武田真治と小島瑠璃子が全力サポート
!心躍る最高のエンターテインメント
『ブラスト!:ミュージック・オブ・
ディズニー』東京公演開幕

2019年7月10日(水)から全国ツアー中の『ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー』が、ついに東京にやってきた。『ブラスト!』は、アメリカ発のマーチングバンドをベースにしたパフォーマンス集団。金管楽器、打楽器、ビジュアル・アンサンブル(ダンサー)の3つのパートで成り立っており、扱う楽器の種類は60種類を超える。ブロードウェイをはじめ世界各地で公演を行い、その斬新な演出とエネルギッシュなパフォーマンスで、驚きと感動を多くの人に届けてきた。そんな『ブラスト!』に日本人として初めて入団したのが、世界屈指のパーカッショニスト・石川直だ。これまで『ブラスト!』日本公演を牽引してきた彼にとって、本公演がメインキャストとしては最後の『ブラスト!』ツアーになるという。
東京公演初日の2019年8月20日(火)東急シアターオーブにて、『ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー』のプレスコールと囲み取材が開催された。
『ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー』
プレスコールで披露されたのは計4曲。止まることのない怒涛のエンターテインメントの嵐に圧倒された、夢のような一時だった。

まず披露されたのは、「サークル・オブ・ライフ」(『ライオンキング』より)。壮大なスケール感のあるこの曲は、『ブラスト!』らしい独創的な演出で表現されていた。楽器の演奏者は腰をかがめたり、飛び跳ねたり、動物的な動きを取り入れながら活き活きと演奏をする。舞台上に楽器と人が徐々に増えていく様を観ていると、動物たちがプライドロックに集まる映画のワンシーンが自然と脳裏に浮かんでくる。ステージのバックに設置された巨大スクリーンの映像演出も効果的だ。朝焼け、青空、ジャングルなど、雄大なサバンナの自然を連想させる。
『ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー』
『ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー』
『ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー』
続く2曲目は、「夢はひそかに」(『シンデレラ』より)。冒頭では二人の男女がアクロバティックなダンスでしっとりと魅せるのだが、一転、明るく華やかなフラッグパフォーマンスへと移り変わる。色とりどりのフラッグを手にしたダンサーたちが次々と技を繰り出すダイナミックなショーからは、一時も目が離せない。
『ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー』

『ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー』
『ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー』
3曲目は『ブラスト!』の定番オリジナル曲「ストーム」だ。一人のパーカッショニスト(石川直)が舞台上に現れると、一人、また一人と演奏者が増えていく。瞬間、まるでラインダンスのようにパーカッション奏者が一斉に目の前に現れる。激しい水しぶきが舞う映像をバックに、ドラムの激しい音は止まることなく勢いを増していく。一つ一つの音が、文字通り胸を打つ。主役をパーカッションに置いた、『ブラスト!』ならではのエネルギッシュな曲だ。
『ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー』
『ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー』
『ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー』

最後に披露されたのはお待ちかねの新曲、「フレンド・ライク・ミー」(『アラジン』より)。待ってましたと言わんばかりに、様々な金管楽器が登場する。誰もがワクワクするメロディーとパフォーマンスに、会場が盛り上がること必至である。
『ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー』
『ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー』
『ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー』
この曲では東京公演初日の1回に限り、スペシャルサポーターである武田真治がゲスト出演した。武田は『ブラスト!』メンバーのセンターに立つと、惜しみなくサックスソロを披露。アレンジたっぷりのその演奏は、武田が自身で考案したものだというから驚きだ。この1回の出演ではもったいないと思わせる程の、堂々としたパフォーマンスだった。プレスコール終了後には、舞台上で武田と石川がガッシリと握手を交わすシーンも見られた。

『ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー』
『ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー』

囲み取材では、『ブラスト!』のキャストを代表して日本人ソリスト・パーカッショニストの石川直、スペシャルサポーターの武田真治と小島瑠璃子の3名が登壇した。
左から石川直、武田真治、小島瑠璃子
先程のプレスコールでサックスを演奏した武田は、「新しい劇場はとても演奏しやすいですし、洗練された映像の中で、ただただ贅沢な時間を過ごさせていただきました」と興奮冷めやらぬ様子で語った。すると一緒に舞台上で演奏を共にした石川は「『ブラスト!』メンバーも武田さんのこと『うまい!』と言っていました。さすがです」と武田のサックス演奏を絶賛。すかさず武田は「嬉しいです!」と喜びつつも「いやあ、そういうのはもうちょっと声を大にして言っていただくようにメンバーの皆さんに伝えていただけますか?」「本番でお客さんが入って最高潮に盛り上がったら、腕立て伏せをしてしまうかも」と返しその場を沸かせた。

武田真治

腕の筋肉が強調される衣装について指摘された武田「服をしっかり着込んだ私になんの価値があるんですか」
客席の盛り上がりについて話題が移ると、武田は「僕、初日の山形公演を観たんですけど、すごかったんですよお客さんが。めちゃめちゃ盛り上がるんです。拍手で演奏が止まるんじゃないかというくらい」と驚きを顕にした。千葉公演を観たという小島も「お客さんたち皆がオープンになって、どんどん日本人離れしたお客さんへと変わっていくんです!」と観客の熱狂ぶりを語った。
小島瑠璃子
『ブラスト!』の日本ツアーを2003年から牽引し続けてきた石川は、「『ブラスト!』ならではの、お客様と僕らで一緒に楽しんでいく作りになっているので、最後はホームパーティーのように皆楽しくなっちゃうんです。今年の反応はさらにいいですね。キャストが客席に入っていくといったお客様との交流タイムが増えた分、密になった感じがします」と、自身にとっては最後となる『ブラスト!』日本ツアーに手応えを感じている様子だ。
石川直
本公演をどんな人に観てもらいたいかという質問に対して、石川は「誰にでも観てもらいたい」とし、武田は「誰でも楽しめるコンサートって、実はそんなに多くない。ディズニーの名曲は楽曲そのものにドラマがあるので、音楽の広がり方もまた違いますし、年齢も選ばないと思います」とコメント。小島も「楽器特有の心の奥の方が震える感じは、どなたにも響くと思います。ぜひいろんな方に来ていただきたいです」と老若男女問わず観てほしい公演であるとアピールした。
最後に締めのメッセージを求められた武田は、公演名を間違え何度も確認を行い、最終的には公演名『ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー』のコールを小島に託すという小芝居(?)を展開。囲み取材は「ジャパンツアー、まだまだ続きます!ぜひぜひ劇場で楽しんでください!」という武田の一言で締めくくられた。
何度も公演名を確認し合う武田と小島

東京公演は2019年9月1日(日)まで、東急シアターオーブ(渋谷ヒカリエ11階)にて上演される。その後2019年9月16日(月・祝)の福岡公演まで、全32会場59公演のツアーが続く予定だ。一人でも多くの方に、この心躍る最高のエンターテインメントを楽しんでもらいたい。
『ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー』
取材・文・撮影=松村蘭(らんねえ)

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