮さが爆発すればいいかなと思っています。様々なジャンルの共演者と一緒にやることで、僕にしかない視点で「これは素敵だな」とか「この人には敵わないけど何か盗みたいな」と思う部分があるでしょうし、自分の知らない自分が見られるんじゃないかなと思っています。これまでの舞台でも毎日スタッフやキャストの方々と過ごして、自分の恥ずかしい部分やできない部分をさらけ出してきました。今回もかなりご迷惑をおかけすると思うんですけど(笑)この作品のファンの方も、ミュージカルファンの方も、僕みたいに普段あまりミュージカルに触れていない方々も、映画や舞台もそんなに見たことないという方々にも、本当に大満足していただいてそこからミュージカルおたくになるくらいハマっていただけるように、僕がまずその努力をしてみなさんに心底楽しんでいただけたらいいなと思っています。
世界中でたくさんの人々に愛されているこの『ウエスト・サイド・ストーリー』に出演させていただくことになり、ちょっとずつプレッシャーを感じている自分がいます。一方で、こんなに大きなミュージカル作品は初めてなので、楽しみでしかないという想いもあります。”初”ってわくわくするのですが、その分緊張もします。でも、まさに人生の新たな一歩を踏み出そうとしているこの感じがなんとも言えない。言葉では言い表せない興奮と緊張とわくわくが止まらない、そんな感覚です。
歌も好きなので、この作品に取り組むことで次に繋がるような頑張りを見せていきたいという気持ちです。努力だけは誰にも負けません。また、360°回転する劇場に立てる機会はそうそうないと思うので、そういったことへの感謝を忘れず、とにかくがむしゃらにやっていきたいです。とにかく見にきてください。待ってます!
私と『ウエスト・サイド・ストーリー』の出会いは中学三年生の時。学校の催し物で Anybodys 役を演じました。その時は背伸びしてもなれる訳がないと思っていたマリア役のオーディションに躊躇しましたが、ミュージカルの金字塔ともいうべきこの作品に出演できるかもしれない機会を逃して後悔するくらいなら、と挑ませて頂きました。マリア役をやらせて頂くなんて未だに夢の様ですが、無垢な優しさの中に凛とした強さを持つ、ヒロインの中のヒロインに全身全霊で応えたいと思っています。暴力に愛のみで立ち向かおうとする彼女、彼らの姿は、今回1950年代後半のニューヨークの街並みに入りこんだかの様なセット、常に動き続ける転換によって、より美しく、より希望に満ち溢れている印象を受けました。遠い過去の、外国の話ではなく、今もなお私たちに語りかける強さを持つこの作品を今、東京で上演出来ること、出演できる事を心から嬉しく思います。
幼い頃から大好きだった『ウエスト・サイド・ストーリー』にマリア役で出演できること、未だに信じられません。オーディションには“何としてでもこのチャンスを掴みたい”という強い気持ちで挑みました。数日後、マネージャーから、「マリア決まったよ!」と言われた日は発熱してしまう程嬉しかったです。この作品に出演できる喜びを噛み締め、マリア役を演じる責任を受け止めながらステージに立ちたいと思います。
そして先日、来日公演を拝見しました。360°回転する IHI ステージアラウンド東京での『ウエスト・サイド・ストーリー』は圧巻です。ご来場下さるお客様にも作品の一員となっていただけたら嬉しいです。精一杯努めさせていただきます!
【ストーリー】
舞台は、1950 年代後半のニューヨーク、マンハッタンのウエストサイド。セントラルパークを挟んで、イーストサイドが高級住宅街で、ウエストサイドには多くの移民が住んでいた時代の物語。この頃のニューヨークは、世界中から多くの移民が夢と富を求めて集まってきた時代だった。彼らはそれぞれギャング集団を作り、お互いに敵対し合う。しかし、ポーランド系移民のトニーと、プエルトリコ系移民のマリアは偶然出会い、激しい恋に落ちてしまう。禁断の愛は多くの人を巻き込み、悲劇の連鎖を生む…。シェイクスピアの悲劇「ロミオとジュリエット」に着想を得た作品。偏見、暴力の世界で生き抜いていくために恋にもがく作品であると、この作品の脚本家、アーサー・ローレンツは言う。
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